5勝22敗

ヤクルト4-7広島

タイトルは原の通算成績である。1年目が2勝8敗、2年目が3勝11敗、3年目がここまで0勝3敗でトータル5勝22敗という事になっている。1年目も2年目もそして今年もある程度先発投手としてチャンスは与えられているし、実際にヤクルトの中では欠かす事の出来ない先発投手となっているのだが、どうしても勝ち星に繋がってこない状況が続いている。私は原を高く評価しているし、今年はオープン戦の出来からしてしっかりと勝ち越してくれると思っていたのだが、そう簡単に事が進むことはなさそうである。開幕して3試合に登板したのだが、全て敗戦投手となってしまっている。
今日に関しては、初回に味方打線が2点の援護をしてくれていただけに試合を作らなければならなかったのだが、直後の1回裏に松山に浴びた同点2ランが痛かった。そのままリズムに乗る事が出来ず、結局4回を被安打7(被本塁打1)、与四死球2の5失点で降板となってしまった。確かに広島打線は強力だとは思うのだが、鈴木を欠いているし、原自身は今シーズン1回対戦していただけにしっかり対策を練って今日の登板を迎えたとは思うのだが、今日も広島打線に掴まってしまった。もちろん勝敗については打線との絡みもあるため一概に原だけの責任で5勝22敗という成績になってしまっているとは思わないのだが、後1アウト、後1ストライクが取れずに勝ち星を逃してしまう詰めの甘さも見受けられる。今日のゲームも原の典型的な負けパターンだったのではないだろうか?ヤクルト打線も拙攻の連続だったのだが、それでも先制点を奪い、一旦は同点に追いついて貰ったのだからそこで粘れなかったのは頂けない。個人的には期待値が高い投手なだけに5勝22敗という数字に関しては相当物足りない。相手に隙を見せないようなピッチングをそろそろ見せて欲しいものである。

打線は打線で広島の先発九里相手に4回までに4点を奪ったのだが、九里降板後はチャンスを作れども得点に繋げる事が出来なかった。山田同点2ラン後の1アウト満塁での川端のダブルプレー、5回の0アウト1、2塁での代打山崎のバント失敗、7回1アウト1、2塁での代打鵜久森のダブルプレー、8回2アウト2、3塁での雄平の三振などチャンスで打席に入った打者であったり代打の選手が仕事をこなす事が出来なかった。特に一気に逆転したかった4回の川端のダブルプレー、バントをするために代打で起用された山崎のバント失敗は非常に痛かった。
川端のダブルプレーは完全に打ち損じのように感じたし、山崎はしっかり送って1アウト2、3塁の場面を作るのが仕事だっただけにその場面で仕事が出来なかったのは残念だった。積極的に次の塁を狙う姿勢、確実にランナーを先の塁に送るプレーが今シーズンのヤクルトの攻撃陣の特徴なだけにその部分に綻びが出てしまうと勝てるゲームも失う事になってしまう。ここ数試合ヒットの割に得点が増えないゲームが目立ってきているのだが、ランナーをしっかり先の塁へ進める事が出来ればもう少し得点力はアップするはずである。積極的に次の塁を狙う事と確実に走者を先の塁に送る事を徹底するというチーム方針は間違っていないはずだと感じるため、後は首脳陣の思いに選手が応えなければならない。ディフェンディングチャンピオンの広島相手とはいえ同一カード3連敗は避けたいところである。

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コメント

  1. k より:

    原は地方というのもあって球が高かったですね、味方に先制もらっても勝てないのはランナー出してのセットでの問題があるのと左を並べられると厳しいのかもしれませんね(次は捕手を変えて試して欲しいですね)広島相手は通用しないですが次は打線が落ちる阪神なので次に期待したいですね。
    それと残塁が増えてきましたね、犠打と盗塁がなくなってるのと打つだけで積極的な走塁がないのが原因だと思いますが打順も機能しなくなっているので早めに手を打って欲しいですね。
    特に川端と中村が流れを止めてますね。川端は12塁間に引っ張れなくなってセンター方向への打球が増えて併殺が多いですね(左打者でチームワーストの併殺は外した方がいいです)年齢も30才過ぎてますし腰の状態が悪いのか分かりませんが打撃も技術に走ってしっかり振りきれてないですし守備も走塁も動きが悪く元気もないので若い広岡と奥村の起用をしてチームに勢いを与えてもらいたいですね(今年は経験を積ませるのが大事なので)。あと中村は打率が2割切って防御率四点台なら別の捕手と併用ですね、7番に坂口置いたら全て中村勝負になりますから考えてもらいたいですね。

  2. JEF九郎 より:

    良い時は山田が四球をよく選び、果敢に盗塁で揺さぶりを掛けていたと思います。今年の山田に関しては、ポイントゲッターというよりは純粋な1番打者に徹して、四球と盗塁を量産して欲しいです。
    また、川端や雄平が戻ってきて使わざるおえなくなってから循環が悪くなってしまったように感じます。川端も雄平も入団当時から気になっていた選手で思い入れもありますが、現況では西浦、廣岡、奥村、山崎、荒木などの起用を優先し、左の代打の切り札という位置付けが良いと思います。特に川端はカットが出来ず三振するシーンや、右手1本で左側にコントロールしようとしつつも、ボールの上を叩いてゴロという状態が多いような気がします。一時期と比較すると程遠いような状態です。

    また、捕手は井野中心に大村の育成を希望します。中村はリードもそうですが、ワンバウンドの球を手で取りに行く姿勢が怖いです。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    盗塁は相手チームが警戒している中では難しい部分はあると思うのですが、犠打、エンドラン含めて少しでも相手に考えさせる場面を作っていきたいですよね。
    川端の状態は気になりますね。

  4. FIYS より:

    > JEF九郎さんへ

    山田は自打球の影響もありますかね。ただ相手チームが警戒する中での盗塁は難しい部分もありますけどね。
    川端の状態は気になっています。腰の状態はまだまだなのですかね?

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