ヤクルト7-2巨人
昨日のゲームは、2-15というスコアで大敗を喫しており、それだけに今日はどんな形でも勝ってもらいたいゲームだったのだが、村上、山田のアベックアーチが飛び出すなど、終始主導権を握った状態でゲームを進めた中で7-2というスコアでの快勝となった。村上、山田のアベックアーチに関しては、あと何回見られるかも分からない。それだけにこういった瞬間をしっかり目に焼き付けたいと思う。
私がプロ野球を見始めた頃は、今以上に「アベックアーチ」という言葉がよく使われていたような記憶が残っている。ヤクルトであれば池山、広沢の「イケトラコンビ」に「アベックアーチ」という言葉が使われていたし、他球団では秋山、清原の「AK砲」に「アベックアーチ」という言葉がよく使われていた記憶が残っている。令和7年現在というか平成以降はそもそも「アベック」という言葉自体が死語のようになっているため「アベックアーチ」という言葉もあまり使われることはないのだが、アラフォー世代以上の方々には伝わる言葉だと思うし、若い野球ファンにも何となくニュアンスは伝わるのではないだろうか?今のヤクルトで「アベックアーチ」という言葉を使いたくなるのは、山田、村上のコンビということになるだろう。3度のトリプルスリーを達成し、長年ヤクルトを引っ張ってくれている山田と若くしてNPBを代表するスラッガーとなった村上は、やはりヤクルトにとって特別な選手である。この2人が同じ試合でホームランを放てば、それだけでチームもファンもテンションが上がるものである。
今日は、前回の登板時に抑え込まれた森田相手にまずは村上が結果を残してみせた。2回の先頭打者として打席に入った村上は、カウント2-0からのインコースへのツーシームを捉え、打球はポール際に高々と舞い上がったまた薄暮の時間帯であり、画面越しで見ても一瞬ボールを見失いそうになるような打球は、ファールになることなく、ポールの内側に飛び込む先制ソロホームランとなった。前回の森田との対戦時にヤクルト打線が苦労した原因の一つが、森田のツーシームだったと思うのだが、今日はそのツーシームをまずは主砲が打ち崩してみせた。飛距離も滞空時間もインコースのツーシームをファールにせずにスタンドに運んだ技術も全て村上の高いスキルがあってこそのホームランだったのではないだろうか?チームに勇気を与えるような一発となった。
直後にアビラが泉口にタイムリーを打たれ、同点に追い付かれてしまったのだが、その後の0アウト満塁のピンチでキャベッジ、丸、岡本和という怖い3人を抑えきったことで相手にペースを渡さなかったことも大きかった。
4回にはオスナが四球で歩いた後に山田が森田の低めの変化球を上手く引っかけるように捉えると打球はレフトスタンドへ飛び込む勝ち越し2ランホームランとなった。今シーズンの山田は、ここまで休養を挟みながら試合に出場しているのだが、打率.221、ホームラン8本、打点29という数字に留まっている。守備、走塁面でも球界トップクラスのプレーをしていた頃に比べれば、どうしても劣ってしまうのだが、それでも今出来ることを精一杯行う姿を見せてくれている。だからこそ村上、山田のアベックアーチというものは貴重なことであると感じる。いつ最後になるか分からない村上、山田のアベックアーチをしっかり記憶しなければならない。
打線は、その後内山、古賀にもタイムリー2ベースが飛び出し、5回までに7得点を奪い、楽な展開に持ち込むことが出来た。昨日の今日でしっかりやり返すことが出来たことは明日に繋がるはずである。
投手陣では先発のアビラが、先程も書いたように3回に巨人の下位打線相手にピンチを招き、泉口に同点タイムリーを許したところで、相当苦しい展開になることが予想されたのだが、その後のピンチでキャベッジ、丸、岡本和を抑えきったことが大きかった。振り逃げと投手への四球含む2四球で0アウト満塁のピンチを招いたことは投手としてはやってはいけなかったし、0アウト満塁で泉口にタイムリーを浴びた時点で大量失点も覚悟したのだが、そこからアビラが冷静な投球で巨人の中軸を抑えてみせた。このイニングを1失点で抑えたことによって、巨人に流れを手渡さないですんだということも言えるだろう。
その後味方の援護もある中でアビラは、6回途中2失点と試合を作り、勝ち投手となった。ランバートにも言えることなのだが、初めての日本の夏ということでコンディション作りの難しさがあると思うのだが、そんな中でもしっかり投げてくれている。昨日はランバートが打ち込まれてしまったが、この2人の助っ人外国人投手の存在は非常に大きなものとなっている。
リリーフ陣では、今日から1軍に復帰した石山が7-2とリードを奪った7回のマウンドを任され、しっかり三者凡退で抑えてみせた。徐々に厳しい場面での登板へ移行していくと思うのだが、今日もボールのキレ自体はまずまず良かったように感じた。クローザーでもセットアッパーでも大事な局面を任されることになると思うだけに、今後の投球に注目したい。
巨人相手に、そして森田相手にしっかりやり返すことが出来た。一ファンとしても今日の勝利は嬉しかった。
P.S データは持っていないのですが、古賀は牽制を本当によく使いますよね。牽制をするということはそれだけミスをするリスクも増えるのですが、よっぽどスローイングに自信があるのでしょうね。相手に気持ちよく塁上で過ごさせないためにも古賀の武器として今後も技術を磨いていってもらいたいですよね。
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