福士加代子

大阪国際女子マラソン(ヤンマースタジアム長居発着=42・195キロ)

2013年モスクワ世界陸上女子マラソン銅メダリストの福士加代子(33)=ワコール=が、2時間22分17秒で3年ぶり2度目の優勝を飾り、自身初のマラソンでの五輪代表入りが有力となった。08、12年は大阪国際で敗れ切符を逃したが、日本陸連設定記録の2時間22分30秒を切る日本歴代7位の好タイムをマーク。三度目の正直を果たし、日本女子陸上界では初の4大会連続出場に大きく前進した。
(スポーツ報知引用)

長年日本の女子長距離界をリードしてきた福士がようやくマラソンでオリンピックの舞台に立つ可能性が高くなってきた。マラソンという競技にアジャストするのにかなりの時間を要したが年齢を重ねる中で徐々にコツのようなものを掴んできたのではないだろうか?
世界陸上の過去記事はこちらから→「福士加代子が銅メダル獲得
この時にも感じたのだが本当によくここまでマラソンの距離に対応出来るようになったと思う。2000年代にトラック、駅伝で圧倒的な走りを披露していたが、マラソンについては無関心を強調するような発言もあったように記憶している。それでも2008年からはマラソンにも挑戦し、苦戦しながらも上記の通り2013年のモスクワ世界陸上では見事銅メダルを獲得してみせた。正直00年代までの圧倒的なスピードで勝ち切る強さを最近は感じなくなっていたのだが、マラソンでは世界で戦えるだけの力をじっくり付けてきていたようだ。年齢も33歳となり故障も増えてきているようだが、マラソンではまだまだタイムを伸ばしてきている。そのどこまでも明るいキャラクターとは相反するような努力型ランナーの代表的な選手なのかもしれない。
好き嫌いがはっきり分かれるくらいの独特なキャラクターの持ち主なのだが、競技への取り組み方は「プロフェッショナル」そのものである。昨日のテレビ中継では解説の増田明美氏が号泣し、解説できなくなる場面があったとのことだ。福士の努力を「見る人は見ているのだな。」と感じた。
リオデジャネイロオリンピックで激走する福士の姿を見てみたい。


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