星野仙一氏死去

楽天の星野仙一球団副会長が4日午前5時25分に死去した。70歳だった。6日、楽天が発表した。
楽天の発表によると、星野氏は16年7月に急性膵炎(すいえん)を発症したことをきっかけに膵臓(すいぞう)がんであることが判明。その後、体調に波があったものの仕事に支障を来すことなく過ごしていた。昨年12月に行われた野球殿堂入りを祝うパーティーでは元気な姿を見せていたが、昨年12月末から病状が悪化した。
(日刊スポーツ引用)

朝起きてニュースを見て驚いた。上記の日刊スポーツの記事の通り12月に行われた野球殿堂入りを祝うパーティーに出席するなどつい最近まで公の場に姿を表していただけに、突然の訃報という印象である。

私がプロ野球に興味を持ち始めてから約30年が経過している。私がプロ野球をみ始めた頃の星野氏はすでに現役を引退しており、中日の監督として活躍していた。現役時代は知らないのだが、監督時代も鉄拳制裁含めて熱い男というイメージであり、巨人に対して闘志むき出しで戦う姿が印象に残っている。ナゴヤ球場での巨人戦での乱闘時に巨人の水野投手の頬を引っ叩いた場面は特に印象に残っている。
だからこそ中日の監督(2期目)を辞めてすぐに阪神の監督に就任した時は、驚いた事を記憶している。星野氏はあくまでも中日の人、名古屋の人というイメージであったため、その変わり身の早さに驚いたものである。そして星野氏は当時暗黒時代から抜け出せずにいた阪神球団の意識改革に成功し、中日に続いて阪神もリーグ優勝に導いて見せた。この当時の関西の盛り上がりは凄まじく、今の阪神があるのは星野氏が監督を努めた事が大きかったのではないかと感じている。この時代は星野氏の株が最も上がった時期だったのではないだろうか?
その後北京オリンピックでは日本代表の監督を努めたのだが、メダルを獲得することが出来ず、バッシングを集めてしまう事となる。それでも楽天の監督として現場に復帰すると東日本大震災後の2013年に日本一に輝き、東北地方に感動をもたらせてくれた。

個人的には星野氏は、好きな部分も苦手な部分もある野球人だったのだが、熱い部分と人への優しさを合わせ持ち、コミュニケーション能力が高く、演出家の一面もある優れたリーダーという印象を持っている。また外見もハンサムでそんな部分でも人気を集めたのではないかと感じている。良くも悪くも野球界に大きな影響力を持つ人間が居なくなってしまうことはプロ野球ファンとしては大変悲しい事である。

ご冥福をお祈りします。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

タイトルとURLをコピーしました