ヤクルト1-3楽天
昨日の悪い流れを引きずるように、初回に2つの四球が絡む中で2点を失ってしまい、その後も流れを掴むことなくゲームセットとなってしまった。「非常に淡白な負け方だな。」という印象である。良かったところを探せば、アビラが何とか粘って試合を壊さなかったことくらいだろうか?スコア以上の大敗という印象もあるのだが、それでも試合を壊さなければ、今日の9回のようにあわやという雰囲気を作ることが出来る。とにかく粘って丁寧な野球を継続していく他ない。
3失点で収めたことは、多少なりとも評価したいのだが、それでも結局失点の仕方が良くないという部分は目立ってしまった。初回は2つの四球と1アウト1,2塁からのゴンザレスのセンターフライで2人の走者にタッチアップを許してしまい、2アウト2,3塁とピンチを広げた中で黒川に2点タイムリーヒットを打たれて先制点を奪われてしまった。楽天側から見れば流れるような理想的な攻撃という見方になると思うのだが、ヤクルト側から見れば、何とか防ぎたかった2失点ということになるだろう。アビラは、立ち上がり制球が安定しない中で2点を失ってしまった。序盤は球数が多かったものの6回2失点でまとめた所は評価に値すると思うのだが、今のヤクルトのチーム状態を考えると初回の2失点が重くのしかかってしまったことも事実である。多彩な変化球で内外角、高低、緩急を使った中で試合を組み立てることが出来、マウンド周りの守備も悪くないので、先発投手として今後も期待したいのだが、イニングによってコントロールが乱れる部分を修正していってもらいたい。
7回に登板した木澤が2軍落ちを経験し、久々の1軍のマウンドだったのだが、ワイルドピッチも絡む中で1点を失ってしまった。5月に失点を重ねてしまった頃に比べれば、シュートを効果的に使う木澤らしい投球は出来ていたと思うのだが、ワイルドピッチを2つ記録してしまうなど悪い意味での木澤らしさも出てしまった。それでも木澤には1軍の舞台で投げてもらう他ない。少しずつ調子を戻していってもらいたい。
打線は、楽天先発のベテラン岸の前に、抑え込まれてしまった。岸は若い頃に比べてストレートのスピードは落ちているのだが、ボールのキレ、コントロールは健在である。今のヤクルト打線には、この岸を打ち崩すことは難しかった。5回、7回は先頭打者が出塁したのだが、どちらのイニングもダブルプレーでチャンスを潰すなど、チャンスを広げることすら出来なかった。
ようやく9回にオスナのタイムリーで1点を返したのだが、反撃もここまでだった。今の打線を見渡すととにかくサンタナ、オスナの両助っ人外国人選手と内山にポイントゲッターとしての役割を期待する他ないのだが、全体的に迫力不足であるため、相手バッテリーに自信を持って投げ込まれてしまっている印象がある。相手バッテリーとすれば、おそらく攻めやすい打線なのではないだろうか?明日以降、サンタナ、オスナ、内山のバットに期待したいのだが、どの程度チャンスで打席を回すことが出来るだろうか?
P.S 私は岸が好きなのだが、40歳になってもほとんど体型が変わっていないことが素晴らしいと思う。投手もウエイトトレーニングに取り組むことで徐々に身体を大きくしていく選手が多い中、岸に関しては、ずっとしなやかさを保ちつつ、投球に巧さが加わっている。若い頃のスピードはなくとも相手打線を抑える術は持ち合わせているイメージである。真夏のような暑さのゲームでこれだけの投球を披露できる40歳は、中々いないはずである。敵ながらナイスピッチングだった。
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コメント
なかなかファンとしてコメントしづらい試合が多いですが、内山が打撃で結果を残してるのが嬉しいところでしょうか。
今週はライアンと中村優が投げる(はず)からそれが楽しみです