ヤングジャイアンツ?をしっかり叩く

ヤクルト13-2巨人

現在セリーグの首位を走るのは巨人なのだが、坂本や吉川尚の離脱、菅野コンディションなど不安要素が多くなっている。そんな状況の中で原監督は若手を抜擢して、チームを活性化させようとしていると思うのだが、今日はベストメンバーが組めない巨人相手にヤクルトが大勝してみせた。原監督は若手の抜擢が上手い監督という印象があるため、こういったゲームを落としてしまうと巨人に勢いを与えてしまう危険性がある。そんな中で逆にヤクルトの若手が結果を出した中での大勝ということで、ヤクルトにとって明日以降に繋がるゲームとなった。

巨人先発の堀田には前回の対戦時に抑え込まれてしまい、白星を献上してしまっていたのだが、この日は、1点ビハインドの2回に、この日6番レフトで先発出場となった濱田にタイムリー2ベースが飛び出し、同点に追い付くと、続く3回には村上に満塁ホームランが飛び出し、堀田を2回2/3でKOしてみせた。前回やられた分をしっかりやり返すことが出来た。村上の満塁ホームランについては、フルカウントからの低めのストレートをきれいにすくい上げ、バックスクリーンまで運ぶテクニカルな一発となった。コース的には低めのボール球かな?というようなコースだったのだが、コンパクトなスイングで捉えてみせた。こういったバッティングで結果を残せる村上は、やはり球界を代表するスラッガーである。
ヤクルト打線は、その後も巨人のリリーフ陣からこまめに得点を重ねてみせた。オスナの特大の一発、太田のスクイズ、長岡のタイムリー、太田のタイムリー3ベース、山田のタイムリー2ベースと流れるような攻撃で追加点を上げ続け、仕上げは長岡のプロ初アーチとなる2ランホームランで、合計13得点を奪ってみせた。
長岡のホームランは左の変則サイドハンド高梨から放ったものであり、高めのボール球を力負けせずに捉えた力強さも感じさせる一発となった。開幕からしっかりスイングすることは出来ていたため、いつかはホームランが出ると思っていたのだが、今日がその日となった。高津監督をはじめとする首脳陣が我慢して起用し続けたことで、一時の不調からは抜け出した印象がある。
太田、濱田、長岡、内山壮辺りの昨シーズンのリーグ優勝、日本一にそれ程貢献していない若手が、今日のゲームではそれぞれ活躍してくれた。

ヤクルト先発の原は、初回にウォーカーに先制ホームランを浴びてしまったのだが、その後は味方の大量得点にも恵まれ、ストライク先行の投球を続け、ランナーを出しながらも7回を無四球の2失点でまとめてみせた。原の特徴を活かした投球が出来たのではないだろうか?今日のゲームの先発マスクは内山壮だったのだが、試合の状況をしっかり把握した中でリードすることが出来ていたように感じる。
それにしても先日の石川登板時にしろ、今日の原登板時にしろ内山壮に先発マスクを被らせるとは思わなかった。結果が出ているうちは中村と内山壮の併用が続きそうである。

巨人の若手を叩き、ヤクルトの若手が活躍した中での大勝はヤクルトファンにとっては、爽快な思いのするゲームになったのではないだろうか?

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コメント

  1. 超匿名 より:

     巨人の若手はほぼ経験がないのに対して、こちらは特に太田は一軍経験も多少あり、去年二軍で実績を挙げてきていますから、この試合の様に結果が出たとしても納得できます。長岡は高梨の様な、打ちづらそうな投手からホームランを放ったことを自信に変えて欲しいですね。
     今回も原に対しての監督の見方は厳しいですね。野村氏の一流に対しては非難という対処を彷彿とさせます。
     

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    大田のシュアなバッティングが1軍でも通用し始めましたかね?
    長岡のホームランも成長を感じる一打となりましたよね。

  3. sabo より:

    完勝でしたね
    特に村上のグランドスラムは試合を決める四番の一振りでした
    また点差を離す太田のスクイズも見事だった

    長岡の初ホームランも出て目出度い試合でした

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    村上は4番の仕事、太田、長岡も自分の仕事をしっかりこなしてくれましたね。

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