山田哲人と遊撃手争い

ヤクルト4-7DeNA

今日はヤクルトファン的にはやはり山田哲のことに触れないといけないかなと感じる。もう一つは遊撃手争いである。

山田哲に関しては、まずは盗塁の連続成功記録が38で途切れたことに触れなければならない。しかしこの記録に関しては止まったからといってどうこう言うというレベルの記録ではない。38回連続して盗塁を決めてきたこと自体が素晴らしいし、今日の盗塁に関しても山田哲自身はスタート、加速、スライディングとほぼノーミスだったように感じる。DeNAの伊藤光の送球が完璧だったということだけだろう。今後もあくまでも成功率に拘って盗塁を企図してもらいたい。
打撃では、3回の満塁のチャンスで三振を喫してしまったのが痛かった。上茶谷が気迫のこもった投球を披露したと言ってしまえばそれまでなのだが、ストレートを2回空振りしての三振は山田哲への期待値からすると残念な結果だと感じた。それでもこれで終わらないのが山田哲の凄さである。7回にタイムリー2ベースを放つと9回には山﨑康からホームランを放ってみせた。もちろんゲーム展開から考えると初回の盗塁失敗や3回の満塁のチャンスでの三振は痛かったのだが、それでもゲーム後半にしっかり結果を残す辺りに調子が悪いなりにもある程度の数字でまとめる事が出来る山田哲らしさを感じる事が出来た。

そして今日のゲームでは、スタメンショートでルーキーの吉田が起用された。結果は残せなかったのだが、来シーズン以降ショートのポジション争いは激しいものとなりそうである。本来であれば西浦がレギュラーの座を掴みかけていたというよりはほぼ手中に収めていたのだが、今シーズンは故障の連続でその座を手放してしまった。本来の姿で戻る事が出来るのであれば今でも総合力で西浦が頭一つリードしているかな?と感じるのだが、経験を積んで守備で成長が見られた奥村、打撃で本来の力を見せれば魅力的な廣岡、ユーティリティ性を持ち合わせている大型内野手の太田、そしてスピード感溢れる守備に活路を見出したいルーキー吉田と「どんぐりの背比べ」状態ではあるのだが、複数の選手がショートのポジションを狙っている状況にある。しかし西浦離脱という状況の中でそのチャンスを十分に活かしきった選手も表れなかったため、どの選手も決め手に欠ける印象である。内野陣の核となるポジションだけにしっかり守れる存在感のある遊撃手が登場する事を願いたい。

明日は予定があり、ブログの更新は滞ります。

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コメント

  1. k より:

    山田の記録が止まってしまいましたね、以前リクエストで判定が覆ったこともあったので今回は仕方ないかなと(この判定に山田は不服そうでしたが今年の山田は審判のストライクボールの判定にも不満な態度をしている事が増えてますから、かなりフラストレーション溜まってるんでしょうね)。
    近本が追い上げてきてるので何とか盗塁王を取ってもらい村上の新人王もあるので援護して欲しいですけどね。
    打つ方もホームランに2打点と活躍したんですが三回の二死満塁で適時打が欲しかったですね、今年の山田は数字は凄いのですが効果的な一打少ないですね。マウンドに皆が集まってるに一人だけ来なかったりしてるので、この辺りも山田がチームへの愛着や必死さが少なくなってきたと言うか気持ちが離れ始めてると思いましたね(今オフの契約で球団は最大限の姿勢を示さないと確実にFAで巨人入りですね)
    それと吉田がスタメンでショートですが現状どんぐりの背比べで残念ながら西浦が1番手は変わらないですね。
    奥村は守備の安定はありますが打撃があまりにも非力(阪神の木浪くらいは欲しい)、広岡は打撃と肩は魅力ですが守備が雑、吉田はまだ経験不足で判断が難しい、そうすると打率は低いが長打力と左に強く守備も広岡よりマシの西浦になりますね(ドラフトで桐蔭学園の森敬斗をドラ2あたりで獲得する可能性が出てきたかなと)
    DeNAに5つの負け越しですね、思ったより勝てたかなと印象でしたが全チームに負け越す可能性が高く極端に負けてるチームがあるわけでもなくまんべんなく負けてるのは、これはこれでチーム力が明らかに落ちて弱いと分析したいですね。

  2. タラちゃん より:

    哲人の盗塁記録ね。
    いつかは止まるわけで致し方ない。伊藤光の送球褒めるしかないでしょう。
    気になったこと。
    8回大和のデッドボールでそのときにマウンドに内野手が集まったのですが、山田哲人だけは次の打席のことを考えていたのか?マウンドの輪に集まらなかったシーンあって、
    確かに9回にホームラン打ったのですが、こういう自己中心的な行動をどうとらえるか?
    打てばOKってするのか?チームリーダーなのだからリーダーシップを取れなのか?どうとらえるか?

    おいらなら、
    背番号1つけている選手なんで、最低マウンドの輪に行くくらいはできるだろうって。
    ああ、もうこのチームでやることは終わったのかな?って寂しい気持ちになりましたよ。

    来年。
    まずは村上をサードにするかしないかで決まるでしょうね。
    ファーストには青木かバレンティンをコンバート。もしくは新外国人を獲得ってあるでしょうし、外国人をファーストで獲得っていうのは1番容易ですしね。それ次第。
    西浦メインで守備で奥村。打撃で太田。吉田と廣岡で4番手みたいな感じで、ここらの選手がサードの控えにもなるかと。
    廣岡厳しいよ。西浦、太田、奥村は確定でしょうからね。

  3. パイン より:

    山田には、孤高の人のようなところがあり、それは仕方がないとまわりが認めて
    いるのではないでしょうかね。
    若くして唯一無二の選手なってしまい、リーダーシップを執れと言われても無理
    でしょう。適当なライバルでもいればいいのかも知れませんが。

    盗塁も記録が途切れたのは残念だが、これからは数字に拘らず自由に走って
    もらいたいですね。

    ショートは、西浦のケガが治れば固定していいと思いますね。
    今年の経験で、何人かはサブで使えることがわかったのですから。
    吉田は、二軍で使われていましたから、プロのスピードに慣れることが出来れば
    2番手になれるかも知れません。
    廣岡は2本打ちましたが、守備そのものより、このような定位置争いに消耗
    するようなら、外野にまわして楽に打たせ、元気のいいきんに君を一塁に併用
    でもいいかと思います。
    いずれにしろショートは、源田や小園のような守備の抜けた選手がいれば、
    長く固定されるので、どこかでそういう新人を指名するまで解決しないでしょう。

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    山田哲には盗塁王を狙ってもらいたいですね。近本も追いついたので残りゲームで激しい争いとなりそうですね。山田哲自身はそこまで盗塁王のタイトルに拘っていないかもしれませんが…

  5. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    私は山田哲は数字でプレーで引っ張ってくれれば十分だと感じています。怪我があっても限界までは試合に出続ける姿勢など他の選手に伝わっている部分はあると思います。

  6. FIYS より:

    > パインさんへ

    廣岡のコンバートに関しては、首脳陣がどれ程西浦を信頼しているか?という部分で変わってくるでしょうね。

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