藤浪晋太郎とどう対峙する?

昨シーズン他球団ファンの方から「山田は気の毒になるくらい打てないねえ。」と言われ心配されてしまった事があったのだが、山田は不振に陥っても何とかそれなりの数字を残すことは出来た。山田以上に深刻な状態にあるのはこの藤浪ではないだろうか?昨シーズンの記事はこちらから→「藤浪の闇

元々荒れ球も武器にしていた藤浪なのだが、昨シーズンから明らかに自分のボールを制御できない場面が目立っている。フィジカル的な問題と言うよりもメンタル的な問題ということになるのだろう。それほどまでに突如としてボールがコントロール出来なくなってしまう投球が続いている。今シーズンになっても状況は好転しておらず、開幕してから2試合に登板したのだが、結果を残せていない。その藤浪がどうやら13日のヤクルト戦でも先発する予定との報道がなされている。

私は高校時代から藤浪のことは好きであり、現在海を渡って大活躍している大谷とともに日本球界の宝となり得る存在だと感じている。しかし昨シーズンから藤浪を見ているとヤクルトファンではあるのだが、切ない気持ちになってしまうことがある。今シーズンも密かに藤浪が復調する事を願っていたのだが、上記の通り改善が見られていない。阪神の首脳陣も相当焦りを感じていると思うのだが、150キロを超える剛球が身体に向かってくる相手打者もある意味ではやりづらい感情を抱いているのではないだろうか?

13日のゲームに本当に藤浪が先発するのであれば、ヤクルトはどう対峙すれば良いのだろうか?これは中々難しい問題である。オープン戦では主力を温存し、左打者を並べて対応したのだが、公式戦でそこまで思い切った起用法に舵を切るのは難しいと考えられる。しかし一昨年好調だった谷内が藤浪から死球をもらい、骨折し長期離脱したようにアクシデントが起きる可能性が高い事もまた事実である。先日は川端が頭部死球で脳震盪を起こし、登録抹消されてしまったように怪我の不安が付き纏う。正直今の藤浪にはヤクルト戦では投げてもらいたくないな…という気持ちもあるのだが、そう言うわけにも行かないだろう。今の藤浪は死球を気を付けて投げたとしてもコントロールが定まらない状況にあると思われるため、打者も危険と隣り合わせである。そんな投手とどう戦えば良いのだろうか?普段のゲームとはまた違った胸騒ぎがするのは私だけではないはずである。
私は正直主力を休ませて左打者を並べるというオープン戦のようなオーダーを組んでも良いような気がしている。それぐらい今の藤浪の投球内容は危険である。

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コメント

  1. まるふく より:

    法律問題として何とかできないもんですかね。

    だって、命に関わりますよ。

    それがわかっていて彼を試合に出してくる相手チーム首脳陣に未必の故意の責任を問うのはいくらなんでも無理でしょうか。

  2. k より:

    個人的には藤浪はイップスとクロスステップの矯正でノーコンになってしまってると考えてます。ただ金本体制になってから酷くなってるので、今のチームのやり方では直らないでしょうね(完全に浮いてる存在になって空気読めないような雰囲気になってしまってる)
    チームも彼の為にと本気で思ってるならパ・リーグへのトレードかポスティングでメジャーに行かしてやった方が気持ちも全てリセットしてやり直せると思いますかね。

  3. FIYS より:

    > まるふくさんへ

    野球というスポーツは危険と隣り合わせのスポーツですからね。数年前にヤクルトの江村が広島の前田智に死球を与えてしまい、前田智が骨折したときには「ああいった抜け球を投げる投手はプロのマウンドに上がる資格がない。」という厳しい声もありましたからね。阪神首脳陣も藤浪の扱いには頭を悩ましているのではないでしょうか?

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    一旦崩れたフォームを直すのは並大抵のことではないですよね。イップスに関しては、定義が難しいのですが、今の藤浪には当てはまってくるでしょうね。

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