想定内過ぎる負け試合。面白くない。

ヤクルト1-10広島

今日のヤクルトの先発は前回のリリーフ登板で1アウトも取れずに6点を失ってしまった高卒2年目の梅野ということで戦前からかなり厳しいゲームになることが予想されていたのだが、その通りのゲームとなってしまった。梅野が序盤から広島打線に掴まり、1回1/3でKOされてしまった。タイトルに「想定内過ぎる負け試合。」という言葉を使わせてもらったのだが、10回に1回くらいの確率で若武者が王者を苦しめるというシチュエーションに持ち込める可能性もあるのかな?ということも頭の片隅にあったことは確かである。もしそのような展開になればヤクルトファンとしては盛り上がれるのだが、そうはならなかった。多くの子ども観戦しているであろう「こどもの日」にこういったゲームを披露してしまったということは少し残念である。

先発の梅野は、前回登板時にも同じことを書いたのだが、投手経験自体短い割には本当に良いストレートを持っていると思う。しかし制球力、変化球の制度、セットポジションの不安定さなど、様々な課題が山積みとなっている投手であり、この時期に1軍のゲームで登板するだけの力がある投手だとは思わない。
今日も広島打線の前にほぼ成す術がなかったと言って良いような投球内容となってしまった。ボール自体には魅力を感じる投手であるため高卒2年目ということを考えると将来的には楽しみな素材だと感じるが、まだ総合的に投手になりきれていない印象である。チーム事情が厳しいことは重々承知しているつもりではあるのだが、もう少し2軍できっちり鍛えることは出来ないだろうか?1軍のゲームに使いながら育てるにはまだまだ完成度が不足している。梅野自身にとっても1軍での経験が逆にマイナスに働いてしまわないか心配である。

野手陣も何とか大瀬良に喰らい付いてもらいたかったのだが、山田哲のソロホームランによる1点に抑え込まれてしまった。序盤から大差が付いてしまい追いかけづらい展開にあったことは間違いないのだが、それにしても大瀬良にあっさり完投を許してしまった印象である。このゲームで試合の流れを変える場面があったとすれば、3回裏の攻撃だったと思うのだが、1アウト2塁で上田がライト前にヒットを放ち、山田哲がホームを狙い、刺されてしまった。広島が極端な前進守備を敷いていたわけでもなく、ライト鈴木も多少センター寄りに移動して捕球していただけにホームを狙うのも分からなくはないのだが、すでに5点差がついている場面であり、次打者がバレンティンということを考えると河田コーチがストップをかけても良かった場面ではなかったかな?と感じたのは確かである。鈴木の強肩と送球精度を誉めるべきなのかもしれないが、少しもったいないプレーに感じた。

今日があまりにも想定内のゲームになってしまっただけに本当に昨日ゲームを取ることが出来て良かったと感じる。

P.S 今日は初回に青木が左膝に死球を受け、そのままベンチに退く場面があった。今シーズンの青木は本当に執拗にインコースを攻められている印象である。明日以降のゲームに出場できるのか気になるところである。
そして青木に代わって出場したのは上田だった。私はこのブログを書き始めた頃から数年に渡ってこの上田に大きな期待を寄せていた。ポスト青木としてすぐにでも穴を埋めてくれる存在になると信じていた。しかしそうなることはなく、いつの間にか7年の年月が経過してしまっていた。青木はすぐに復帰できるのかもしれないが、もし欠場するのであれば、上田に期待したい気持ちはある。もう6,7年前のように「青木のようなスターになってほしい。」という気持ちはないのだが、中堅らしく破綻のないプレーを見せてもらいたいと願っている。

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    「せっかくのGWに、一生懸命チケットを取って球場に足を運んだお子様、親御さんが可哀想」まさに同じ事を思ってました。今日がビジターならお相手のお子様に喜んで貰えそうなので、ちょびっと意味はありますが、ホームで見せる試合では無いですよね。首脳陣は今日、全員頭を丸めてから出社するべきです。

