真中監督最後のゲームも勝利はプレゼントできず

2017試合結果

ヤクルト6-10巨人

今シーズン限りでの退任を発表していた真中監督最後のゲームとなったのだが、勝利で終えることは出来なかった。今シーズンは45勝96敗2引き分けの借金51で最下位という数字が残った。私がヤクルトを応援し始めてから約30年が経つのだが、ここまで負けたのは初めてである。真中監督にとっても非常に苦しいシーズンとなってしまった。

投手陣は、先発のギルメットが初回に坂本に2ランを浴びると2回には宇佐美にソロホームランを浴びてしまい、4回3失点で降板となってしまった。最終戦で先発起用されたということはおそらく来季も残留すると思うのだが、先発、リリーフともに担う事が出来る第5の外国人としては貴重な存在になり得るかもしれない。個人的にはリリーフタイプだと踏んでいるのだが、どうだろうか?

リリーフ陣は、石山ー山本ー松岡ー近藤ー秋吉と最終戦の勝利を目指して、惜しむ事なく継ぎ込んだのだが、山本、松岡が3点のリードを吐き出してしまい、最後は秋吉が山本に決勝満塁ホームランを浴びて力尽きてしまった。
近藤のガッツポーズが示していたように、選手全員で最終戦の勝利を目指して戦っているということは感じることが出来たのだが、気持ちだけで勝利できるほどプロの世界は甘くないという事なのだろう。若手を多く起用した巨人に15安打を浴びて10失点ということで最後まで実力不足を露呈する格好となってしまった。

打線は、雄平が6月以来の復帰となり、4番ライトでフル出場を果たしてみせた。最後の最後でようやく戻ってきたのだが、雄平もおそらく真中監督の最終ゲームだからこそゲームに出場したのではないだろうか?今シーズンの怪我で離脱してしまった期間を今後の野球人生に活かして行ってもらいたい。
他には特段書きたいことはないのだが、今日も廣岡が2安打と気を吐いてみせた。徐々にコンタクト率を高めていければ1軍定着もそう遠くはなさそうである。楽しみな選手である。

ちなみに巨人も多くの若手を起用してきたのだが、個人的には中川、戸根が気になった。中川は少しアーム式にも感じるフォームなのだが、キレのあるボールを投げ込んでおり、来シーズン以降先発としてもリリーフとしても面白い存在になりそうだと感じた。戸根も今シーズンは1軍での登板数は激減したようなのだが、左バッターのインコースにシュートを投げ込む事が出来ており、このボールが活きてくれば1軍での働き場所はありそうである。4位に沈んだチームとは思えない投手陣の層の厚さである。

その他では、巨人の相川が今日のゲームで引退となった。ヤクルトをチーム初のCSに導いた時のヤクルトの正捕手である。横浜ーヤクルトー巨人とセリーグ球団を渡り歩いたのだが、打てる捕手として貴重な役目を果たしてくれた。23年間のプロ野球人生本当にお疲れ様でした。

P.S 今シーズンも何とか143試合ブログの更新を行う事が出来ました。仕事、家事、育児もあるため更新が滞りかけたのですが、何とか気力とこだわりで継続する事が出来ました。まともに試合を見れていないため、これまでと比べても非常に中身の薄い記事ばかりになってしまいましたが、読者の皆様には感謝しております。シーズン前は143試合の更新は無理だと感じていたため、カテゴリもこれまでの「試合結果」というカテゴリではなく「2017シーズン」というカテゴリにしておいたのですが、143試合更新が出来たため、カテゴリ名の変更を行いたいと思います。
球団のシーズン最多敗戦記録を更新するというヤクルトファンにとっては、非常に厳しいシーズンになったのですが、ブログを継続できてホッとしています。おそらく読者のヤクルトファンの皆様も苦しいシーズンだったと思うのですが、1年間応援お疲れ様でした。来シーズン以降も一緒に応援していきましょう。

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コメント

  1. つばくろまて より:

    せっかく逆転したのに…マジで勝って貰いたかった…しかも兎さんは最近勝てていなかったんだから今日は勝てるだろうと思ったんだけどね(涙)
    真中監督…今年は誰が監督やっても最下位だと思う。でも正直選手起用については素人の私から見ても解せないところは多かった。本音言うと今年は45回よりもう少し多く「勝ったぜ!いぇ~い♪」と叫べるはずだったのに(涙)
    まあ、過ぎ去ったことグダグダ言っても何にもならないし…またいつかは燕のユニフォーム着て戻って欲しいです。(出来れば打撃コーチで)
    三年間お疲れ様でした。最後に一昨年、燕軍団を優勝に導いてくれたことは感謝しています。ありがとうございました。

  2. 井野ファン より:

    相川が古巣ヤクルトの本拠地の神宮で引退試合を迎えられて幸せだったと思います。ヤクルトファンからも大きな声援がありましたし。

    昔の川崎健次郎の引退試合を思い出します。

  3. k より:

    まずは今シーズンも全試合の記事更新、本当にお疲れ様でした。
    私もこちらのブログに反応させてもらってから4年くらい経ちますが、今年は過去にないくらい負け続けたシーズンでポジティブな要素もなく同じような負け方で試合の内容も悪く書くこと自体も難しかっただろうと察していたので、それでも続けられたのは頭が下がります。
    試合の方は最終戦ということもあり盛り上がりましたが内容は相変わらずで若手中心の巨人に抑えの秋吉が満塁ホームラン(前も若手中心の中日戦でもルーキが3ラン浴びましたが)と今年を象徴する結果でしたね(秋吉は球威が落ちて真っ直ぐのコントロールが制御出来ず来年復活するか疑問)
    真中監督の退任セレモニーもありファンや選手は感謝してましたが、厳しいようですがこのチーム状態が相当マズイ状況なのを分かってる人が何人いるか不安になりましたね。この試合もヤクルトの出てくる投手は一軍メンバーなのに10失点(巨人の打者も二軍が半分)、巨人は二軍中心の若手投手ばかりなのにエラー含めて6点しか取れないようでは来年もメンバー戻っても断トツ最下位ですね(年齢も30オーバーばかりなので怪我人は減らないでしょうし)
    課題は山積みで選手個々の力も上げないといけないし、頭で野球する準備と状況判断、そしてチーム一丸となって勝てる野球観を共有しないといけないと改めて思いましたね(首脳陣を変えて選手の意識が劇的に変わればいいのですが)。
    Fiysさん的に今年の総括とドラフト含めた来年の予測もされると思いますが、どのような意見をお持ちなのか時間があればお聞かせさせて頂ければと思ってます。
    本当に厳しい1年ご苦労様でした。

  4. FIYS より:

    > つばくろまてさんへ

    真中監督は、とりあえずお疲れ様という言葉をかけたいですね。

    またいつか戻ってきてもらいたいですね。

  5. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    相川からすると幸せな引退試合でしたかね。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    毎試合コメントを頂き、本当にありがとうございます。今シーズンはこれまでのシーズンと比べてもテレビ観戦する時間がなく、中身の薄い内容になってしまいました。でも全試合更新に関しては自分でもよく頑張れたと思っています(笑)。
    いつもコメントを頂くのにまともなコメント返しが出来ずに申し訳ありません。

    今シーズンの総括は出来るか分かりませんがドラフトに関する記事は随時書いていくつもりです。

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