ハッスル!ブキャナン!

ヤクルト9-1中日

ここの所疲れが溜まってきているのかな?という印象だったブキャナンが投げて打って走ってとハッスルプレーを披露し、チームを大勝に導いてみせた。私はそんなブキャナンのハッスルプレーが大好きだ。

中5日での登板が続くなど厳しい台所事情を支えてきてくれたブキャナンは、ここの所細かい制球に苦しみ、常にランナーを許す厳しいゲームが続いていた。しかし今日は打者の内外角にボールを散らし、中日打線を抑え込んでいった。最終的には9回で121球を投げ、被安打5与四死球2の1失点で完投勝利を飾ってみせた。完封を逃してしまったのは残念だったが、神宮6連戦の初戦にリリーフ陣を休ませられた意味は大きい。今日の試合前に小川が登録抹消となったため、揃ってきた先発投手の駒がまた不足してくる事が懸念される。そんなチーム状況の中でこれだけの投球を披露出来るのはエースに相応しい。ボールに力が戻っており、右打者に対しても左打者に対してもインコースを効果的に使っていた印象である。
そしてブキャナンは投げるだけでなく、打撃でもタイムリー2ベースを含む2安打と結果を残し、走塁でも全力プレーを見せてくれた。勢い余ってサードコーチャーに接触してしまうというアクシデントもあったのだが、これだけ全力でプレーしてくれると清々しい気持ちになれる。ブキャナンの気迫はチームメイトの奮起をも促したように感じる。

打線は日曜の巨人戦同様1番に西浦、3番に山田哲と配置してきた。今日はその2人がしっかり結果を残して、チームの勝利に貢献してみせた。西浦は3打数3安打(1ホームラン)3打点2四球と1番打者としての役割を十二分に果たし、交流戦後不調が続いていた山田もホームランを含む2安打としっかり結果を残して見せた。
西浦に関しては、このまま1番に定着してくれるのであれば願ったり叶ったりである。先日の記事にも記した通り、1番に西浦、3番に山田哲と配置できれば不思議な事に打線の厚みが増すように感じる。今日はバレンティン、畠山という大砲2枚がノーヒットとブレーキになってしまったのだが、西浦、青木、坂口が猛打賞、山田哲、川端、ブキャナンがマルチヒットと結果を残す中で、15安打9得点と打線が繋がった。ブキャナンのハッスルプレーも大量得点に繋がった1つの要因なのだが、今日は青木、西浦、山田のホームランがいずれも素晴らしいホームランだった。青木、西浦は、小笠原のインコースのストレートを見事に捌いてスタンドまで運んで見せた。青木のインコース低目のボールも西浦のインコース高目のボールもコース自体は決して簡単なコースではなかったと思うのだが、見事な技術でスタンドまで運んでみせた。
山田哲に関しても、試合の大勢が決している場面ではあったのだが、そういう場面でしっかり数字を稼ぐ事も大切な事である。今日のホームラン含む2安打でスランプを脱する事が出来ただろうか?

神宮6連戦の初戦は見事な快勝となった。このまま勝利を積み重ねていってもらいたい。

P.S 小川の抹消は気になりますね。今日突然抹消になった印象であり、何らかのアクシデント、トラブルが起こったという事で間違いないだろう。どのようなアクシデントで復帰までにどの程度掛かるのか気になるところである。ブキャナン、小川の2枚看板が成立し掛けた中での小川の抹消はチームにとっては痛手である。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. ひろ より:

    いつもスワローズ愛に溢れるこのブログを読ませて頂いております。

    決して選手を批判せず、前向き発言の多いこのブログが好きです。

    これからも頑張ってブログを続けて下さいね。

    僕は、40代のファン歴17年です。

  2. k より:

    ブキャナンは中6日だと球威もスタミナも万全ですよね、なので夏場は中6日で固定させてエース・ブキャナンで確実に勝つ選択をした方がいいかなと(火曜日からの六連戦で中継ぎ使うのはキツくなりますしね)。
    打つ方は西浦・青木・山田のホームランが出ましたが、ここにきて西浦がショーとのポジション取って課題のセンターラインも固定できてるのは大きいですね。
    西浦は打撃フォームを試行錯誤して苦労して今の形なので数字を残して欲しいですね。あと山田は初回の無死12塁で進塁打は打って欲しいですね、暑くなってホームランも出たので少しは状態が上がってきたと思いますが打率を3割に乗せないと怖さはあまりないかなと(今の状態なら川端3番の方が機能しそうに感じてしまいますね)。
    それと坂口が7番にいると下位からもチャンス作れますし打線の抜け目がなくなるので打順も固定できて個人的には気に入ってますね。
    次は先発調整してのカラシティーですがブキャナンの活躍も刺激になってるので期待は持てると思いますね、特に左は抑えると思うのでビシエド・福田の右がカギですね。相手は初先発の藤嶋ですが、いきなり神宮のマウンドは投げやすくはないと思いますし前回の西武は何でも振りにいきますがヤクルトは四球が多いチームなのでストライクボールの見極めが出来れば序盤の攻略は可能かなと(山田・バレンティンがボール球を我慢できるかですかね)
    最後に小川の抹消は手術明けの休養で9連戦どこかで先発との報道でしたが心配になりますよね(小川の長期離脱は大げさにいったら終戦を意味するくらいのことですからね)
    日曜日の先発が気になりますね、山中・高橋圭あたりですかね。

  3. sabo より:

    ブキャナン素晴らしいですね!投球はもちろんのことですが、精神的な部分が本当に素晴らしい。闘志と冷静さを兼ね備えるエースです。
    まずあの内野安打を産んだ全力疾走ですよね。投手でも攻撃陣の一人として、というより勝利のためのプレーといいましょうか。相手は油断してたから内野安打になったと思うんですけどやっぱり投手だからって走らなくて良いなんて甘えた考えはいけません
    第2打席の火の出るようなツーベースも良かったし、オーバーランしてサードコーチャーにタッチしてしまうミスを犯したあと審判に確認後さっさとベンチに帰った冷静さも良かったです(笑

    そして西浦青木山田と3ホーマーでて最高のゲームでした。
    前から西浦は好不調の波の大きい選手でしたけど今回は一皮むけた感じしますね。スイングスピードが上がった気がするし。
    そして一番西浦二番青木の並びはかなり良いように思います
    これまでヤクルトがチーム打率の割に残塁の多かったのはクリーンナップ以外の打者の本塁打が少ないことだと思ってましたが今年は西浦青木は二桁本塁打いけそうです。クリーンナップの前にランナーを出すと相手投手に外中心に攻められますけどクリーンナップの前なら内角も増えますからね。かなり得点増えそうです
    あとは山田のホームランが復活の兆しだと良いです

  4. FIYS より:

    > ひろさんへ

    ありがとうございます。他のブロガーさんに比べて情報量が少ない中でのブログとなっており、ズレを感じる事も多いかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    小川の抹消は気になります。予定通りとの報道もありますが、それならば普通月曜に抹消しますよね。何らかの違和感などがあるのではないかと疑ってしまいます。何事もないに越したことはないのですが…

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    私もブキャナンの心は熱く頭は冷静にゲームを進められる部分を買っています。

    西浦、青木の1,2番コンビは連日機能しましたね。

タイトルとURLをコピーしました