ヤクルトのスピードスターと言えば誰?

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私は身体能力が高い選手。スピード感に溢れる選手が好きだ。ヤクルトにもそんな選手が多数在籍している。今日は、私がファンになってからのスピードスターを数人挙げてみたい。

最初に好きになったのは、笘篠賢治だった。私の勝手なイメージだが、「スピードスター」と呼ばれる選手は、華奢で弱い部分も同居している選手というイメージがある。そのイメージに最も近いのはこの笘篠のような気がする。好きになった時期があまりに幼かったため細かい数字は覚えていなかったのだが、ルーキーイヤーに32盗塁を記録し、新人王に輝いている。端正な顔立ちも相まって、間違いなくヤクルトのスター候補だったはずだ。しかし野村監督が就任すると出場機会が減り、怪我もあってヤクルトのスターとはなれなかった。この笘篠と栗山は野村監督にあまり好まれていなかったのだろうか?野村監督は、セカンド飯田、センター柳田の1,2番コンビを売り出していった。どこか悲運のイメージがあるのも「スピードスター」っぽく感じてしまう。結局笘篠はルーキーイヤーがキャリアハイとなってしまったが、それでも強く印象に残っているファンも多いのではないだろうか?

その笘篠からレギュラーを奪ったのが飯田哲也だった。センターのイメージが強いと思うが、「キャッチャー、センター、セカンドー」という応援歌があったようにキャッチャーで入団し、初めてレギュラーの座を掴んだのはセカンドでだった。身体能力という意味では私が見てきたヤクルトの選手の中で№1だと思う。盗塁はやみくもに走るだけでなく、チームが得点を獲るのに効果的な場面で走っていたイメージがある。盗塁だけでなく走塁、守備は超一流だった。特に守備はボールに対する執念が半端ではなく、ホームランボールをキャッチする離れ業を何度か見せてくれた。そしてキャッチャー出身らしくその強肩も魅力的だった。
バッティングも一流であり、とにかく華のある選手だった。時代が時代なら是非メジャーリーグに挑戦してほしかった選手でもある。野村監督からは「努力すればもっとすごい選手になる。」という意味合いで厳しい言葉をかけられることが多かったように記憶しているが、充分頭を使って野球をしていた選手だったのではないだろうか?単独ホームスチールを決めた場面などは鳥肌ものだった。

その飯田が故障した時などに代役として登場した城友博も印象に残っている。笘篠同様端正な顔立ちから女性人気が高かったと記憶しているが、人気者が多かった当時のヤクルトの中では大人しいイメージの選手だった。バットを極端に短く持ちボールに食らいついていく姿勢は、どうすればプロの世界で生きていけるかをよく理解していた証拠だと思う。スター選手である飯田の穴をしっかり埋め、チームに貢献していた。数字以上に記憶に残る好選手である。

ここからスピードスターと呼べる選手は少なくなるのだが、2000年代に入り彗星のごとく現れたのが青木宜親だった。早稲田大学時代からその俊足が高く評価されていたが、プロに入ると稀代のヒットメーカーとしても名を残すことになる。「スピードスター」を飛び越して「スーパースター」である。
ルーキーイヤーにイースタンリーグで.372というとんでもない高打率で首位打者を獲得すると翌シーズンには1軍で200安打を達成し、首位打者、新人王を獲得した。コンスタントに打率を残し、積極的な盗塁も持ち味だった。ヤクルトでの最後のシーズンは身体も大きくなりそのスピードは鈍ってしまったように感じていたのだが、メジャー挑戦1年目でレギュラーの座を掴み、盗塁も30個を記録した。ホームランも10本記録するなど私の想像を大きく超える成績を残してくれた。改めて青木という選手の偉大さを知ったシーズンだった。

その後高田監督が就任するとスピードスター候補が何人か現れた。西武から移籍してきた福地、日本ハムから移籍してきた川島、身体能力抜群の飯原らである。
福地寿樹は、広島時代からその身体能力の高さから注目されてきたが、打撃で伸び悩んでいた。それでも西武に移籍すると花開き、石井一久のFA移籍に伴う人的補償でヤクルトに入団するとトップバッターとして素晴らしい活躍を見せてくれた。レギュラーに定着していなかった広島時代に当時盗塁王の常連だった阪神の赤星から「ライバルは福地選手」と言われたほどに盗塁の技術は素晴らしかった。今シーズンで引退となったが、盗塁成功率は衰えを知らなかった。08年09年には2年連続で盗塁王を獲得するなどそのスピードスターっぷりを見せつけてくれた。近年稀にみる盗塁職人である。

川島慶三は、怪我に苦しんでいる。しかし以前このブログで記事にしたようにスピード感に溢れる華のある選手である。08年にヤクルトに移籍してくるといきなりレギュラーの座を掴み、20盗塁を記録している。失敗が1つしかないのも特質すべき数字である。2010年からの怪我による悪循環が非常に気になるが、来シーズンは正念場のシーズンである。ハツラツとダイヤモンドを駆け巡る姿を見たいものである。

飯原誉士は、数年前までは間違いなくスター候補だった。盗塁もできて長打も打てる。ファンの間では現ソフトバンク監督の秋山氏と比較して語られることがあるほどの選手だった。私もこの選手には非常に大きな期待をかけていた。しかしである、ここ2年間極端に成績を落としてしまっている。野球が上手いタイプの選手ではなく大きなミスもある選手である。そして何より精神面の弱さが指摘されることがある。改めて成績を振り返ってみると2年目、3年目のシーズンには20個以上の盗塁を決め、成功率も非常に高い。持っているポテンシャルは間違いなく高い。
もう死んだも同然である。開き直った飯原に最後の期待をかけてみたいと思う。

現役ではこの川島、飯原の他には上田、比屋根、山田辺りがスピードスター候補だろうか?特に上田、比屋根の盗塁できる足には要注目である。

皆さんの記憶に残るスピードスターは誰でしょうか?

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