開幕!現状のベストメンバーで精一杯の野球。結果は惜敗。

ヤクルト3-4阪神

開幕直前に球団スタッフがコロナウイルスに感染するというニュースも飛び込んで来たのだが、無事開幕戦を迎えることが出来た。結果は、タイトルの通りである。現状のベストメンバーで精一杯の野球を行った中での惜敗である。こういう展開に持ち込めた試合をどれだけ拾えるか?という部分が今シーズンのポイントになりそうなのだが、3-3の8回に清水がサンズに決勝ホームランを浴びてしまった。相手のミスに付け込むことが出来ずに力負けを喫し、開幕戦から現実を突き付けられることとなってしまった。

開幕投手を務めた小川は、5回2/3を投げ、3失点という数字が残った。現状ではヤクルトのエースであり、この日も丁寧な投球は見せてくれたと思う。阪神打線は大山が主力に成長し、ルーキー佐藤輝も計算が立つ中で、数年前のひ弱さは見られなくなり、サンズ、マルテも含め幹がしっかりとした打線となっている。そんな阪神打線相手に小川らしさは見せてくれたと思う。QSは達成できなかったため、エースとして褒められる投球ではないかもしれないのだが、精一杯の投球だったのではないだろうか?
その後長谷川、吉田大喜が何とか粘り、3-3という展開で8回に清水を投入出来るという、ヤクルトの1つの形を作った中でゲーム終盤を迎えることが出来たのだが、清水が2アウトからサンズに手痛い一発を浴びてしまった。今シーズンは9回でゲームが打ち切りとなるレギュレーションなのだが、ホームゲームでこの展開であれば、最低でも引き分けに持ち込みたい所である。ここで清水が踏ん張れないようだとヤクルトが白星を積み重ねていくことは非常に難しくなってしまう。
どの投手も精一杯の投球を見せてくれたし、精一杯の投手リレーだったと思うのだが、それでも勝ち星は逃げて行ってしまった。


打線は1番坂口、2番青木、3番山田、4番村上、5番内川、6番塩見、7番西浦、8番中村、9番小川とこちらも現状でのベストオーダーで開幕を迎えることが出来た。心配された山田も何とか3番セカンドでスタメン出場となった。しかし今シーズンの打線に関しても「個の力」に期待せざるを得ない打線であり、相手に嫌がられる野球をする打線になっていない印象である。山田のコンディション不良、新外国人選手の不在もあり「個の力」自体も決して高くはない印象である。
この日のゲームでは、阪神の開幕投手藤浪の投球はいつも通り荒れ気味だったし、それに加えて、阪神守備陣のミスもあったのだが、大量得点につなげることが出来なかった。おそらく今日の藤浪の出来であれば、ヤクルト以外のセリーグ球団であれば、5回持たせずにKOしていた確率が高いのではないだろうか?逆に言えば阪神首脳陣は開幕カードがヤクルトだったからこそ、開幕投手に藤浪を指名したと言うことも出来るのではないだろうか?明日は阪神の先発がサイドハンドの青柳であるため多少オーダーをいじる可能性はあるのだが、おそらく基本線はこの日のオーダーになると思われる。得点を重ねるにはやはり、村上の前に走者を溜めて、村上の一打に期待するという形になりそうである。オープン戦で結果を残せなかった塩見に開幕戦でタイムリーが飛び出したのは数少ないプラスポイントである。村上の後の内川、塩見がどれだけポイントゲッターとしての役割を果たせるか?という部分にも注目してみたい。

P.S 今年も出来る限りブログの更新は行いたいと思いますが、毎試合更新できるかどうかは何とも言えません。それでも皆さんと一緒に応援していきたい気持ちは変わりませんので、今シーズンもよろしくお願いします。

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    早速の更新ありがとうございます。そして、今シーズンもよろしくお願いします。

    私の印象も今シーズンもかなり厳しいという印象でしょうか。投手陣が踏ん張りきれないという点はあるなものの、昨日は勝たなければならない試合だったと思うので、、、。

    采配も相変わらず対応遅いですよね。結果的に最終打席はヒットだったものの再三のチャンスでの中村、そして坂口には、最初の2打席の内容で代打出してもよかったと思います。

  2. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    今年はこういったゲームをいくつ拾えるか?というのが1つのポイントだと思いますが、実力的に厳しいかもしれませんよね。苦しいシーズンになる可能性が高いですかね?

  3. sabo より:

    まず先発ローテーションが足りていない以上開幕戦を勝つことは至上命題でありそれもあって早めの継投だったと思いますが思い通りにいかないものですね

    サンズのホームラン2本は流石に勿体無い
    サンズが変化球に弱いというデータがあったのか分かりませんが打たれた球以外にもボール球にファールにもゆるい変化球が多かったです
    中村のリードが批判されているのも見かけますがコーチやスコアラーとミーティングで決めた攻め方だと思うのでチームで反省してもらいたいです

    そして大山の三塁線抜けるタイムリーヒットももっとシフトを三塁側に敷けば防げたんじゃないかと思います
    この辺りはタラレバですけど、今のヤクルトは「個」の力も劣っている以上、一つでも敵のアウトを増やし味方のアウトを減らすタラレバ(勝負勘)で勝る必要があるでしょう

  4. FIYS より:

    saboさんへ

    野村監督の遺産はすでに食いつぶしてしまった印象ですので、今のメンバーに「弱者の野球」を期待するのも難しいですからね…かなり厳しいと言わざるを得ないですね。

  5. タラちゃん より:

    まず藤浪なんで左打線という特殊オーダーや、
    守備がまずい阪神さんなんで揺さぶるとかしかけても面白かったとは思ったが。
    戦力が劣るであろうウチがガチンコでがっぷり四つで勝てると思ってるのかね?
    幸い哲人だったかな?頭付近の球行ったが、無事でよかったよ。
    このあと、
    もう書いた時点では3連戦の結果は知ってるが、打線に影響してしまっているのかも?
    とくに右打者はかかと体重になっているのかと予想。

    清水には厳しいが、
    炎上と言われようが0で抑えればよいセットアッパーというポジション。
    2アウト満塁になっても0ならGJ。
    となれば、
    打ち取れる打者、避ける打者、場面を選別し、確率高いところできっちりアウトを取るしたたかさを持ってほしい。
    この敗戦投手。あとでこの失敗がと言われるようになってほしい。
    昨年も甲子園で亜大式ツーシームHR打たれていて、この試合すでに1HR。
    避けても良かったとは思いましたけど。2アウトランナー無だっただけに。

  6. FIYS より:

    タラちゃんさんへ

    藤浪は色々と対峙し辛い投手という印象は持っていますが、この日の藤浪の出来であれば、5回まで持たせてはいけなかったと思います。開幕戦ということもあって正攻法でいくことを優先しましたかね?

    リリーフ投手についてはその通りですよね。「0で抑えればよい。」、清水はボール自体は悪くなかったと思うのですが、もったいない投球で負け投手になることが多いですよね。

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