バレ2発!石山プロ入り初セーブ!

ヤクルト6-3巨人

課題も多く、完勝という訳には行かなかったが、一度もリードを許さず、先行逃げ切りで連敗を5で止めた。やはりバレンティンに頼らざるを得ない所が厳しいチーム事情を表しているようですが…

先発の八木は、前回の中日戦同様完璧な立ち上がりを見せる。キレのあるストレートと変化球で巨人打線を圧倒する。3回までパーフェクトピッチングで5奪三振と言うことない投球内容だった。
しかしリードが3点に広がった4回に1アウトから寺内にインコースのストレートを上手く運ばれ、初ヒットとなる2ベースを許すと、ガタガタっと崩れ始めてしまう。2アウト後、高橋由に四球を与えると長野にフォークを上手く拾われ、1点を返されてしまう。するとロペスに四球を与えて満塁とすると何とボウカーにも押し出しとなる四球を与えてしまい、点差を1点に縮められてしまう。
その裏味方が1点を追加して迎えた5回にも亀井、寺内のヒットでピンチを招くと村田に犠牲フライを許してまたしても点差を1点に縮められてしまう。
結局八木はこの回を投げ切ったところで降板となってしまった。5回で95球を投げ、被安打4与四球3の3失点と言う平凡な数字が残ってしまった。
前半の投球内容からすれば4回、5回の投球は信じられないような投球だったが、これが八木の現状の力である。ボール自体はもう疑う余地がないくらいに素晴らしいボールを投げている。しかし1回崩れると歯止めが利かなくなってしまう。セットポジションに問題があるのかはたまた精神的な部分に問題があるのか?今まで援護がない、援護がないと言ってきたが、やはり勝てるピッチングが出来ていないという部分もあるようだ。
今日の出来からすると少なくともあと1イニングは投げてもらいたかった。勝ち投手になったものの合格点を与えられるような内容ではなかったのではないだろうか?課題克服に励んでもらいたい。エースの器であることは間違いないのだから。

6回からは藤田ー山本哲ーバーネットー石山と1イニングずつ繋いだ。順番はともかく山本哲、バーネット、石山を終盤に並べるということに違いはない。とにかくフル回転してもらいたい。今日はこの3人に藤田も加えた4人が中々良い投球を見せてくれた。走者を許さない完璧なリリーフを見せたのは藤田だけだったが、他の3人もベンチの期待通り、1回ずつを0点に抑えてくれた。これだけ投げてくれれば十分である。
石山の抑えでの起用については個人的にはあまり賛成ではないのだが、現状投手がいないのだから仕方ないと言ったところだろうか?
もちろん上手くクローザーの役割がハマれば良いのだが、個人的には賛成と言えない部分もある。正直9回に関しては、この3人誰が投げてもそんなに大きな差はないと思っている。石山に関しても試合ごとの波もあり、安心して9回を任せられる状態ではない。今日はセーブシチュエーションの中では最も理想的な形で石山に繋ぐことが出来たと思う。しかしこれからクローザーを担っていくこととなればこんな場面での登板ばかりではないだろう。1点差のヒリヒリするような展開で石山がどれだけ投げられるかはまだ分からない。失敗することも予想されるのだが自信だけは失わないでほしい。
個人的には、バーネットか山本哲で9回は固定してもらいたいのだが、現状では石山をクローザーに充てるのが現実的なのですかね。接戦をきっちりものにできる力は今のヤクルトには難しそうである。

打線は今日も打順をいじってきた。3番に川端を戻し、5番にはファーストでユウイチを起用してきた。この采配が当たったわけではないのだが、基本的には川端は3番の方が活きると感じている。出塁とポイントゲッターの両方の役割を担ってほしい。
不調で畠山が抜けた打線ではあったが、初回にバレンティンの2ランホームラン、3回に上田のソロホームラン、5回には再びバレンティンがアーチを掛けた。
バレンティンに関して言えば、流石ホームラン王だな。といった印象である。宮國から打った43号、高木京から打った44号共に巨人の投手が狙った所に投げたにも関わらずホームランにしてしまった印象である。バレンティンの凄さを感じた今日の巨人戦だった。
できればバレンティン頼りから脱却を図りたいのだが、今のチームにそこまでの力が残っているか怪しいものである。
バレンティンは良く打ってくれたが、チームとしては仕留めたいところで仕留められない場面は健在である。4回7回と点を入れればかなり楽な展開に持ち込めたと思うのだが…簡単には行かないものである。
明日の試合も打順込みで注目してみたい。

P.S 原監督は余裕の采配ですね。阿部を控えにしたり、高木京をそのまま打席に送ったり、若手の河野を捕手で起用したりと勝ちながら育てるチーム作りを実践してきている。巨人ファンの方々が今日のような采配をどう感じているのかは分かりませんが、個人的には落合元中日監督と同等くらいの名将ではないかと考えています。
今日は勝てたから良かったものの、負けた時のことを考えるとショックは大きい。

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