絵に描いたようなスーパースター!

ヤクルト11x-7広島

山田哲のサヨナラ満塁ホームランで試合を決めてみせた。この一発は山田哲自身にとっての通算200号ホームランとなった。200号のメモリアルアーチをサヨナラ満塁ホームランで飾ってしまう。「スーパースター!」としか言いようがない。
96敗を喫して最下位に沈んだシーズンも鵜久森、荒木のサヨナラ満塁ホームラン、10点差を逆転しての大松のサヨナラホームランと印象に残るゲームがあったのだが、今シーズンも12回裏2アウトから代打で登場した青木が一振りで試合を決めたゲーム→「青木様(生観戦)」、DeNA山崎から村上がサヨナラホームランを放ち、2点差を逆転したゲーム→「勝てる要素などないと思っていた。This is プロ野球!」、そして今日のゲームと再開に沈んでいるとは思えないような劇的な勝ち方をしたゲームが複数ある。最下位に沈んでいるからこそ印象に残るのかもしれないが、こういった勝ち方が出来るのはある意味ヤクルトの特徴なのかもしれない。今シーズンに関しては、戻ってきたヤクルトのスター青木、若きヤクルトのスター村上、そして球界のスーパースター山田哲と10代、20代、30代のヤクルトのスーパースターが見事なサヨナラホームランを放ってくれている。こういうゲームは一ファンとして大いに喜びたいと思う。

今日のゲームは山田哲の前にまずは村上について触れておきたい。ここ数試合全くと言っていい程当たりが止まっていたのだが、今日のゲームでは32本塁打&90打点を達成してみせた。打率は未だに2割2分台と上がってこないのだが、大事な場面でホームランを放てる集中力は大したものである。19歳での32本塁打、90打点は共に10代選手の最多記録になるようである。山田哲があまりにド派手なサヨナラ弾を放ったため霞んでしまったのだが、村上の記録も素晴らしいものである。好不調の波は大きいのだが、突然スランプを脱したかのうようにホームランを放ち、打点を重ねる姿は相当魅力的である。ここまで来たら新人王とは言わず、打撃タイトル三冠の1つである打点王のタイトルを狙ってもらいたい。チーム成績的にも多少個人タイトルを優先しても問題ない状況にあるため狙って獲りに行ってもらいたい。プレッシャーも今まで以上に大きくなると思うのだが、その中で結果を残す事が出来るだろうか?個人的には村上は結果を残せるタイプの選手であるように感じている。最下位に沈んでいるのだが、個人成績で楽しませてくれている村上には感謝の気持ちでいっぱいである。

そして山田哲である。山田哲もコンディション不良もあってかこのところ中々結果が残せず、今日も3打席目までは全くいい所がなかったのだが、ここから2打席連続で2ベースヒットを放って、修正すると最後の最後にサヨナラ満塁ホームランというド派手な一発を放ってみせた。9回の攻撃に関しては、この回からマウンドに上がったフランスアから中村死球、奥村犠打フィルダースチョイス、上田の犠打をフランスアが悪送球と相手のミスで0アウト満塁のチャンスを作ったのだが、とっておきの代打荒木が三振、頼りになる男青木がセカンドフライとサヨナラ機を活かせず、山田哲まで回ってしまう形となってしまった。相手からもらった大きなチャンスを潰してしまっては勝利は大きく遠のくことになってしまうのだが、ここで山田哲がフランスアの投じた153キロのストレートをものの見事に捉えてみせた。コースは甘かったとは言え、この緊迫した場面で150キロを超えるストレートを完璧に捉えてしまうのだからやはり「スーパースター」である。2アウト満塁という場面で打席が回ったこと、150キロ超のストレートを完璧に捉えた事、通算200号をサヨナラ満塁ホームランで決めてしまうこと、全てスーパースター山田哲人がスーパースターたる所以である。

