予想外。須田の前に3安打完封負け

ヤクルト0-7DeNA

昨日、約1か月半ぶりに連勝を飾ったヤクルト。その勢いのままに今日のゲームも戦えると思っていたのだが、今シーズン初先発となる須田の前に打線が封じ込まれ、ロマンの乱調も相まって0-7という完敗を喫してしまった。須田には失礼なのだが、こんな形で完敗を喫してしまうとは全く思っていなかったので、ショックが大きい。現在最下位に沈んでいることを再認識させられるゲームとなってしまった。

ロマンに関しては先週のDeNA戦同様、コントロールが安定せず苦しい投球になってしまった。2回1/3を投げて、被安打4与四死球6の6失点。評価に値しない投球である。2試合連続の乱調と言うことでしっかり調整できなかったロマンの責任は大きいのだが、外国人枠の関係で一旦登録を抹消した首脳陣にも責任があると思う。昨シーズンから時にはタフに時には便利屋的な扱いを受けてきたロマンであるが、今シーズンも先発をやらされたり、中継ぎをやらされたり、突如抑えを任されたり、いきなり2軍に落とされたりと厳しい起用法が続いてきた。外国人投手の運命と言ってしまえばそれまでかもしれないが、昨シーズンそれなりの結果を残したのだからもう少し扱いを良くしても良かったのではないかと思っている。もちろんここ2試合の投球は擁護する気にはなれないのだが、個人的にはもう1試合先発でチャンスを与えても良いと思っている。私の見立てではコントロールさえ元に戻れば、大崩れはないと感じているし、ラルーよりも使いやすい投手だと感じている。それでももう1試合同じような投球が続けば、そのまま1軍に残すというのは難しくなるだろう。

打線は冒頭に書いた通り、須田の前に3安打に封じられてしまった。今日も試合を見ていないのだが、おそらく須田を誉めるべき試合だったのだろう。土浦湖北高時代はその速球が注目され、甲子園にも出場した。早稲田大、JFE東日本時代も常に注目を浴び続けてきた投手である。高校時代はその速球と身体能力の高さが注目されていたと思うのだが、これと言った大きな武器のない投手でもあり、正直相手先発として怖さを感じたことはなかった。はっきり言ってプロで通用するだけの要素の少ない投手だと感じていたのだが、今日はほぼ完璧に抑え込まれてしまった。見ていないので想像で書くしかないのだが、おそらくストレートのキレが戻ったことと、そのストレートとシュートで上手くインコースを意識させることに成功していたのではないだろうか?
最下位に沈むヤクルトではあるが、打線はそこまで不調と言う状態ではなかったはずだ。その打線が須田にほぼ完璧にやられてしまった。DeNAファンの皆さんは今後須田に期待して見ても良いのではないだろうか?

そんな打線の中でヒットを放ったのは、山田と上田の1,2番コンビだった。山田は相変わらず好調を維持しており、今日も2本のヒットを放った。このままレギュラーに定着してもらいたい。上田に関しては、すぐにレギュラー定着は難しいかもしれないが、小川監督好みの2番打者になりつつあるように感じる。個人的には上田には打率3割を狙えるような巧打者に育ってもらいたいと願っているので、今のような小器用な2番打者になることには賛成できない部分もある。せっかく山田、上田の1,2番コンビを採用するなら打って走って掻き回すようなアグレッシブな1,2番像を描いてみたいものなのだが…小川監督が求める2番打者像はきっちりバントが出来るということが大前提となりそうだ。その中で相手の隙を付いて仕掛けるということなのだろう。上田が今どんな選手になろうとしているのか気になる部分である。上田にとっては今後の野球人生を考えた上で大きな分岐点を迎えているような気がする。

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コメント

  1. 久保田 より:

    負けるのは仕方ないとして…。どうして、ロマンや中澤が先発なのでしょう?山本斉、赤川、徳山での負けなら納得も行くのですけれど…。もう「出してもムダな投手」を先発にしないでほしいです…。

  2. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    どの投手を出してもそんなに変わらないのが現状なのではないでしょうか?赤川、山本斉辺りの復調を待つしかないですね。

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