DeNAにはこれがある

ヤクルト0-4DeNA

東京ドームでの主催ゲームとして行われたDeNA戦は、奥川、京山という若き右腕2人の投げ合いとなった。両投手ともにボールにキレを感じ、1点勝負の雰囲気が漂っていたのだが、0-0の7回2アウトランナーなしから奥川が宮崎、ソト、牧に3連発を浴び、試合の行方は決まってしまった。オースティン、ソトが加わったDeNA打線にはこういった怖さがある。決して戦いやすい相手ではない。

奥川はオリンピックでの中断明けのゲームでDeNA打線をしっかり抑え込んでいたのだが、今日も6回まではほぼ危なげの無い投球を披露してくれた。ストレートの球速もMAX155キロを記録するなど、数字上でも迫力を感じさせてくれた。ボールのキレ、コントロールともに素晴らしいものを見せてくれた。0-0という展開が続いていただけに一発の怖さは感じていたのだが、7回の2アウトランナーなしからの宮崎、ソト、牧の3連発というのはさすがに想定外だった。宮崎の一発に関しては、インコースのストレートの後のカットボールをしっかり踏み込まれて打たれてしまった。首位打者に輝いたこともある一流の打者であることを証明するような見事な一発だった。この一発で気落ちしたわけではないと思うのだが、ソト、牧にも完璧に捉えられてしまった。
奥川の投球スタイルからすると、こういった一発のリスクは常に付き纏うと思うのだが、この課題をクリアしていかなければならない。今日のゲームでプロの打線の怖さというものも思い知ったと思うのだが、この恐怖心を奥川自身はどのように克服していくのだろうか?今日のことがあっても同じスタイルで攻め続けてもらいたい。

打線はDeNAのプロ5年目京山の前に元山のヒット2本のみに抑え込まれてしまった。近江高校時代からキレのあるストレートと安定感の高さで注目された投手なのだが、ここまで出来の良い投球を披露したのは、もしかするとプロ入り後初めてなのではないか?と感じさせるような投球内容だった。
チャンスは元山がヒットを放った3回と6回のみだった。3回は1アウト1塁という場面で奥川が送りバントを成功させ、2アウト2塁という場面を作ったのだが、塩見が三振。6回は0アウト2塁という場面で奥川が送りバントを成功させ、1アウト3塁という場面を作ったのだが、塩見が三振、青木がサードフライに倒れ、先制点のチャンスを逃してしまった。ルーキー元山が結果を残し、奥川が打席でも仕事をしていただけに、塩見、青木には何とか一本出せてもらいたかったのだが、今日は上手く行かなかった。塩見に関しては一度歯車が狂いだすと長引く傾向があるため、明日しっかり最低一本は打ってもらいたいところである。8回の2アウト1,2塁のチャンスではすでに投手が京山から山崎に代わっていたのだが、高津監督は塩見に代えて坂口を打席に送った。今日の打席での内容を見て、代打を送ったとは思うのだが、個人的には一発もある塩見にしっかり責任を持たせても良かったかな?と感じている。もし最初から塩見に代打を送るつもりなのであれば、代打の順番も川端、坂口の順番ではなく、坂口、川端の順番でも良かったかな?という気がしている。ベンチメンバーも効果的に使いながら、戦っていくことは悪くないことだと思うのだが、今日は8回のチャンスも塩見で勝負してもらいたかったという気持ちが強い。

やはりDeNAは弱いチームではない。それだけに明日しっかり1つ勝っておきたいところである。

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