藤浪、大谷は野球界を変えるような逸材なのだろうか?

今日から第85回センバツ高校野球が始まった。ちょうど1年前。初日の第3試合で激突したのが藤浪擁する大阪桐蔭と大谷擁する花巻東だった。この2人の対決については「藤浪VS大谷」という記事を書いているので興味のある方は読んで見て下さい。

それにしてもこの2人の成長スピードが半端ない。最近ではこの2人が日本野球界を変えるようなスーパースターになるのではないか?という気持ちになることがある。大型投手は話題になっても大成しないイメージがあったのだがダルビッシュの出現以降大型投手の活躍ぶりが目立つようになってきた。
そんな中で現れた藤浪と大谷という超大物。2人とも見ているだけでワクワクしてしまう。
投手としての完成度なら現時点では藤浪が上回っているだろう。実戦登板も無難にこなしている。どうやらヤクルトとの開幕3連戦でデビューしそうなのでここでしっかり叩いておきたいのだが、そんじょそこらの高卒ルーキーとは違うだけに苦戦も覚悟しなければならないかもしれない。
そして大谷はここまで想像以上である。日本ハムに入団し、二刀流に挑戦しているのだが、野手としても投手としてもやはりものが違う。しなやかなバットスイングと腕のしなり。力任せじゃないのにグングンと伸びる打球と最速160キロを記録するスピードボール。凄過ぎる。私はこれまで打者大谷により強く魅力を感じると書いてきたのだが、昨日の楽天戦の投手大谷に衝撃を受けた。特に嶋を三振に仕留めた場面は凄かった。ストレートで追い込み、最後は外角のスライダー。嶋は完全に腰が引けてしまっていた。プロの世界で実績を残している選手があのような三振を喫するということは投手大谷も相当凄い投手のようだ。
こうなると是非二刀流での大成功でプロ野球界を揺るがしてほしい気持ちが強くなってくる。

私がリアルタイムで見てきた選手の中で日本の野球界を変えた選手というと、25年ほどファンを続けている中でも数人しかいないと思っている。
当時まだ夢のまた夢の世界だと思っていたメジャーリーグに1人で挑み見事に大活躍をしてくれた野茂英雄。
日本で伝説を残し、メジャーに渡っても伝説の選手となりアメリカ球界の価値観さえ覆してしまったイチロー。
甲子園での5打席連続敬遠。巨人の4番からヤンキースの主力となった松井秀喜。
甲子園で春夏連覇を達成し、高卒1年目のシーズンから物の違いを見せつけてくれた松坂大輔。
全てのボールが超一級品。大型投手のイメージを変えた天才投手ダルビッシュ有。

私の野球への価値観を変えたという意味ではこの5選手くらいしか浮かばない。(ヤクルトファンとしては捕手のイメージを変えた古田敦也を入れたいのだが少し弱いか…)
将来この5選手と同格に語られる可能性を秘めているのが、今年のルーキー藤浪晋太郎と大谷翔平なのではないだろうか?ヤクルトファンからすると厄介な選手になるのだが、それにしてもこのワクワク感は久しぶりのような気がする。

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