もったいないと言えばもったいない。

2023試合結果


ヤクルト1-2阪神

今年の阪神はやはりバランスの良いチームだと感じる。近年投手力を全面に押し出して戦っている印象があるのだが、先発陣の質の高さとバラエティ豊かな面々は、近年の阪神先発陣と比べても今年のメンバーの方が勝っているように感じる。そんな阪神相手に敵地甲子園で3タテを喰らわすチャンスが巡ってきたのだが、細かい部分でミスが出てしまい、勝ち切ることが出来なかった。序盤は防戦一方のゲームであり、よく粘ったということも言えるのかもしれないが、おそらく阪神相手に甲子園で3タテを喰らわすチャンスは早々ないと思われるため、やはり「もったいない。」という言葉を使いたくなってしまう。
試合前にコロナ特例で中村が登録を抹消されるなど、コロナのチーム内感染についても少し不安を感じる部分がある。

先発のサイスニードは、毎回ランナーを許す苦しいピッチングとなってしまった。2回にはセンター塩見が風の影響もあってか、思った以上に伸びてきた坂本の打球判断を誤り、3ベースヒットとしてしまうと、続く木浪にタイムリー3ベースを浴び、先制点を許してしまう。ここからは、毎回ピンチの連続であり、球数も多くなってしまったのだが、それでも何とか2回の1失点のみで凌ぎ、5回で117球を要したものの被安打6、与四死球4の1失点で何とか粘り切ってみせた。阪神打線相手に中々1つのアウトを取ることが出来ず、1つ間違えれば大量失点の可能性もあったのだが、そんな中でもよく粘り切ってくれた。ここ数試合サイスニードは同じような投球が続いてしまっており、おそらく調子自体も良くないと思うのだが、こういう時期に今日のような粘りの投球が出来れば、次回以降の登板に繋がってくるはずである。合格点は与えられる内容ではなかったのだが、それでも先発投手として試合を壊さなかった部分は評価できるのではないだろうか?
リリーフ陣は、6回大西、7回木澤の阪神打線をノーヒットに封じ、徐々に試合の流れを落ち着かせたような印象もあったのだが、8回を任された清水が1アウト1塁から木浪に2ベースを浴び、1アウト2,3塁のピンチを招くと、代打糸原のショートゴロの間に生還を許し、結局この1点が決勝点となってしまった。清水自身は、坂本の送りバントを封じ、一旦はピンチを凌ぎ切れそうな雰囲気を作ったのだが、続く木浪のサードへの強い当たりを村上が弾いてしまった。ギリギリのプレーではあったと思うのだが、捕球出来なくはない打球だっただけにもったいなかった。また糸原のショートゴロに関しても、長岡が多少左へステップを踏みながら送球しなければならなかったため、見た目以上に難しいプレーだったのだが、送球が多少逸れてしまったことで、三塁ランナーの小幡の生還を許してしまった。村上のプレーも長岡のプレーもエラーではないのだが、おそらく村上も長岡もしっかりプレーすればアウトを奪えたという感触は持っているはずである。野球ではよく「球際の強さ。」という言葉を使うことがあるのだが、今日は2回の塩見のプレーも含めて、その「球際の強さ。」を発揮することが出来ず、そのことが敗戦に繋がってしまった。

打線は、阪神先発伊藤将の前に、抑え込まれてしまったのだが、今日はおそらく、各打者が伊藤将対策として強振せずにセンターから逆方向を意識している様子が見て取れた。内山の同点タイムリー2ベースはインコースのストレートに対してしっかり反応して、三塁線を抜く、見事なバッティングだったのだが、その他のヒットは逆らわずに打ち返した打球ばかりだった。逆に言えば、こういうバッティングをしなければ、伊藤将を打ち崩すことは難しいということが言えるのではないだろうか?怪我での出遅れもあり、どこまで調子を戻しているのかな?と感じていたのだが、これまで同様完成度の高い投球を披露していた。簡単には打ち崩せない投手である。6回の1アウト1,3塁での内山のダブルプレー、7回の長岡のバント失敗ダブルプレーが痛いプレーとなってしまった。簡単にはやりたいことをやらせてはくれない伊藤将の投手としてのスキルの高さも感じたのだが、試合展開を考えると内山も長岡も最低限の仕事は果たしてもらいたい場面だった。守備だけでなく攻撃でも「球際の強さ。」という部分で、今日は阪神に劣ってしまった。

冒頭にも書いたのだが、今年の阪神先発陣は、目に見えて強力であり、おそらく大きな連敗はしないのではないか?と感じる。逆にリリーフ陣に関しては、湯浅が離脱していることもあり、まだ付け入る隙はあるのかな?と感じるため、ヤクルト側から見れば、この3連戦のような試合展開に持ち込みたいという思いはあるはずである。こういったゲームをいくつ拾えるか?我慢比べで負けないようにしたいものである。

P.S 球際の強さを発揮できなかったという言葉を使ったのですが、内山のタイムリー2ベースと8回のフィルダースチョイスの場面でのタッチプレーについては、内山のとっさの判断や対応力の高さを感じることが出来ました。こういうプレーをとっさに選択したり、身体が反応したりするところが「天才的」と言われる所以なんでしょうね。




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