荘司宏太が新人王を獲得!

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ヤクルト・荘司宏太、球団では村上宗隆以来6年ぶりの新人王に「いい響き」 来季はセーブ王に意欲 – サンスポ




上記のサンスポの記事の通り、荘司宏太が2025年シーズンセリーグの新人王に輝いた。
今年の4月には、こういった記事も書いていたので合わせて読んでいただきたい。→「荘司宏太を語ろう | ヤクルトファンの日記

上記のブログ記事にも書いているのだが、私が荘司のことを知ったのは、昨年の事だった。ヤクルトがドラフト3位で指名した際にも「想像していたよりも評価が高いな。」と感じたくらいであり、チーム事情的にチャンスはもらえると感じていたが、ルーキーイヤーからここまで結果を残すとは全く想像が出来なかった。
決して上背は高くないのだが、真上から角度を付けて投げ込む独特な投球フォームは、プロの世界でしっかり通用した。個人的には、制球力のバラつきという部分に引っ掛かりを感じていたのだが、球速表示以上に伸びを感じるストレートととそのストレートと同じフォームから投げ込まれるブレーキ抜群のチェンジアップのコンビネーションを軸に今をときめく各球団の主力打者、実績十分のベテラン、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手をキリキリ舞いにしてみせた。今シーズンの荘司の凄みは、シンプルに投げるボールの力で打者を抑え込んだ部分にあると思っている。厳しいプロの世界で戦ってきた歴戦の猛者相手に己の腕一本で勝負し、そして勝ち切ったのが今年の荘司だったのではないだろうか?
正直細かい駆け引きやマウンド周りの守備、ランナーを出した後のケアなどについてはあまり印象に残っていない。とにかく投げるボールの凄みで抑えきっていたという印象である。プレッシャーの掛かる場面を任されることが多かったのだが、ブレることなく自分の投球を貫いてみせた。荘司自身は、来シーズン以降クローザーへの意欲も見せているようだが、今シーズンのようなコンディションでマウンドに上がることが出来れば、ヤクルトのクローザー候補の大本命になると思っている。
今シーズンはコンディション不良での離脱もあったため、無理は出来ない部分はあると思うのだが、個人的には是非クローザーで見てみたい。
以前の記事にも書いた通り、私はヤクルトの歴代投手の三大変化球として加藤博人のカーブ、高津臣吾のシンカー、伊藤智仁のスライダーを上げている。いずれの変化球も私がまだ小学生~中学生というまだまだ感性が豊かだった頃に出会った衝撃的な変化球なのだが、荘司のチェンジアップに関してもこの3投手の変化球と同じくらいのインパクトを感じている。私自身40歳を超えて頭も固くなっている中でもそう感じるということは、それだけ荘司のチェンジアップが魔球感のある球種であることを示していると思う。
45試合に登板し、42回2/3を投げ、2勝1敗28H、防御率1.05という数字は、十分新人王に値する数字である。そして奪三振53、奪三振率11.18という数字に荘司の凄みを感じることが出来る。

新人王獲得おめでとうございます!




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