久々の神宮でDeNAを力でねじ伏せる

ヤクルト9-2DeNA

久々の神宮でのゲームは、単発でのDeNA戦となったのだが、投打ともにDeNAを力でねじ伏せてみせた。このブログでも何度か触れているが、現在のDeNAは簡単に勝てる相手ではない。そのDeNAを力でねじ伏せることが出来たという部分に収穫を感じる。

先発のサイスニードはパワー型先発投手らしく、力勝負で強力DeNA打線と真っ向勝負を挑んでみせた。前半戦はコントロールのばらつきが目立ち、安定感に欠けていたのだが、後半戦になってから徐々にゾーンの中で勝負出来るようになってきており、ボールが走れば、ある程度相手打線を抑え込めるようになってきている。今日も3回までパーフェクトピッチングを見せると、4回、5回にはヒットでランナーを許したもののいずれもダブルプレーで切り抜け、5回まで打者15人で料理するという理想的な投球を見せてくれた。6回に2点を失い、イニングを投げ切れずに降板してしまった部分に関しては、先発をやる上でサイスニードにとっての大きな課題ではあるのだが、それでも後半戦の貴重な戦力になりかけている。ランナーを出した後の投球が安定してくれば、似たタイプの先発投手も少ないだけにシーズン最終盤のキーとなる可能性も秘めている投手だと思う。5点のリードがありながら6回を投げ切れなかったという部分については、反省は必要だが、5回までのピッチングには先発投手としての魅力が詰まっていた。
リリーフ陣については、大差の付いた場面ではあったのだが、初めて田口をリリーフで起用してきた。ここの所先発として役割を果たせていなかったこと、前半戦に比べて先発投手の頭数が揃ってきたからこそのリリーフ起用だったと思うのだが、今後もリリーフとして起用していくのだろうか?個人的にはタイプ的に田口は先発だと思っているため、いずれかのタイミングで先発の戻すものだと思っているのだが、田口に関しては、高津監督もやや辛口のコメントを残すことが多いように感じている。田口自身が現状をしっかり捉えて、準備をしていく必要があると思われる。

打線は、前回抑え込まれて京山を初回に崩せたことが大きかった。前回の阪神戦でも同様だったのだが、ファーストチャンスで4番村上がしっかり結果を残してくれた。村上らしい大きなホームランを放った訳ではないのだが、試合の流れを左右する場面での先制打も立派な仕事である。ゲーム終盤での一打というものは、印象に残りやすいのだが、こういった序盤のチャンスでの一打というものも大事である。
その後オスナにタイムリー、サンタナに2点タイムリー2ベースが飛び出し、この回一挙に4点を奪うことに成功し、試合の流れを掴んでみせた。その後もサンタナ、オスナのホームランに荒木の2点タイムリーもあり、最終的にはDeNA相手に9得点を奪ってみせた。
坂口の怪我の状況、塩見の状態など気になる部分はあるのだが、久々の神宮でのゲームでしっかり勝利を掴めたことは、チームにとっては大きな出来事である。明日からのバンテリンドームでの中日2連戦ということでコンディショニングの難しさはあると思うのだが、今日の勝利で気持ち的にはフレッシュな状態でゲームに向かえるはずである。

P.S 本日はサイスニードが先発ということで私も「ミスタードーナツ」という穴場のドーナツ屋でドーナツを購入して食べました。私は「ポン・デ・リング」派です。

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コメント

  1. sabo より:

    サイスニードに関しては序盤のピーキーなピッチングだったのが後半戦からは安定感やコンスタントに成果が出てきたと思います
    前半戦もストレートは走ってましたがストレートだけでは先発は無理ですね
    後半戦からは制球と変化球が使えるようになってますね

    影のMVPは星でしょう
    オースティンから三振を奪ったのは149キロのストレートでしたが神宮のスピードガンは出ないので、他球場だったら150キロ超えてました
    アウトローにビタビタの制球もあって「手が出ない」見逃し三振でしたね

    田口のリリーフ転向は意外でした
    リリーフの方が球威はありますね
    残り試合とチーム編成を考えれば最後まで田口リリーフでいくのもありだと思います

  2. FIYS より:

    saboさんへ

    サイスニードは変化球の割合が増えてきていますかね?

    星、田口は今後を占う上でも重要な存在となりそうですね。

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