バレ2発、山田1発も空砲。決死の継投も実らず。

ヤクルト3-5DeNA

ついに連敗が13にまで伸びてしまった。バレンティン、山田のソロホームラン(バレンティンは2発)で3点を奪い、何とか逃げ切りを図りたかったが、リリーフ陣が踏ん張り切れなかった。苦しい毎日が続く。
今日も時間がないので短めに。

自身も7連敗中の石川は、今日も特段悪い内容ではなかったのだが、5回被安打5(被本塁打1)与四死球2の2失点で降板となってしまった。球数もまだ71球ということだったのだが、チームがリードされていた事もあり、6回の打席で代打を送られてしまった。個人的にはもう1イニングは石川に任せても良いのかな?と感じる部分もあったのだが、これが12連敗中のチームの采配なのだと思う。打てる手を打てるだけ打ってとにかく連敗を止めに行ったのだが、勝利には繋がらなかった。結果論で言えばこの継投も裏目に出てしまった。
今日は2回に宮崎に同点ソロホームランを浴びてしまったのだが、前回の広島戦で鈴木に浴びたホームラン同様インコースの厳しいコースをレフトスタンド中段まで運ばれてしまった。この辺りが若干気になる。鈴木も宮崎も一流のバッターなため、打った2人を誉めるべきボールなのかもしれないが、石川のコントロールのズレ、もしくはボールの威力の衰えがあるのだろうか?

リリーフ陣は6回から石山を投入し、7回は松岡と中澤と近藤、8回は近藤とルーキとピンチのたびにこまめに継投したが、この継投も上手くハマらなかった。リードを奪っても逃げ切れないゲームが目立ってきており、ヤクルトファンとしてもリードを奪っても全く安心できない日が続いている。リードを奪われると「あっという間」に試合が終わってしまい、リードを奪うと試合が長く感じる印象である。
今日も同点に追いついた後の6回は石山が何とか無失点で持ちこたえたのだが、7回は松岡がピンチを招くと筒香対策で起用された左の中澤が同点タイムリーを浴びてしまった。こういう場面を抑えなければワンポイントでの起用は効果的ではないため、こういった起用法も考え直さなければならないと感じる。
その後のピンチは近藤がロペス、宮崎と怖い2人を抑え、何とか勝ち越し点は許さなかったのだが、8回に回跨ぎで起用された近藤が2アウト1,2塁のピンチを招くとヤクルトベンチはここでクローザーに配置転換することが報道されているルーキを投入する。これも12連敗中だからこその継投だと思うのだが、ルーキは桑原に決勝点となる2点タイムリースリーベースを浴びてしまい、万事休すとなってしまった。
後先は考えず、ピンチになったらその場面に応じて手を打つという采配だったのだが、起用された投手が思うように結果を残す事が出来なかった。秋吉を欠き、小川のリリーフ転向も失敗に終わってしまった中で明らかにリリーフ陣の頭数が足りないのだが、それでもリードを許す展開となるとまずまずの投球を続けていた石川を5回で降ろさなければならなくなる状況が苦しい。チーム状況と石川の状況を考えればやむを得ない継投だったのかもしれないが、個人的にはもう少し石川を信用しても良かったのかな?と感じる。

DeNA打線は厚みがあり、バランスも良く、今のヤクルト投手陣では抑え込むのは中々難しい。開幕前から脅威に感じていた筒香、梶谷、ロペスという長距離砲に現在首位打者の宮崎、ハッスルプレーのリードオフマン桑原などキャラの立った選手が出てきている。98年のマシンガン打線を彷彿とさせるような日が近い将来訪れるかもしれない。

打線は2回にバレンティンが先制ホームラン、6回に山田が同点ホームラン、7回にバレンティンが勝ち越しホームランといずれもソロホームランなのだが、効果的な場面で一発が飛び出した。バレンティンのホームランはバレンティンらしい、飛距離十分のホームランだったし、山田も多少泳ぎ気味ながらも左中間スタンドまで運んでみせた。ヤクルトのポイントゲッター2人がともにホームランを放ったという意味では良かったのだが、それでも勝利に繋げられないというのが今のヤクルトである。結局ホームラン以外はチャンスらしいチャンスを作ることも出来ず、散発6安打に終わってしまった。バレンティン、山田が合計3本のホームランを放っても逆転負けを喫してしまったことについては、ファンとしても堪えるものがある。

これで13連敗である。ニュースでも取り上げられる機会が増えはじめ、おそらくヤクルトファン以外は、連敗が続く事を心のどこかで期待し始めるようになるのではないだろうか?そうなると球場の雰囲気も普段のゲームとはまた違った雰囲気になりやすく、ヤクルトに今まで以上に向かい風が吹き始める事になりそうである。21日からの阪神との3連戦でなんとか連敗を止めてもらいたい。

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コメント

  1. つばくろまて より:

    ジュリーやすたぁ君が救世主クラスのピッチングしていたに、マジ鯉戦で逆転負け食らってからもう勝てる方法忘れたのかな(涙)
    確かにソロ3本だけの3点じゃ厳しいかもしれない…って言うかこの3連戦で何本ヒット打ったの?打てなすぎだよ(怒)
    いきなり話題変えるし、もう中身もへったくれもない薄っぺらなことだけど、これだけは書きたい!
    今の燕軍団本当に弱い!巷で話題の女性議員なら浦和の赤軍団よりも燕軍団のことボロクソ言うだろう!そして応援しているファンのこともボロクソに言うだろう!
    だけど自分はやっぱり燕軍団が大好きなんだよ(涙)40年近く応援し続けている燕軍団を見捨てること出来るか(怒)
    どんな辛い時も俺たちがここにいるんだ!だから、だから勝ってくれ(怒)

