期待の若手を挙げてみよう!(セリーグ編)

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今日はセリーグ編である。期待の若手の名前を挙げてみたい。

投手
梅津 晃大(中日)
・東洋大三羽烏の中で「外れる」危険性が高い投手だと勝手に思い込んでいたし、時間がかかるタイプの投手だと思っていたのだが、ルーキーイヤー後半にしっかり結果を残してみせた。只々力一杯投げるだけの投手ではなく、しっかりセルフコントロールをしながら打者と対峙できる投手であることを示してくれた。球速表示ばかりが注目され、実戦で結果を残せない選手もいるのだが、梅津はどうやらそういったタイプの投手ではなさそうである。ボリューム感のあるストレートと空振りが奪えるスプリットは魅力たっぷりである。

戸郷 翔征(巨人)
・まだまだ線は細いのだがしなやかな腕の振りから投げ込まれるストレートに横変化、縦変化のボールも豊富に併せ持っており、高卒2年目でのブレイクもあり得そうな雰囲気である。まだ身体が出来上がっていないと感じる部分と素人考えではあるのだが、故障のリスクが高そうな投球フォームに不安はあるのだが、上手く使えば、チームを支える存在になり得そうである。

山口 翔(広島)
・昨シーズンはヤクルト戦で好投したため、強く印象に残っている。戸郷同様まだ線の細さは感じるのだが、しなやかな腕の振りに天賦の才を感じさせてくれる。右バッターのインコースのボールが抜け気味になったり、ボールが高めに浮く部分はあるのだが、その辺りが修正出来、精度が上がってくれば1軍でも勝てるようになるはずである。スタイルが良く、フォームもきれいであるため見栄えも良い。

中川 虎大(DeNA)
・この投手はほとんど見たことがないのだが、昨シーズンの2軍でのスタッツが圧倒的であり、それだけで楽しみな選手だと感じる。高卒3年目にしては身体が出来上がっており、ストレート、カットボール、フォークで打者を圧倒するパワータイプの先発投手ということで粗削りながら、魅力たっぷりである。パッと見リリーフタイプなのかな?と感じるのだが、そう感じるような投球スタイルで長いイニングを投げられるのがこの投手の長所なのだと思う。

長谷川 宙輝(ヤクルト)
・ヤクルトからはこの投手を推したい。ソフトバンク育成で鍛え上げられた力は本物である。個人的には将来は先発で見てみたいと思っているのだが、現時点では150キロを超えるストレートを軸に短いイニングを担ってもらうのが一番だろう。ストレートがしっかり指にかかっている時は簡単には攻略されないのでないだろうか?移籍1年目から数字を残す可能性はありそうである。

山本 拓実(中日)
・高卒3年目、身長167㎝の小柄な右腕である。昨シーズン1軍で3勝を上げ、小ブレイクした。小柄ながらキレのあるストレートを持っており、変化球も使えるボールが多い印象である。十分先発としてやっていけるだけの力、技術を持ち合わせていると感じる。高卒3年目にしては完成度も高く、一気に先発ローテーションの座を掴む可能性もあるのではないだろか?器用さと気持ちの強さを兼ね備えていることもプラスポイントである。

野手
塩見 泰隆(ヤクルト)外野手
・27歳という年齢は若手とは呼べないかもしれない。ということは今シーズンは絶対に結果を残さなければならないシーズンである。身体能力の高さ、パンチ力のある打撃、積極的な走塁と噛み合えば、とんでもない選手に育つ可能性がある素材の持ち主である。しかしこれまでは中々歯車が噛み合ってこない状況が続いている。メンタル面含めて課題は残っているのだが、一度波に乗ってしまえば、1軍で十分通用するのではないか?という期待感はある。ヤクルトファンとして大ブレイクを期待したい。

吉川 尚輝(巨人)内野手
・このブログでも何度か名前を挙げているのだが、この選手がセカンドのレギュラーを掴むと巨人は一段と手強い相手になりそうである。怪我さえなければ、守備、走塁はすでに1軍でもトップレベルのものを持っていると感じるし、打撃も徐々に1軍の投手相手に対応できるようになってきている。いつブレイクしてもおかしくない選手である。

