2014年ドラフト即戦力予想 答え合わせ(パ・リーグ編)

今日は昨日のセ・リーグ編→「2014年ドラフト即戦力予想 答え合わせ(セリーグ編)」に続いてパ・リーグの答え合わせをしてみたい。

投手(パ・リーグ)

ロッテ1位 石川 歩 東京ガス 25試合 10勝8敗0セーブ 160回 防御率3.43 新人王

オリックス2位 東明 大貴 富士重工業 26試合 5勝7敗0セーブ 99回2/3 防御率3.79

オリックス1位 吉田 一将 JR東日本 15試合 5勝6敗0セーブ 75回2/3 防御率3.81

楽天1位 松井 裕樹 桐光学園 27試合 4勝8敗0セーブ 116回 防御率3.80

オリックス8位 大山 暁史 セガサミー 1試合 0勝0敗0セーブ 0回2/3 防御率0.00

ソフトバンク3位 岡本 健 新日鐵住金かずさマジック 1軍出場なし

楽天7位 相原 和友 七十七銀行 17試合 0勝0敗0セーブ 19回1/3 防御率2.79

パ・リーグは完全にリリーフで即戦力かな?と見立てた人選に失敗してしまった。実際には、小関順二氏が絶賛していた森(ソフトバンク)や西宮(楽天)、豊田(西武)辺りが即戦力だった。
先発に関しても浦野(日本ハム)を挙げることが出来なかった。

石川は、想像以上に良いピッチャーだった。ストレートも変化球も制球が安定しており、大きな縦のカーブ、シンカーはプロでも武器となった。大崩れしにくいタイプの投手で来シーズン以降も大いに期待できると思う。新人王にふさわしい成績を収めてみせた。

東明もまずまず自分の実力は出しきれたのではないだろうか?やはり140キロ中盤から後半を記録するストレートはいいボールである。先発でも行けるところを見せてくれたが、もしかするとリリーフ適正の方が高いのではないだろうか?オリックスのチーム事情を考えると先発で期待したいのだと思うが、個人的には短いイニングを全力で飛ばす姿を見てみたい。

吉田は、想像していたより苦しんだ印象がある。一旦は夏場に素晴らしいピッチングを披露し、一気に勝ち星を増やすかに思われたのだが、終盤失速してしまった。生命線であるはずの細かい制球が定まらないとプロでは通用しないことが分かったのではないだろうか?それでも力のあるところはしっかり見せてくれた。新人王の石川同様来シーズン以降も期待してみたい投手である。

松井は、良くも悪くも想像通りの結果が残った。それでもボールの質自体はやはりプロでもトップレベルにあることを示してくれた。但しやはり制球力という部分に大きな課題を残してしまった。本当にヤクルトの高井雄平のルーキーイヤーによく似た投球内容だったと思う。高井はその後フォームの修正に失敗するなど完全に自分を見失ってしまい、野手転向という波乱の野球人生を送ることになったのだが、この松井はどうだろうか?今のボールの質を保ったままコントロールを安定させたい。

大山は、オープン戦からリリーフで起用され、開幕1軍の座を確保したのだが、1試合のみの登板となってしまった。年齢を考えると非常に厳しいルーキーイヤーとなってしまった。ちょっと厳しいだろうか?

岡本は、1軍登板なしに終わってしまった。同期の森がリリーフで大活躍しただけに悔しいシーズンになってしまったと思うが、まだまだこれからである。チャンスはあるはずである。

相原は、後半戦に自分の投球スタイルを確立したように見えた。スピードがあるわけではないのだが、多彩な変化球と投球テクニックで打者と対峙する姿は中々面白いと感じた。いそうでいないタイプの投手だと思うので来シーズン以降が楽しみである。

野手(パ・リーグ)

ロッテ5位 井上 晴哉 日本生命 36試合 95打数20安打 7打点 2本塁打 打率.211

日本ハム3位 岡 大海 明大 15試合 35打数4安打 0本塁打 打率.114

西武3位 山川 穂高 富士大 14試合 30打数3安打 2本塁打 打率.100

名前を挙げさせてもらった3選手共に即戦力の活躍とはいかなかったが、キラリと光るものは見せてくれたと思う。来シーズン以降非常に楽しみな選手達である。
その他では高卒の森(西武)、渡邊(日本ハム)の2人が非常に気になった。森は少ない出場機会の中でも6本塁打と驚くべき適応力を見せてくれた。代打でのホームランを含む3試合連続ホームランなど記録にも記憶にも残るルーキーイヤーとなった。正直1年目からこんなに結果を残すとは思わなかったので驚いた。
そして渡邊は怪我で長期離脱となってしまったが、森同様物が違うと思う。怪我がなければ2軍であれば森くらいの結果を残したのではないだろうか?日本ハムのショートのポジションは空いているだけに高卒2年目の来シーズンに一気に大ブレイクの可能性もあると思う。楽しみである。
少し話が逸れてしまったが、名前を挙げた選手の話題に戻りたい。

井上は、オープン戦で首位打者を獲得し、開幕4番でのデビューとなったがスタートダッシュに躓いてしまった。それでも大柄な身体を持て余すことなく打撃に活かせているのが好印象である。走守に見るべきものがないだけにとにかく打って結果を出すしかない。イ・デホのようにになれる可能性もあると思うのだが…来シーズンが勝負の年である。

は、キャンプ、オープン戦と積極的にアピールしていたのだが、こちらも怪我に泣いてしまった。それでもスケールの大きな選手に育つ可能性を秘めている。非常に楽しみな素材であることに変わりはない。打撃が想像以上に通用していただけにこちらも来シーズン以降が非常に楽しみである。

山川飛ばす能力の高さは見せつけてくれた。本当に先輩の中村剛也と被って見える。柔らかいスイングで軽々ボールを飛ばす姿は見ていて面白い。チャンスは大いにありそうである。

パ・リーグに関しては、自己採点で45点というところだろうか? 

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