平成のヤクルトベストナインってどんな感じなのだろう?(外野手編+全体まとめ)

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投手編→「平成のヤクルトベストナインってどんな感じなのだろう?(投手編)
捕手、内野手編→「平成のヤクルトベストナインってどんな感じなのだろう?(捕手、内野手編)
につづいて今日は外野手編と全体のまとめの記事を書きたいと思う。

レフト アレックス・ラミレス

センター 青木宣親

ライト ウラディミール・バレンティン

外野手に関しても一応ポジション別に挙げさせてもらった。レフトにバレンティン、ライトに稲葉篤紀という形も頭をよぎったのだが、最終的にはバレンティンをライトに回して、ラミレスをレフトに入れさせてもらった。

・ラミレスに関しては、若くしてヤクルトに入団し、入団当初は打撃面でも粗さが目立ったのだが、そこから徐々にNPBの野球に馴染んでいった印象がある。ラミレスがヤクルトに入団した当時はぺタジーニが在籍していたのだが、そのぺタジーニの存在もラミレスにとってはプラスに働いたのかもしれない。相手バッテリーの配球を読みながら打席に入れるようになったのか打撃面で確実性が増し、ぺタジーニが去ったあとのヤクルトでは4番を任され、本塁打王、打点王の二冠を獲得した。明るい性格でファンにも愛される存在だった。それだけに巨人に移籍してしまったときはショックもあったのだが、長年に渡ってヤクルトの主力としてチームを支えた功績は色褪せない。素晴らしいバッティング技術を持った助っ人外国人選手だった。

・センターは平成のヤクルトで№1の安打製造機青木宣親を挙げさせてもらった。ドラフト時はどちらかというとすのスピードが評価されていたのだが、ルーキーイヤーからイースタンリーグで圧倒的なスタッツを残すと2年目にはシーズン200安打を達成し、首位打者と新人王を獲得してみせた。ここからは毎年のように3割を越える打率を記録し、首位打者も3度獲得してみせた。私は若松勉の現役時代の記憶はほとんど残っていないため、私の中ではこの青木が最もヒットの打ち方を知っている選手という印象が残っている。イチローという稀代のヒットメーカーと活躍した時期が被ることもあり、多少過小評価されている部分もあると思うのだが、青木も日本プロ野球史上に残る偉大なヒットメーカーである。

・ライトは色々と信じられない記録を達成しているバレンティンの名前を挙げさせてもらった。先日一塁手部門で挙げさせてもらったぺタジーニとは違い、集中力に波があり、非常にムラのある助っ人外国人なのだが、入団1年目は規定打席到達者の中で打率最下位ながら本塁打王を獲得。2年目は怪我で離脱し、規定打席に到達しなかったものの31本塁打を放ち、本塁打王を獲得。そして3年目のシーズンにはWBCもあり、開幕から出遅れたのだが、その後驚異的なペースでホームランを量産し、NPBのシーズン記録となる60本のホームランを放ち、3年連続で本塁打王に輝いた。
60本塁打を達成し、MVPを獲得したシーズンにチームが最下位だったり、リーグ優勝を果たした2015年は怪我による長期離脱でほとんど貢献できなかったりと数字とチーム成績が中々一致してこない部分もあり、数字ほどチームへの貢献度が高くないのでは?という評価も耳にするのだが、やはり日本で残してきた数字は圧倒的なものがある。平成のヤクルトベストナインに入るべき選手だと感じる。

ということでこれで私の平成ヤクルトベストナインが出揃った。改めて見ていくと…

先発投手 石井一久
中継ぎ投手 五十嵐亮太
抑え投手 高津臣吾

捕手 古田敦也
一塁手 ロベルト・ぺタジーニ
二塁手 山田哲人
三塁手 岩村明憲
遊撃手 池山隆寛
左翼手 アレックス・ラミレス
中堅手 青木宣親
右翼手 ウラディミール・バレンティン


オーダーを組むとすると
1番 山田哲人
2番 青木宣親
3番 ウラディミール・バレンティン
4番 ロベルト・ぺタジーニ
5番 アレックス・ラミレス
6番 岩村明憲
7番 池山隆寛
8番 古田敦也
9番 石井一久


という形にしてみました。振り返ってみて感じたことは、平成のヤクルトは野村克也監督や古田敦也というスーパースターが作り上げたという事が言えると思うのだが、その他にも個性的な選手が多数存在し、特に助っ人外国人選手の貢献度が非常に高い事を感じる事が出来た。皆さんのベストナインはどのようになりましたか?

P.S まとめてみるとミスタースワローズに与えられる背番号「1」を背負った選手が4人入っていました。日本人野手では古田以外は、全員背番号「1」を背負った選手となりました。ヤクルトの背番号1は様々な選手に引き継がれながらその価値を高めていっていますね。

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コメント

  1. 南国燕 より:

    お疲れ様です。
    そのポジションを1人あげるのは大変難しですね~。
    私はセンター飯田、外野は真中も好きでした。
    私個人の意見ですが平成を振り返ると野村監督、古田無しではヤクルトは語れないですね。92年93年の日本シリーズ『狸とタヌキの化か試合』は今でも最高な試合でしたし、その当時の選手達は思いが大きいですね。
    私の回りには稲葉、ラミネス、栗山がヤクルトだったのを知らない野球ファンが結構いますよ。
    振り返るとヤクルトって面白い球団ですよね…記録を作っている名選手が多数いたのに華が無いと言うか…何て言うのか…。今でいう山田なんか良い例ですよね~とんでもない記録持っているのに…。
    ヤクルトを去ると華が出るのかな!?

    こういうヤクルトも私は大好きです。

    面白い企画でした。管理人さんありがとうございました。

  2. パイン より:

    思った以上に、ボリュームのある記事になりましたね。

    はじめに石井一久が出てきたときには、どうなるかと思いましたが。
    あまり投手を比較したことはなかったのですが、デビューが早く、実績を残した投手といえば川崎、石井、それと五十嵐でしょうか。
    平成に、どハマリするのは石井になりますか。由規が順調であれば、準ずる実績を残したかも知れませんが。

    打者は青木を除けば、ロングヒッターが揃いましたね。加えて、内野は守備の名手ばかり。
    攻守に秀で、ながく主力でいることが、時代を代表する選手の条件でしょうね。

    外国人選手を別枠にすると、稲葉や飯田の名も浮上してくると思いますが、言われるとおり外野と一塁に外国人の比重は大きいです。
    90年代の優勝は、古田と外国人選手の良かったとき、という印象です。

  3. FIYS より:

    > 南国燕さんへ

    守備部門では飯田が青木を上回ると思っています。私も飯田、稲葉は大好きでした。

    稲葉、ラミレス、栗山がヤクルトにいたことを知らないファンが増えているのですね。それだけ時間が経過しているということでしょうね。

  4. FIYS より:

    > パインさんへ

    「内野は名手ばかり」、ここに注目していただきありがとうございます。ぺタジーニ、山田、岩村、池山と皆守備も一流ですよね。

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