もつれにもつれる外国人枠争い

オープン戦 ヤクルト3-2巨人

昨日敗れた巨人に今日はしっかり勝利することが出来た。開幕カードの相手に連敗すると嫌なイメージが残ってしまうので今日勝てたことは意味があると思う。今日の試合では、外国人枠争いを繰り広げている5選手が全員出場した。その結果外国人枠争いがもつれにもつれている。
先発したロマンは、5回を被安打2与四球2の無失点。前回の阪神戦に続き、セリーグのライバルチーム相手に無失点の好投を見せてくれた。キャンプ前にロマンが1軍に残るには、オープン戦で圧倒的な成績を残さなければならないという主旨のことを書いたのだが、現在防御率は0.82ということでまさしく圧倒的な数字を残している。これだけの成績を残せば開幕ローテは当確と言いたいのだが、ここに来てライバルと思われたバレンティンが一気に調子を上げてきた。練習試合、オープン戦序盤は怪我もあり絶不調だったが、先週あたりからヒットが出始めると今日は、巨人の新外国人投手マシソンから2打席連続ホームランを放ちチームの全得点となる3打点を叩きだした。バレンティンのホームランは、ヤクルトの得点パターンの1つである。波が激しい選手ではあるのだが、小川監督も言っているようにこの選手がいるといないとでは打線の威圧感が違ってくる。チームにとってバレンティンは貴重な存在である。このまま行けば1軍に残れそうである。
そうなるとやはりロマンが1軍に残るのは難しいのだろうか?今日の試合で厳しい立場に追い込まれたのは、先日実戦登板を果たしたばかりのイム・チャンヨンである。先日の日本ハム戦では、主力打者相手に2三振を含む無失点と結果を残したのだが、今日は、巨人の主力打者につかまってしまい1回を被安打3の2失点という結果だった。怪我もあり、開幕が危ぶまれていた中で何とか実戦復帰を果たしたのだが、この結果はクローザーとしては厳しいか。小川監督はどのような判断を下すのだろうか?
3番手のバーネットは1回を被安打1の無失点と今日も結果を残した。今の所外国人枠争いで頭一つ抜け出しているのはこのバーネットだろう。それでも少しでも不安定な部分が出てくると1軍の座が危うくなるだろう。それ程激しい外国人枠争いとなってきた。
4番手松岡、5番手阿部も今日も無失点に抑え、結果を残し続けている。シーズンもこの調子で行ってもらいたい。
打線ではミレッジが4打数ノーヒットと今日は結果が残せなかった。3割以上の打率を残しているが、ここの所守備でのミスも目立っているため、こちらもまだ当確とはいかなそうだ。気が抜けない戦いが続きそうだ。
日本人選手では、田中と宮本が2安打と開幕前に調子を上げてきている。2人とも打撃でもチームに貢献することが求められるだけに開幕戦でも同様の活躍を期待したい。
心配なのは遊撃手争いである。今日は、森岡がなんと3失策と守備で大きくやらかしてしまった。森岡は、守備範囲はそんなに広くない選手である。堅実さが求められるだけに今日の結果はいただけない。山田も守備のミスが目立っているが、森岡と山田では立場が違う。森岡にはレギュラーを獲れなかったとしても様々な場面での起用が考えられる選手である。守備固めでの起用もある選手なのでシーズン中はこのようなことがないようにしてもらいたい。

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