ルーキー野村相手に完敗

ヤクルト0-3広島

今日は広島野村が素晴らしかった。特に書くことはないのだが、とりあえずノーヒットノーランを防げて良かったという内容だったと思う。

ヤクルトの先発ロマンは、6回3失点と今日もそれなりの投球をした。それでも相手が好投手の野村ということを考えると初回にあっさり失点してしまったのは残念だった。6回のニックのホームランはコントロールミスをしたわけではなく仕方ない部分もあるが、試合を決定づける一発となってしまった。ロマンが登板した日はことごとく打線が沈黙してしまっているためかわいそうな部分もある。次回の登板も広島戦が予想されるが、今度こそ打線の奮起を待ちたい。

今日の打線は野村に完璧に封じられた。唯一のチャンスは7回、1アウト1塁からミレッジがチーム初ヒットを放ち、1アウト1,3塁とした場面である。ここで昨日の試合逆転ホームランを放った4番バレンティンを迎える。昨日の再現を期待したのだが、結果はピッチャーゴロのダブルプレー。これで完全に勝負あり。結局野村の前に8回1安打と抑え込まれてしまった。9回はサファテから代打武内がヒットを放ったが、飯原がセカンドフライ、田中浩がピッチャーゴロダブルプレーに倒れゲームセット。打撃陣は手も足も出なかった。

今日はこの野村について触れてみたい。以前ブログで即戦力ルーキー予想のセリーグ部門第1位に名前を挙げさせてもらった。それほどまでに完成度の高い投手である。広陵高校時代から投手として高い総合力を持っており、試合を作れる投手だった。明大進学後も六大学でしっかり結果を残し、ドラフト1位で広島に入団した投手だ。高校時代から完成度の高い投球を見せていたのだが、身長が177㎝とプロでやっていくには少し低いかなと感じていた。また完成度が高い分そんなに伸びしろはないのかなと思っていたのだが、好選手揃いの六大学で圧倒的な成績を残すことにより私の中での見方も変わってきていた投手だった。それでもドラフトでは広島の単独指名ということで藤岡、菅野に比べ評価が低く感じた。それも2人に比べて伸びしろとスケールが小さく感じたからではないだろうか?
それでも即戦力としての評価を高くしたのは、前年度に同じ六大学で戦ってきた早大出身の斉藤佑樹、福井優也がそれなりの結果を残したからである。六大学時代は、斉藤、福井に比べて野村の方が安定感のある投球を見せてくれていた。それならば野村も1年目から活躍する可能性が高いだろうと感じていた。それでもここまでの成績は予想以上である。今日の投球に関しては、ヤクルトの伊勢コーチが「桑田見たいだ。」とコメントを残している。確かに桑田によく似たセンス抜群の右腕である。すでに広島の主力投手となっている。来週もこの野村との対戦が待ち受けている。野村は素晴らしい投手だが、まだルーキーである。同じようなやられ方をしてはならない。次回はヤクルト打線もしっかり修正して臨んでほしい。

P.S 明日の広島の先発は前田健、ヤクルトは館山。先制点が試合を大きく左右しそうである。今年の広島先発陣は中々豪華である。

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コメント

  1. パンダ より:

    広島カープは先発投手いいですからね。明日も苦戦しそうですが勝ちたいですねでも中継ぎが休めてよかったです。

  2. FIYS より:

    > パンダさんへ

    こういう時の為に普段阿部を使わないでいるんでしょうね。貴重な戦力です。
    明日も厳しい試合になりそうです。

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