  2. sabo より:

    2試合連続で筒香を抑えた中澤が打たれるとか、、、しっかり外にスライダーを制球できていれば抑えられたと思うんですよね
    ルーキも似たような感じです。いつも通りの投球が出来ていれば抑えられたと。つまり投手陣に関しては実力では負けておらず、プレッシャーに負けたように見えました

    やはり連敗プレッシャーに打ち勝たねば止まりませんね

  3. k より:

    ソロホームランだけで勝てるのならは監督いらないですね。打線に問題はあるのですが代打や打順など、もう少し変化が欲しいんですよね。チャンスで西田は分かるのですが廣岡に掛けてみるとか石川の代打に比屋根ではなく奥村にするとか、せっかく上にいるのに廣岡・奥村の出番が少なすぎるんですよね(AS明けで二軍の試合もなかったので明日からは入れ替えかもしれませんが)
    投手の方は中継ぎ陣は責められないですよね、近藤も大ピンチを抑えてイニング跨ぎなのは可哀想ですし、ルーキも抑えだと思ったら急に8回からですしね。
    風張や土肥を敗戦処理に使うより、今の負けが混んでるここで経験積まさないと来年も使えないんですよね(7回の倉本から松岡ではなく風張でいくべきですね)
    ベンチの首脳陣も姿をみても自信なさげですしね(特に三木ヘッドはどうしたらいいか分からない顔してましたね)
    次は糸井や糸原をケガで勢いが落ちてる阪神なので連敗は止まると思いますが(互いの先発投手の顔ぶれみても割りと五分五分なので)
    最後にお願いしたいのは連敗を止めたいのは分かりますが目先の1勝より2年後3年後の為に若手に切り替えてもらいたいですね(センター山崎でファーストに坂口にしてもらいたい、あと廣岡と奥村もショートで左右で起用とか)

  4. trefoglinefan より:

     これ程酷い継投はなかったです。まるで「どうやったら打たれるか」「どうやったらモチヴェーションの低い状態で投げさせることができるか」といったことを、考えに考え抜いて起用したとでも思いたいくらいの、ワースト継投だったと思います。
     これまで惨々継投を貶してきましたが、この日程酷い継投は見たことがありませんでした。どこがどう酷かったのかは、時間のある時にゆっくりお書き致しますが、1つだけ言っておきます。6回に投げるのは風張で行くべきだった。ここに石山を使ったことが全ての狂いの始まりだということを、言っておきたいと思います。

  5. trefoglinefan より:

     真中監督が6回に石山を登板させた際、いったいどういう継投を考えていたのか、まずそこがさっぱり分かりません。石山を2回投げさせるつもりだったのでしょうか。石山、近藤、ルーキの3人で4回投げさせるつもりだったのでしょうか。どちらにせよあり得ないことだと思います。
     まず6回に石山が登板した時点では同点なのです。まだ6回で勝ちパターンを出すところではありません。例え首尾よく9回までつないだとしても、延長があるのですから。4番から始まるとは言え、風張に2回くらい投げて貰って、長期戦に切り換えるところです。味方の打順からしても、勝ち越さない限り7回に風張にまで打順が回らないところです。また勝ち越せば7回から石山でつなげます。
     近藤の火消しから回跨ぎ、絶対にやってはいけないこと。前にも同じ失敗をさせて、何をやっているのかと思います。これこそ禁じ手の極み。まるで打たれる為に8回に近藤を送り出したようなものです。
     坂口を下げる考えがあるなら、8回頭から風張でいくべき。同点なのですから。
     たまたま8回打たれて試合が終わりましたが、もしルーキが抑えていても、残りの投手力からして絶望的な延長戦が待ち受けているのが目に見えていたのです。
     横浜の試合だったから9回投げなくて済んだのが救い、とでも言うべき酷い投手起用だったと思います。逆に神宮の方が敗戦処理に経験を積ませることができて良かったのでしょうか。本当に負けて何も残らない、使いものにならない投手を増やしただけの試合にしてしまいました。

  6. FIYS より:

    > つばくろまてさんへ

    応援しましょう。私も約30年応援していますが、連敗中だからこそ熱く応援するつもりでいますよ。

  7. FIYS より:

    > saboさんへ

    連敗中のプレッシャーというものも中々厳しいものがありますね。チーム全体が負の連鎖に陥ってしまっていますね。

  8. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。厳しい日々が続きますね。先を見据えつつ、しかし目先の1勝にこだわってもらいたい気持ちもあります。首脳陣も自信を失っているというのはあるかもしれませんね。

  9. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    投手のモチベーションという部分に関しては、選手、首脳陣の間でしか分からない部分もあるかと思うためコメントは控えますが、継投が裏目に出たのは確かですね。 

  10. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    確かに「明日なき戦い」というような決死の継投になっていますね。それすらも裏目に出てしまうのが苦しいところですね。 

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