首位と最下位の差。逃げ切り失敗。

ヤクルト4-7巨人(延長11回)

セリーグを独走している巨人と最下位に沈むヤクルト。決して悪いゲームではなかったが、力の差があるチームに勝つには1球、1点への執着心が大切になってくる。どうしても欲しい1点が奪えず、どうしても防ぎたい所で失点してしまった。力の差が大きいとは思えないのだが、巨人の方が精神的に余裕を持って戦っているように感じる。

先発の石川は今日も特別調子が悪かったようには思えなかったのだが、春先にも痛い思いをした炭谷に2打点を許してしまったのだがもったいなかった。5回を投げきっての3失点であれば、「まずまず」という評価になったと思うのだが、5回を投げ切れずに降板した事が後々に響いてきてしまった。2回、4回、5回いずれの失点ももったいなさを感じる失点となってしまった。

リリーフ陣はハフが同点打を浴び、最後に五十嵐が崩れてしまったのだが、今日は責めることは出来ない。梅野が回を跨ぎながらもしっかり仕事を果たし、近藤も好投し、8回ハフ、9回マクガフという形に持ち込んだ。石山を欠くもののこのパターンに持ってこれたこと自体は、大きなことだった。しかし今日はハフが巨人打線を抑え切れず、ビヤヌエバに同点打を浴びてしまった。この辺りはハフを責めるよりも巨人の粘り強さを称えるべきだと思う。それにしても原監督は、メンバーが入れ替わっても巨大戦力を上手く使いこなして試合巧者のチームを作ってくる。選手の起用法などどういった方程式に当てはめているのか分かりづらいのだが、起用した選手がその期待に応える場面が多いように感じる。
しかしハフも何とか逆転は許さなかったため、ホームゲームである以上チャンスはあると感じていた。9回はマクガフ、10回は五十嵐がしっかり無失点で抑えたのだが、打線がサヨナラゲームにする事が出来ず、結局11回も続投となった五十嵐が自らのミスも絡んで勝ち越し点を許すと亀井にも2ランホームランを浴びてしまい、「ジ・エンド」となってしまった。選手の駒も采配も巨人が一枚上手だっただろうか。

打線は1番~4番は皆バットが振れ始めている印象は残ったのだが、3回、4回で試合を決めてしまうくらいに畳みかけたかった。もちろん高いハードルであることは承知しているのだが、そこで攻め切らないと巨人に勝つことは難しい。ここで攻め切れなかったことにより巨人の圧力に徐々に押され始め、7回、8回のチャンスも活かす事が出来なかった。今日は盗塁あり、バントあり、バスターありと多彩な攻撃を上手く組み合わせていたのだが、チャンスでもう1本出す事が出来なかった。しかし攻撃の形としては良い形は作れていたと思う。今日の負けを引きずらずに巨人との3連戦で1つは勝ちを拾ってもらいたい。打線の奮起で勝つ事が出来れば理想的なのだが…

秋田での連敗に比べれば悪い試合ではなかったと個人的には感じたのだが…それでも勝てなかったというのが全てですかね。

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コメント

  1. k より:

    石山不在が響きましたかね、勝ちパターンを使いきったら今のビハインド投手では延長で勝つのは薄いですよね。
    五十嵐は回跨ぎだったので責められないですかね、ドラフト1位2位の清水・大下が信頼されてない証拠ですが厳しいところで1イニング任せないと彼らも成長しないですよね。
    石川は中山の中継ミスの失点もあったのでよく投げた方かなと、次の巨人だと思いますが2戦目か3戦目で少し間隔空けてもいいかもですね。
    それと今の巨人に勝つのは至難の技ですかね、好調なのにトレード・新外国人獲得・二軍との活発な入替えしてフレッシュな選手が次から次へと出てきてますし、これだけゲーム差になって逃げ切り図った時の巨人ほど強いチームはないですよね。
    ヤクルトは好調な選手はいなく打線の状態は普通ですから次は雨で中止になって欲しいですね、山口と高梨では分が悪いですし巨人は打線が好調でリリーフ陣も良くなってるし勝てる要因が見つからないですね。
    (打線が打ちまくらないと勝てない)
    これで5位とも5ゲーム差で巨人が独走になると2位~5位のチームは3位狙いで最下位のヤクルトに取りこぼしだけは避けたい流れになるとローテもヤクルト中心になる可能性があるので益々厳しくなってきましたね。
    今週、悪くても3勝3敗でいかないとですね。チームは一進一退で綱渡り状態ですから本当に正念場を迎えましたよね、ホーム神宮で山田・青木・バレンティン・村上がチャンスで打たないと勢い出なですね(この試合も無死満塁で内野ゴロで1点だけでは勝てないですね)

  2. 超匿名 より:

     七回裏の攻撃で三安打無得点。一方八回表の攻撃で二安打できっちり同点に追いつく。ここら辺に首位と最下位の差がでましたかね。
     後攻は有利なはずですが延長が決まった時、抑えのマクガフを先に出していたこともあり、勝負あったという気がしました。
    打線はそれ程差はないと思うのですが、投手陣の質量の差は明らかですね。

  3. タラちゃん より:

    読売さん。
    打線は坂本、丸、岡本を固めていることで最大限に打線の威力出している。
    坂本、丸で勝負しやすいようにと。
    それもショート、センターっていう打線の迫力を出しづらいところの選手ってことで、
    次のターゲットは今オフFAの會澤でしかり。
    来年国内FAになる山田哲人でしょうね。

    キャッチャーとセカンドでってこと。

    試合とはまったく関係ない話になるのですが、
    スワローズのフロントは山田哲人のFA移籍に対する備えをしているのだろうか?
    今年もやすやすと1年契約してしまうのか?気になります。
    個人的には今オフ1年契約にこだわった場合、読売へのFA移籍の道が濃厚になるので、パリーグへのトレードをも考える時期にもう来ているかとは思います。

    今年、カープの野手の状況見ていて、丸がいなくなったことでの穴の大きさとその丸と対戦しないといけないっていうことの大きさ。
    これをスワローズも味わないといけないのか?と危機感を持ってほしいものです。

    試合は、
    前半にきっちりと攻めてもっと得点しておかないと、こうなってしまいますよね。
    あとは、
    守備。
    今年は先発が壊滅的なところと守備の破綻。これに尽きますね。

    まずは山田哲人の処遇をはっきりとさせて、そこからFAなり外国人の獲得を決めないといけないでしょうね。

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    今の巨人に勝つには打線の爆発を期待する他ないような気がしますね。石山不在も響いてしまいましたね。

  5. FIYS より:

    > 超匿名さんへ

    私は9回マクガフ起用は定石通りと感じましたが、駒が足りませんでしたね。巨人との差を痛感するゲームとなりました。 

  6. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    山田哲はどうなりますかね?私は選手の契約というところまでは中々思いが至らないファンですのでとにかく今は精一杯応援したいと思っています。もし巨人に移籍となったら相当ショックを受けると思いますが…

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