今日は村上と山田哲について触れれば十分である。

P.S 今日は村上、山田哲のホームランの他にもDeNA筒香のサヨナラホームラン、ロッテ田村のサヨナラホームラン、西武中村の自身の満塁ホームラン記録を更新する満塁ホームランなど印象に残るホームランが続出する1日となりましたね。
日本ハム、秋吉についてはあまりに痛いサヨナラ負けとなってしまいましたね。

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    昨日の分を取り戻して、尚お釣りが出るゲーム展開だったみたいですね(笑) 観戦に行った他のファンの方が楽しめる試合を展開してくれたことに感謝ですかね。実はラストスパートで、金曜も会社の巨人ファンと仲良く3塁側で観戦予定なので、引続き好試合を期待してます。しつこいようですが、塩見が観たいです。

  2. k より:

    最下位ですがサヨナラホームランでの勝利が3試合もあるのは、これまた衝撃的なシーズンですね。
    山田のサヨナラ満塁ホームランは完璧な内容でしたね、2015年の絶好調時のような打撃で次の床田に対してもかなり期待できるほどでしたね。200号のスピード達成と盗塁もまた成功ですし、これで来年以降の山田の目標は40-40しかないですね(記録の為にチームも山田の負担軽減を考えて欲しいですね)。
    それと村上は心配無用でしたね、打点90はランナー置いてのホームランが打ててるのは効果的で貢献度は高いですよね。
    これであとはホームランをどこまで伸ばせるかですね。ホームランが打ててない巨人と神宮で残り5試合残してるのがポイントですね、相手の投手次第ですが巨人投手の調子が落ちてるので週末で1本でも打てると36本も見えてきそうですかね。
    気になるのは青木の状態ですね、下半身が粘れてなくてボール球を振ってますよね。今の内容だと青木がNPBでシーズン終了して初の3割切るかもしれませんね?
    少し休ませて塩見が上がってくるので代わりに1番センター塩見を起用して欲しいですね(現在50打席ちょっとしかないので100打席以上チャンスを与えないと可哀相ですかね、西浦のケガの影響もありますが広岡には200打席近く与えてますからね)
    あと小川は今年はもういいかなとカットボールに頼り過ぎでもう少し新人王の時のようにフォークを磨かないとですね。清水や寺島など若手にチャンスを与えて欲しいですかね。

  3. 超匿名 より:

     何の根拠もないですが8回終了時に9回の打順を見て満塁で山田に打順が来る予感がしました。前の打席で安打を打っていたのでサヨナラヒットを期待しましたがホームランとは驚きでした。村上の打点王を阻むのは山田ということもありそうですね。
     塩見が上がってきましたが起用法がどうなりますかね。代打ではなくスタメンで何試合か使って欲しいですね。

  4. タラちゃん より:

    村上が1HR。4打点。
    山田哲人がサヨナラ満塁HR含め、5打点と、
    バレンティン含め、
    HR王、打点王争いすごく楽しみになってきました。

    個人的には雄平と村上の打順を変えてほしいのはありますが、
    最後まで目が離せないです。

    なんかTwitterで、
    昨年の9月4日。
    台風来るていうのに強行した日。
    最後上田のサヨナラHR出た日で、
    昨年も先発が小川。これまた去年は6失点。今年は5失点。
    そういう日になるのかな?

    東京パラリンピックの影響での東京ドーム主催ゲームのドラゴンズ戦が、来年2020年9月4日。
    小川先発させて降板したあとに打撃戦でサヨナラってなったら、面白いけど、ライアンは面白くないでしょうね(笑)。

  5. FIYS より:

    > JEF九郎さんへ

    金曜日のゲームがJEF九郎さんにとって素晴らしいゲームになるよう影ながら祈っています。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    来シーズン以降を見据えた場合にも塩見がモノになるかならないかはチーム作りという面から言っても非常に重要ですからね。何とか結果を残してもらいたいですね。

  7. FIYS より:

    > 超匿名さんへ

    超匿名さんの予感が的中しましたね。素晴らしいサヨナラ満塁ホームランでした。 

  8. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    9月4日ですか。来年は小川に完封してもらいましょう。

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