上田西がベスト4

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年一発目の記事は、私の出身地である長野県絡みの嬉しいニュースからスタートしたいと思う。

第96回全国高校サッカー選手権で長野県代表上田西高校が長野県勢初のベスト4に進出した。
高校サッカーの過去記事はこちらから→「思い出に残る高校サッカー
今日の準決勝では昨年度の準優勝校前橋育英(群馬)の前に1-6と大敗を喫してしまったが、サッカー不毛の地と思われていた長野県の高校が最も注目度の高い選手権でベスト4にまで勝ち上がった事は驚きである。私が高校サッカーの選手権大会を見始めてから約30年が経とうとしているのだが、その間長野県勢はベスト4はおろかベスト8に進出する事も全くなかったのである。全国的に名が通るようなスタープレーヤーも皆無だったように記憶している。
個人的にうっすら覚えているのは平成に年号が変わった当初に長野県のサッカー界を引っ張っていた松本県ヶ丘高校がGK角崎を擁して当時の強豪校国見高校と大接戦を演じた事、松商学園が高山とPK専門GK望月を擁して帝京高校とPK戦にもつれ込む接戦を演じた事、松本監督率いる地球環境高校が全国大会で躍動した事くらい(記憶が曖昧で間違っている部分もあるかもしれませんが…)である。正直高校野球以上に全国大会で上位進出がイメージ出来ない状況が続いていた。
今大会の上田西についてもこれまでの長野県勢と同様に全国大会の上位に食い込むだけの力があるチームとは思っていなかった。しかし大会が始まると初戦となる2回戦で京都橘を1-0で破ると帝京可児は5-0、明秀日立は3-2で撃破し、ベスト4へ進出して見せた。強豪京都橘に勝利した事で勢いに乗り、実力以上の力を出す事に成功したのではないだろうか?
今日の前橋育英とのゲームでは、フィジカル面でもスピード面でもテクニックでも圧倒されてしまい、大きな実力差を感じさせられるゲームとなってしまったのだが、ベスト4に進出した事自体に大きな意味があるのだと思う。
現在の高校サッカー選手権大会の位置付けはJリーグ発足前に比べれば大きく変化してきており、高校世代の№1を決める大会ではなくなってきていることは確かなのだが、それでも歴史ある大会であり、注目度の高い大会である事に変わりはない。今大会の上田西の躍進を見て、奮起している同世代の選手もいるだろうし、小学生をはじめとする長野県のサッカー少年に夢を与える快進撃だったと思う。
J2に松本山雅、J3に長野パルセイロというJリーグのチームもあり、長野県のサッカー熱は徐々に高まって行っていることは確かである。長野県にサッカー文化が根付き始めている事を肌で感じさせてもらっている。

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