広島の赤い波に飲み込まれる

ヤクルト2-8広島

昨日の大逆転負けの翌日だっただけにどんな形でも勝ちたかったのだが、実力差がそのまま結果につながってしまった。それにしても広島は充実している。1番田中、2番菊池、3番丸、4番鈴木が線として繋がっているし、先発の薮田も素晴らしいピッチングだった。今シーズンの薮田は良い。という話しは聞いていたが、毎回こんなに良いのだろうか?正直驚いた。

ヤクルト先発のベテラン石川は、苦しい台所事情の中、今日も中5日でマウンドに上がった。昨日の大逆転負け、その後ファンがクラブハウス前で暴徒化するという出来事におそらく心を痛めていたのではないだろうか?相当の覚悟を持って上がった先発のマウンドだったと思われる。しかし気持ちだけで抑えられるほどプロの世界は甘くない。初回先頭バッターの田中に粘りに粘られ15球目を捉えられるとその打球がレフトへの2ベースとなってしまう。いきなり広島の強さを見せ付けられるような立ち上がりとなってしまった。その後2番菊池がきっちり送ると、3番丸に犠牲フライを許してしまい、あっさり先制点を与えてしまった。強い気持ちでマウンドに上がった石川の出鼻を挫く流れるような攻撃だった。敵ながら見事と言う他ない初回の攻撃だった。
その直後に味方打線が同点に追いついて見せたのだが、石川は踏ん張れず、2回は會澤に勝ち越しタイムリーを浴びると3回には菊池と鈴木にソロホームランを浴びてしまい、リードを広げられてしまった。特に鈴木のホームランはインコースのカットボールを腕を畳んでレフトスタンドへ運ぶ技有りの一撃だった。あのコースを打たれてしまうと石川は鈴木に対して投げるボールが無くなってしまうと思う。それほどまでに石川にダメージを与えるホームランになってしまったのではないだろうか?
結局石川は4回1/3を被安打7(被本塁打2)与四死球1の4失点で負け投手となり、自身7連敗で今シーズン10敗目を喫してしまった。前回登板時にもブログに書かせてもらったのだが、今シーズンは開幕戦に照準を合わせたようにハイペースで調整し、開幕戦も勝ち投手になったのだが、その後はチーム事情もあってタイトな起用法が続き、石川自身相当疲労が溜まっているように感じる。どこかで一旦調整しなおす必要があるように感じる。

その後松岡も會澤と菊池に2ランホームランを浴びてしまい、点差を広げられてしまった。単純に実力差を感じさせられるゲームとなってしまった(風張が好投したのが唯一の見所だっただろうか?)。

打線は初回に先頭上田の3ベース、続く藤井の犠牲フライであっさり同点に追い付き、このまま乗っていけるかな?とも感じたのだが、ここからの藪田の出来が素晴らしすぎた。140キロ台後半~150キロ代前半を記録するストレート、130キロ台後半~140キロ代前半を記録するカットボール、鋭く沈むツーシーム、タイミングをずらす110キロ台のカーブを同じようなフォームで投げ分けていた。これだけの投球を披露されてしまえば、おそらく不振のヤクルト打線だけでなく、他球団が相手だったとしても簡単に攻略することは出来なかったのではないか?と感じさせるほど素晴らしいピッチングだった。ヤクルト打線は、7回で11個の三振を喫してしまったのだが、これだけのボールを投げられてしまえば、この結果にも納得せざるを得ない。
薮田は2014年のドラフト2位指名で亜細亜大学から広島に入団したのだが、大学での実績は乏しく、2位という高評価に驚いた記憶が残っている。個人的には活躍したとしてもリリーフとしてかな?と感じていたのだが、先発でここまでの投手に育つとは思わなかった。まだコンスタントに数字を残している訳ではないので、もう少し様子を見なければならない投手だとも感じるのだが、こういうのを見せられるとヤクルトの星を先発で育てようとする気持ちも分かるような気がする。それほどまでに今日の薮田は凄かった。

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コメント

  1. k より:

    石川はベンチで泣いてましたが残念ながら、これが今の石川の実力で二軍行きになりましたね(今年はシンカーの落ちと高めに浮いてるのが原因かなと)。
    ただ石川は責められないですね、このベテランに開幕投手を任せて中四日も投げさているチーム状況に問題ですからね、本来なら先発4・5番手くらいの位置の方が石川が楽に投げられると思うのですが。
    試合は特に感想はなく昨日の勢いのままヤラれたので薮田しか印象が残りませんでしたね、広島はドラフトでは足があって身体能力の高い野手か真っ直ぐが速い大卒投手ばかり指名して育成が成功してる印象ですね。
    ヤクルトも一昨年あたりから少しドラフトに変化が表れてきてるので再来年あたりは期待したいですね。
    それと風張は良くなりましたね、特に顔つきが相手に向かって行ってるので打たれても我慢して使うべきですね。現状は絶対的に勝てる確率は少ないので監督も二軍ではなく一軍で経験を積ませた方が来年のためになりますので中島と土肥にチャンスを与えて欲しいですね(あと中尾も中継ぎで)
    それと西浦は話にならないので一軍で使う必要はありませんね、相変わらずアウトステップで外の球に腰が入らず手打ちになるの改善されておらずストライクボールの見極めも出来てなく、ほとんど振り遅れの空振りではスタメンで出す意味ないですね。
    ここらへんの起用も監督は間違ってますし、新外国人の起用をサード・ファーストらしいですが西浦と谷内を使うならリベロをショートでも変わらない思いますね。
    何から何まで変えていかないとシーズン100敗しそうな勢いなのを、この監督は分かってないよう気がするんですよ(本当にズボラというか細かいことに気が回らない性格なんでしょう)
    最後に山田ですが復調はまだまだですね、やはり右投手のインサイドの速球に気にして腰がまだ引けてますね(左投手には改善されてきましたけど)

  2. 中国地方のスワローズファン より:

    中途半端にごまかしごまかしやっても無駄ですね。
    本質を変えない限り何も変わりません。
    全てを一旦解体して更地にして畑から耕す必要があると思います。
    何とか真中監督に責任を取って今期限りで辞めて貰いたいです。
    コメントする度に同じ事の繰り返しになってしまって申し訳ありません。
    でも、来年もこの首脳陣の体制が続くと5年連続最下位だった頃の横浜みたいになってしまいそうなのが怖いです。

  3. sabo より:

    広島は若い投手の成長が早いですね
    もうリーグ優勝してくれて良いので、あとは日本シリーズで勝てるかどうか

    しかしまあ、風張変わったなぁ
    投げてる球も表情も別人ですね
    高津二軍監督の力でしょうか

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    広島もいわゆる暗黒時代は、ドラフト含めて低迷していた印象でしたが、高卒選手でも大学社会人出の選手でもプロに入ってから上手く育成していますよね。本当に強いチームになったと感じます。

    廣岡を1軍に上げてきましたね。

  5. FIYS より:

    > 中国地方のスワローズファンさんへ

    特に毎年のように怪我人が続出してしまう部分については、何とか原因と改善策を示してもらいたいですよね。

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    風張は今がチャンスなのでどんな場面でも結果にこだわってもらいたいですね。

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