巨人に勝てないなあ…

2025試合結果


ヤクルト3-5巨人

私がヤクルトファンになったのは、1988年のことである。まだまだ巨人一極集中次代の真っ只中であったため、当然巨人という相手は特別な相手に映ったし、どうしても勝ってもらいたいと願いながらテレビ中継にかじりついていたものである。このブログを始めた2011年の時点では、だいぶプロ野球界の姿も変わり始めていたのだが、それでも私の中では巨人戦は特別なものだった。本当に巨人戦に対して特別な感情をほぼ抱かなくなったのは、ここ数年のことである。この感情の変化は、プロ野球界が変化したからなのか私自身が年を重ねて変化したからなのかは分からないだが、80年代後半から00年代前半のようなバチバチした感情は私の中ではなくなっていった。
それでも今シーズンに関しては、昨シーズンのリーグチャンピオンである巨人相手に開幕3連戦から一泡吹かせようと臨んだシーズンだったはずである。しかし、開幕戦を大逆転負けで落とし、開幕カードで3連敗を喫してしまうと、その後も中々勝ちを拾うことが出来ず、今日の敗戦で対戦成績は6勝15敗となってしまった。今シーズンの巨人は、岡本和の離脱もあり、正直本調子ではなかった。本来であればもっと強いチームだと思っている。その巨人相手にこれだけ負けが混んでしまっていることが残念である。

ヤクルト先発ランバートもまた巨人相手には苦戦しており、これまで勝ち星を上げることが出来ていなかった。前回の巨人との対戦時には滅多打ちにあってしまい、そのリベンジを誓っての先発マウンドとなったのだが、初回から制球が定まらずピンチを迎えると泉口に先制2点タイムリー3ベース、岡本和にタイムリー2ベース、吉川尚にタイムリーヒットとこの回だけで4安打と3つの四球を与え、4点を失う立ち上がりとなってしまった。ストレートの球速は常時150キロ台を記録し、ボールの威力、キレ自体はそこまで悪くないように感じたのだが、制球が定まらずに、巨人打線に掴まってしまった。結局ランバートは4回にも岡本和にタイムリーヒットを許し、今日は4回で90球を投げ、被安打8、与四球4の5失点で負け投手となってしまった。
7月後半から8月前半にかけて非常にキレのあるボールを投げ込み、打者を力づくで抑えるような姿も見せてくれていたのだが、その後打ち込まれる姿が目立っている。ランバートの投球を見ているとバーネットの初年度を思い出す。力のあるボールは投げ込むものの、制球に難があり、良いボールを投げている割には数字に繋がらない印象である。春先からの課題が解消されぬままここまで来てしまっており、来シーズンの契約を勝ち取れるかどうか微妙な立場にあるのではないだろうか?もう少し粘ってもらえるとありがたいのだが、ここ3試合の登板内容は正直良くないため心配である。

打線は4点を追いかける展開の中で、3回に内山に2点タイムリー2ベースが飛び出し、反撃の狼煙を上げてみせた。フルカウントからの森田のストレートを右方向に力強く運んでみせた。森田のボールの威力に差し込まれていたとすれば、芯で捉えてもファールになる可能性が高かったと思うのだが、内山は差し込まれることなく、力強くボールを捉えてみせた。パワーと技術で放った見事な2点タイムリー2ベースだった。
しかし、その後は巨人先発森田の前に抑え込まれ、8回に村上が大勢から放ったソロホームランで1点を返すのがやっとだった。5回からリリーフ陣がしっかり無失点で巨人打線を抑え込んでいただけに、チャンスがなくもなかったのだが、追い付き、追い越すだけの打力はなかった。

今年のヤクルトはずっとチーム状態が悪かったのだが、それでも今年の巨人相手に6勝15敗という数字は頂けない。チーム全体で対策を考えなければならない。

P.S それにしても村上が大勢から放ったバックスクリーンへのホームランは見事でしたね。他の打者の反応を見れば分かるように大勢のボールには威力があったと思うのだが、その大勢の150キロのストレートを完璧に捉えてみせた。大勢はNPB屈指のパワー系リリーバーである。その大勢のストレートをこれ程までに完璧に捉えてしまうのが凄すぎる。




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