これが「今年の阪神」ということになるのかな。

2023試合結果


ヤクルト3-4×阪神(延長12回)

ここ数年の阪神と言えば、投手陣は質、量ともに充実しているが、打線に課題があり、昨日や今日のような接戦になると中々勝ち切れないイメージがあった。しかし、今シーズンに関しては、バランスの良いチームになってきており、今日のようなゲームでも最後の最後に勝ち切れるだけの力がある。投手陣も野手陣も精神的に余裕を感じ、歯車が噛み合っている印象がある。
今日は5時間を超える長時間ゲームとなったのだが、私自身がしっかり試合を追えていないため、いくつかのポイントに絞って、短くまとめたいと思う。

①対青柳対策
・今日のヤクルトのスタメンは、1番センター並木、2番セカンド武岡、3番レフト宮本、4番サード村上、5番ライトサンタナ、6番ファースト川端、7番キャッチャー中村、8番ショート長岡、9番ピッチャーサイスニード、という並びになった。塩見、山田は、青柳を苦手にしており、これまでも先発を外れることがあったのだが、今日に関しては、好調の塩見は起用してくると思っていたので意外だった。
並木に関しては、おそらくセーフティバントで揺さぶるという明確な意図を持った中での起用だったのではないだろうか?青柳を心理的に揺さぶる中で、2回にはサイスニードが押し出し四球を選び、1点、4回には青柳のワイルドピッチで1点、5回には宮本の犠牲フライで1点としっかり得点は重ねてみせた。青柳自身、今シーズンは苦しんでおり、今日の攻め方が当たったから得点を重ねられたのか、青柳の調子自体が悪かったのか判断は付きづらいのだが、やりたい攻撃が出来た部分もあったのではないだろうか?

②阪神の勝負強さと精神的余裕
・この部分に関しては、今日の試合前時点で8連勝中であり、2位広島とのゲーム差も6.5まで広がっていたことも大きかったのかもしれないが、投手陣も野手陣もそして岡田監督を始めとする首脳陣もどっしりと構えている印象があり、ヤクルトにも勝機のあるゲームではあったのだが、勝ちに繋げることが出来なかった。昨日も今日も終盤にヤクルトが勝機を手にしかける場面があったのだが、チャンスで一本を出すことが出来なかった。もちろん「出すことが出来なかった。」という表記で間違っていないと思うのだが、阪神がチームとしてまとまっているからこそ「あと一本を出させなかった。」という言い方もできるのではないだろうか?今日であれば10回表に岩崎相手に1アウト満塁のチャンスを作ったのだが、代打山田、続く中村ともに三振に倒れてしまった。
そして12回裏にヤクルトの守護神田口相手に上位打線がしっかり繋がり、最後は佐藤輝にサヨナラ犠牲フライが飛び出す場面などにも強さと勢いを感じた。

③山本と阪口
・昨日の高橋に続き、今日の先発サイスニードも球数が多く、5回で降板となってしまい、6回も代わった大西が坂本にセーフティースクイズを決められてしまい、同点に追い付かれてしまい、この時点でかなり厳しいゲームになったことは理解できたのだが、トレードで移籍してきた山本、阪口が仕事をしたことで、最後まで分からない展開を作り出してみせた。
山本は今シーズン序盤までは、決め手に欠け、首脳陣からの信頼も勝ち取れていなかったのだが、以前に比べてストレートの球速が増したことにより、相手打者を抑え込めるようになってきている。今日は、6回1アウト1,2塁打者木浪という場面でマウンドに上がったのだが、ここをセカンドゴロダブルプレーで切り抜けると、続く7回も2アウトまでは、続投してくれた。7回を投げ切れなかったという言い方も出来るのかもしれないが、今や田口以外の左のリリーフとしては、一番手に名前が挙がる存在になっている。このままシーズン終了までアピールを続けてもらいたい。
阪口は、3-3の9回からマウンドに上がったのだが、サヨナラ負けもあるプレッシャーの掛かる場面で、9回、10回の2イニングを無失点で切り抜けてみせた。150キロを超えるストレート、140キロ台後半を記録するカットボール、空振りを奪え、打者の目先を変えられる縦のカーブと、1つ1つのボール質は素晴らしいものを持っている。正直、何故DeNAがこの投手を放出させたのか疑問に思う程である。トレードで獲得した時にはあくまでも来シーズン以降の先発として育てていくのかな?と思っていたのだが、今日のような投球を見せられると、リリーフでも面白いかな?と感じてしまう。おそらく今シーズンは、このままリリーフ起用になると思うのだが、どの程度の数字を残せるだろうか?

P.S 12回表、2アウトランナーなしの場面で、阪神ベンチが村上を申告敬遠で歩かせる場面がありました。去年の阪神戦で村上3打席連続ホームランを放った試合で、同じようなシチュエーションで阪神は村上と勝負をしたのですが、今日は中途半端なことをせずにはっきりと敬遠しましたね。確率論的に間違っていない選択だと思います。
その一方でやはり村上が相手にとってかなりの脅威になっていることを確認することが出来ました。この村上が4番に座っているということを活かしながら戦っていきたいですよね。




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コメント

  1. 超匿名 より:

     二試合共に優勝しかかっているチームと低迷中のチームの対戦にしては接戦になっていますが、満塁という大ピンチでも失点を許さない相手リリーフ陣の強さを感じます。
     希望は阪口ですか。初回登板と違って緊迫した場面で結果を出してくれたので今後も期待が持てますね。

    • fiys より:

      超匿名さんへ

      スコア以上に実力差を感じるゲームになってしまいましたね。

      阪口は、ボールの威力は戻っていますよね。今後が楽しみです。

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