    そして川端ファンの私ですが、もう限界かなぁっと思います。大引と川端を1軍に置いておく意味がわかりません。戸田でコンスタントに打席を用意し、オールスター明けの復帰に備えて準備をするべきだと思います。

  2. sabo より:

    何故先発が梅野だったんでしょう?2軍でも防御率悪いし、リリーフしたときにワンアウトもとれなかったのに。
    ハフか山中残しておけば良かったのに。もしくは高橋の方が良かったのではないか?
    もっとも小川の調整が遅れてるのが効いているわけですが。

    上田、荒木とここでアピールしてもらいたいですね
    気づけばいつも投げてる松岡中澤ですけど、抑えて流石だな、と感心したと思ったら打たれるんですよね。好きな選手ですけどなかなか思い通りにはいかないものです

    今年は一番感心するのはバレンティンですね。驚くようなエラーがありましたが、イライラすることなく落ち着いて且つやる気あるプレーが出来ています
    経験も豊富だし本塁打王いけるかも

  3. 井野ファン より:

    青木は負傷、チーム大敗しましたが、ここからどうするかですね。
    そういえばヤクルトはイケメン総選挙というイベントやってますね。山田がトップみたいですが。
    ここだけの話ですが、山田は私が飼ってる愛犬のパピヨン犬みたいな顔しています(笑)

  4. k より:

    しばらくは梅野は二軍でしょうけど、そろそろ先発かリリーフなのか本人と話し合ってハッキリ方向性を決めて上げてもいいですね。先発もリリーフも一軍で経験できたのですが課題はアバウトなコントロールなので見た限りはリリーフで球威で抑え込む方が合ってるかなと感じますね。
    試合の方は2回裏の無死12塁での広岡なのですが、おそらく進塁打の指示は出ていたと思いますが広岡が逆方向に打ってるのをあまり見ないので確率考えたら、まだ二回なので犠打で中村勝負でも良かったかなと(前日はセーフティスクイズ決めてるので相手はそっちの方が嫌だったかなと)ここで一点でも取っていれば3回の山田を無理してホームに突っ込せることはなかったのかなと・・・・・結局は終盤接戦に持ち込んでも投手が悪いので少しずつ点を取っていくという選択はなく一か八かみたいな野球しか出来ないのでしょうね(それと大瀬良からデビューから1度も勝ってないのをチームは分かってるのかも疑問で、もう少し対策しないと)。
    あと青木が内角攻めにあって死球が多いせいか逆に山田へのマークが緩くなってるんですよね青木の加入はこういう意味では大きかったかもしれませんね。
    山田・バレンティン・坂口と打撃部門(本塁打トップ・盗塁トップ・打点トップ・打率2位)で好調なので、この3人を並べたら面白いかなと、メジャーでは2番最強でジャッジやトラウトが打ってますが山田2番とかどうですかね?1番青木・3番坂口・4番バレンティンなんて夢がありそうなんですよね、ケガ人の投手が戻ってこないことには勝てないので少しでもファンを楽しませて欲しいですかね。

  5. FIYS より:

    > JEF九郎さんへ

    「こどもの日」のゲームって何か特別感がありますよね。残念なゲームになってしまいましたね。

    大引、川端は今日は大事な場面でいい仕事をしてくれましたね!これだから野球は面白いですよね!

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    戦力的にはどう見ても厳しいですからね…

    バレンティンは波がありますが、集中して打席に入れる場面が増えていますかね?

  7. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    イケメン総選挙は今のタイミングでやるのはどうなんでしょうね?過去には城、五十嵐、高津などが女性人気が高かったですかね?助っ人外国人だとリグス、バーネット、グライシンガー辺りがイケメンでしたかね?それこそ井野もイケメンですよね。

  8. FIYS より:

    > kさんへ

    梅野の起用法については、2軍でもうすこし鍛えてから決めて行けば良いかな?と個人的には考えています。リリーフ適性もありそうですよね。

    山田、バレンティン、坂口の並べ方と言うのは現段階でのオーダーのポイントとなるかもしれませんね。

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