2023年ドラフト即戦力予想(パリーグ編)

ドラフト


今日はパリーグ編である。過去記事は下記リンク先より。
2023年ドラフト即戦力予想 | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

投手

日本ハム2位 金村 尚真 富士大 4試合 2勝1敗0S 25回 防御率1.80

ロッテ1位 菊地 吏玖 専大 1試合 0勝1敗0S 4回 防御率2.25

楽天4位 伊藤 茉央 東農大北海道オホーツク 25試合1勝0敗3H0S 22回 防御率3.27

楽天3位 渡辺 翔太 九州産業大 51試合8勝3敗25H1S 48回2/3 防御率2.40

金村については、コンディション不良がなければ、NPBでもある程度通用することが確認出来た所が収穫ではあるのだが、肩、肘のコンディションがどこまで整ってくるか不明な部分もある。シーズン終盤にしっかり投げれたことをプラスにし、来シーズンの飛躍に期待したい。
菊地は、2軍で実戦経験を重ねたが、ルーキーイヤーは、1軍の戦力になることは出来なかった。おそらく細かい制球が付いてくれば、1軍でも通用するだけのものは持っているはずである。金村同様、来シーズンの飛躍に期待したい。
伊藤は、独特なサイドスローのフォームで春先から登板を重ねたのだが、終盤に息切れしてしまった印象である。「初見殺し」といった印象のある投手だけに来シーズンは勝負の年となりそうである。
渡辺翔は、個人的には、先発を任せられるのではないか?と思っていたのだが、ルーキーイヤーは、夏前からリリーフとして大車輪の活躍を見せた。後半戦にタイトな起用となり、最後はボールのキレが落ちたように感じたが、チームをあと一歩でCS進出という所まで持っていった立役者の一人ではないだろうか?代名詞となったパームボールも大きな武器となった。

名前を挙げなかった選手の中では、楽天1位の荘司が先発として100イニング以上を投げ、5勝を上げてみせた。まだ決して完成度が高くない投手だと感じていたのだが、その中でこれだけ結果を残したということは、将来が楽しみになる。
ソフトバンク2位の大津はリリーフとして40試合以上に登板し、2勝13Hと結果を残してみせた。細身の身体ではあるのだが、ボールの威力は抜群だった。来季は先発挑戦との話しもあり、楽しみである。
西武4位の青山は、開幕当初はクローザーを任されるなど様々な場面で登板する機会を得てみせた。リリーフと先発どちらが適性があるのか、来シーズン以降探っていくことになるのではないだろうか?

野手

日本ハム3位 加藤 豪将 メッツ傘下3Aシラキュース 62試合 200打数42安打6本塁打16打点 3     
                          盗塁 打率.210

日本ハム1位 矢澤 宏太 日体大 37試合 96打数17安打1本塁打4打点 2盗塁 打率.177

加藤に関しては怪我での出遅れが痛かったのではないだろうか?ユーティリティープレーヤーとしてそこそこの数字は残したのだが、本人的にはまだまだ物足りないだろう。打率を中心に打撃面の数字をもっと高めたい所だろう。
矢澤は投手と野手との二刀流にチャレンジしたのだが、どちらも爆発的に活躍するということは出来なかった。個人的には身体能力の高さとパンチ力のある打撃を活かして野手一本に絞っても面白いかな?と思っているが、今後はどういう成長曲線を描いてくれるだろうか?まだまだ粗削りだが、投打ともに華やかさを感じさせてくれる選手である。

名前を挙げなかった選手の中では西武1位の蛭間が後半戦は、1軍投手のボールにアジャストしてきたと感じたし、ロッテ2位の友杉、日本ハム5位の奈良間、西武6位の児玉は、内野手として自らの特徴を出してみせた。またオリックスの茶野は、育成ドラフト4位指名ながら、チームのリーグ2連覇に貢献してみせた。今後もチームに欠かせない存在に成長していってもらいたい。

新人王は、オリックスの高卒2年目山下舜平大が獲得した。今年は1回生で見ることが出来たのだが、スタンドから見ていても迫力のあるボールを投げ込んでいた。ボールの威力、質は超一級品である。しっかり怪我を治して来シーズンも活躍してもらいたい。
パリーグはここのところ、2年目以降の選手が新人王を獲得することが多くなっているが、これは、パリーグの各球団で育成という部分が上手く回っていることを示しているのではないだろうか?個人的にはポジティブに捉えて良いことだと思っている。




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