大幅入れ替え決行

非常事態に、大幅入れ替えを断行する。連敗中28打数1安打のバレンティンを、山田、小野寺、久古とともに2軍に降格。代わって腰痛で2軍調整中だった川端、抑えの林昌勇(イム・チャンヨン)を、宮出、正田とともに緊急昇格させる。(サンスポ引用)

9連敗中のヤクルトスワローズ、1,2軍を大幅に入れ替えてきた。と言ってもこれで流れが変わるとは思えない。
登録抹消となった選手の中では、やはりバレンティンの名前が目立つ。現在の調子のまま使い続けることはできないのだが、この抹消は痛い。キャンプ、オープン戦の時から書き続けてきたのだが、バレンティンの長打力は、チームにとって大きな武器である。この武器を失ったまま戦わなくてはならなくなる。苦しい戦いが続きそうだ。

バレンティンが抹消されたことにより、外国人枠の関係で2軍にいたイムが上がってきた。2軍でも失点することが目立ちどこまで状態が上がってきているのか分からないのだが、中継ぎ陣の層は厚くなりそうである。
こうなるとヤクルトの戦い方は唯一つである。ロースコアの接戦を拾って行くということである。今までも同じことを書いてきたのだが、バレンティンの抹消によってよりその色が強まるだろう。しかしここの所、投手陣も失点を繰り返しているため期待は持てない。それでもイムが使える状態にあるようならば、イム、押本、日高、バーネットで終盤7,8,9回を担ってもらいたい。先発陣は、昨日の増渕のようにとにかく飛ばしてほしい。それしか打開策が見つからない状態である。

打線は、バレンティンの離脱により投手陣以上に最悪の状態にある。川端が上がってきたものの本当は、もう少しじっくり体調を整えてから登録させたかったのではないだろうか?それでも登録してきたということは、即スタメンでの起用になるだろう。
また自分なりに打順を考えてみた。
1番福地、2番宮本、3番ミレッジ、4番畠山、5番川端、6番飯原、7番田中浩、8番中村、9番赤川でどうだろうか?本来ならばもう少し、盗塁を期待したいのだが、小川監督はあまり盗塁を使ってくる監督ではないので、2番に宮本を入れてみた。バントはもちろんヒットエンドランもしくは、ランエンドヒットという形が期待できる1,2番になるはずだ。

明日の予告先発は、ヤクルト赤川、日本ハム吉川である。負けっぱなしの交流戦の中でも明日のカードは最も勝てる確率の低いゲームだと思う。日本ハム先発の吉川は、パリーグの防御率トップ。打てるイメージが全く湧かない。そして打線も「線」として最も機能しているのが日本ハムだと考える。中田の調子が上向いてきているだけに今のパリーグの中では、一番厄介な相手だと思う。それでも昨日のブログにも書いたのだが、ここまできたら相手が誰だろうと一緒である。ロースコアの展開での勝利に期待したい。

最後に、その他の入れ替えメンバーについても触れてみたい。
山田は、今回の昇格で良い経験が積めたと思う。個人的には、想像していたよりも通用していた印象がある。守備が安定すれば、レギュラーもすぐそこだと思う。数少ないスター候補生である。今後の成長に期待したい。
久古、小野寺は、仕事を果たせないゲームが続いてしまった。久古に関しては状態が戻れば戦力になりそうである。小野寺は、何かを変えないと2軍止まりの投手になってしまいそうだ。きっかけを作ってほしい。

昇格組では、ベテランの宮出、サウスポーの正田が上がってきた。宮出は、代打、もしくはDHでの起用もあるかもしれない。飯原がレギュラーで出場するようなら右の代打の切り札的存在になってもらいたい。
正田は、正直厳しいかなと言うのが私の感想である。それでも最後のチャンスだと思ってきっちり役割をこなしてもらいたい。

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