坂倉 将吾(広島)捕手
・正捕手の曾澤がいる中でどれだけアピールし、出場機会を得ることが出来るだろうか?まずは代打などの出場が多くなるのかもしれないが、そこで結果を出せば、捕手以外のポジションでの出場も考えられると思われる。打撃センスは間違いないものを持っていると思われるだけに今シーズンは飛躍の年にしたいところだろう。楽しみな選手である。

伊藤 裕季也(DeNA)内野手
・この選手の打撃は一見の価値ありである。今年のドラフト候補に同じ二塁手の牧がいるが、飛距離という意味ではこの伊藤の方が大学時代から上だったと思われる。逞しい身体から放たれる打球は長距離砲としての才能を感じさせてくれる。二塁手、三塁手としての守りに課題があるのだが、その辺りを克服すれば、レギュラー奪取の可能性もあるはずである。打席ではチャンスをもらうことさえできれば、思った以上の数字を残す可能性もあるのではないだろうか?

島田 海吏(阪神)外野手
・以外にも阪神で期待の若手として名前を挙げられる選手が投手、野手ともにいなかったため、最後に島田の名前を挙げておきたい。ドラフトでは1年後輩の近本に比べて、そのスピードをプレーに活かしきれていない印象ではあるのだが、シンプルにスピード能力が高いという部分は長所である。打撃で首脳陣にアピールすることが出来れば、チャンスは巡ってくるはずである。どの程度1軍に帯同することが出来るだろうか?

パリーグに比べるとちょっと小粒かな?と感じる部分はあるのだが、楽しみな選手が多いことに変わりはない。ヤクルトファンからするとやはり塩見のブレイクを一番に期待したいところである。

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コメント

  1. タラちゃん より:

    梅津は無理強いさせなければ相当やりそうだなと。
    山本もやりそうで、
    ドラゴンズはキャッチャーが加藤なのか?ルーキーの郡司になるのか?他の捕手か、併用か気になる。ここは伊東ヘッド、中村捕手コーチというロッテ時代から一緒だし、野手は最盛期。投手がある程度固まったらと思うと、対戦チームとしては脅威です。

    戸郷はアーム式で正直心配なのだが、
    オリックスの山本由伸みたいな感じではあるので、昔ほど気にしなくても良いのかな?

    読売さんは、今オフなりふり構わずに哲人を獲得目指すでしょうね。
    その際に、
    吉川尚が計算たつようならば、坂本サード、吉川尚ショート。岡本1塁か外野っていうふうにしてはいくのかな?
    ただ正直吉川尚は厳しいとみている。
    彼の体力以上運動能力あり動けてしまうのは諸刃の剣でもあり、ロッテ荻野同様故障の繰り返しになってしまうのだろうなと。

    カープは佐々岡監督になり、
    森下、山口は我慢して起用するので育つのかな?
    坂倉ね。
    曾澤の残留はうれしい誤算なんでしょうが、
    坂倉、中村にとっては痛すぎですね。サードや外野コンバートも視野に入れるしかないのかな?サードは固定できていないからある意味チャンスかと。
    曾澤、磯村いて、石原もいるのできびしいでしょう。

    ベイスターズはここ数年の大卒投手の活躍の連鎖は素晴らしいが、2年連続で続かず隔年なところは心配。
    伊藤は年齢的にショートで厳しい感じの大和いるので、柴田ショートであればセカンドでチャンスもらえるのかな?

    タイガースは、
    右の大砲がいつ育つのか?
    あとはショートの名手育つのかと。
    ただ、ここは似たタイプの選手が多すぎるのがね。

    ウチ。
    村上のポジション。
    サードで固定になった場合。
    廣岡を外野はたまた哲人移籍後のセカンドに据えるのか?
    塩見の状況によっては廣岡を外野コンバートもありかと。
    おいらは吉田大成にすごく期待している。

    2番手捕手の古賀対松本直の争い。

    投手はドラフトで獲得した選手を無理させずどこまで戦力にするかが気になるね。
    十八番の小型左打者育成でレギュラー取ってほしいと。

  2. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    戸郷に関しては「しなやかな腕の振り」と表現しましたが、確かにアーム式ですね。ちょっと表現が間違っていたかもしれません。

    吉田大成、古賀は春季キャンプ、オープン戦でしっかりアピールしましたからね。期待しましょう。

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