大谷の二刀流について

選手

ヤクルトの試合があまりにもつまらないゲームだったので大谷の二刀流についての記事を書きたい。先日ヤクルト戦で投手としての1軍デビューを果たした大谷。そのヤクルト戦で150キロを超すストレートを連発し、投手としての潜在能力の高さを見せつけたのだが、今日は阪神の怪物ルーキー藤浪から2ベース2本と打者としても一流の力があることを改めて感じさせてくれた。

しかしである。少し気になることがある。プロ野球OB、解説者の方々がほとんどこの二刀流挑戦に否定的な意見でいることだ。(ほとんど地上波のテレビしか見れていないので本当は賛成している方々も多くいるのかもしれませんが…)正直私もこのブログで何度も書いてきたように大谷は野手として見てみたい。という気持ちが強かったのだが、オープン戦の楽天戦での投球を見てから投手としても凄い素材だということを感じ、できる限り二刀流で頑張ってもらいたいと感じるようになった。
ここまで野手としては43打数14安打で打率.326という数字を残している。左投手には苦戦している印象があるが、今日の藤浪を始め、岸や摂津など一流どころからもヒットを放っている。打数こそまだまだ少ないが、それでも高卒ルーキーがこれだけの数字を残している。そして投手としても前回のヤクルト戦をご覧の通り可能性を示している。そして本人は二刀流をやりたがっている。そして日本ハムも栗山監督を始め、このチャレンジを必死でバックアップしている。
それでもなお、二刀流を止めさせようとするのはちょっと分からない。もちろん解説者の方々の考えも分からないわけではないのだが、もしかしたら100年に1人と言えるような存在かもしれない大谷の可能性を潰すような発言をする必要はないような気もする。
日本ハム自体や栗山監督の考え方を否定する意見もよく耳にするような気がするのだが、おそらく日本ハムでなければ大谷をNPBでプレーさせることは出来なかっただろうし、二刀流にも挑戦させなかっただろう。私からすれば大谷は最もその才能を活かせるチームに入れたのではないかと思う。

「投手か野手1つに絞ればもっと素晴らしい選手になる!」「調整が難しいし、怪我が心配だ。」そんなことは解説者じゃなくても言えることなのではないだろうか?
二刀流という前例がほとんどないため、「成功」の基準が分かりづらい部分もあるのだが、大きなリスクを抱えながらも二刀流に挑戦している大谷と日本ハムに応援的な立場をとる専門家がもっと現れても良いような気がする。「二刀流を成功させるためにはこういう起用法をするべきだ。」とか「二刀流を成功させるためにはこういう調整法をするべきだ。」とかそんなことを語る解説者の登場を待ちたい。本人が自分で「投手か野手一本に絞る。」という気持ちになるまでは二刀流で良いのではないだろうか。

誰も育成法が分からない二刀流ルーキーを育てようとしている日本ハム首脳陣、特に栗山監督のチャレンジスピリッツも私は買っている。

P.S 日本ハムファンの方々はどう感じているのだろうか?チームが低迷しているのと大谷の二刀流チャレンジには因果関係があるのだろうか?

ヤクルトファンの無責任な感想ですが…常識を覆すようなプレーヤーを見てみたい気持ちはいつでも持っています。

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コメント

  1. でぶちゃん より:

    今日の藤浪、ここん処の高橋周平の扱い・・・スワローズにいてくれたらと思うと『小川監督、あんたまずはクジ運何とかしろ!』と言いたい。そしてスワローズのスカウトに『石山はいまのところ当っているが・・・川上はファームもろくすぽ出ていないぞ!そして野口はいまだにファームの主、高市ってだれ?川島亮、ヨシノリ、増渕、雄平、・・・・わあ~』って叫びたくなる。

  2. FIYS より:

    > でぶちゃんさんへ

    藤浪、高橋周と獲れていたら確かに凄かったですね。くじ運ばかりはどうしようもありませんね。以前オリックスの岡田監督が「1日だけ超能力者を雇え。」なんて記事もありましたよね(笑)。私は、ヤクルトが滅茶苦茶くじ運の強かった80年代の記憶はほとんどないのですが、ヤクルトファンは今までくじ運に恵まれ過ぎていたのかもしれませんね。
    川上については最初から即戦力でなく素材を評価しての指名なので私は5年程の長い目で見たいと思っています。
    野口、川島亮、由規、増渕、雄平辺りは何も言い訳できませんね。皆プロで輝けるだけの素材だと思うのですが、怪我もあって育成できていませんね。

  3. ごっちゃん より:

    はじめまして。ハムファンです。最初は「二兎を追う者は一兎をも獲ず」だよ~と否定的な考えでしたが、本人の一生懸命な姿を見て、何とかして両方の才能を生かせないかな~と応援する気持ちになりました。北海道のテレビでは、最下位のせいか明るい話題といえばこれくらいなので、連日翔平・翔平とすごいです。中田翔、稲葉さん、吉川投手にも頑張って欲しいのですが…ファンは多分、応援する気持ちが強いと思いますが、他にも外野手のレギュラー候補で人気の谷口選手など、もっと器用してほしいと不公平感あるかも。栗山監督は大谷くんのことで頭いっぱいに見えてしまいますね。コーチも未経験者が三人も一軍にいて、エラーも多く、チーム全体が浮き足立っているのかな、という印象です。低迷の原因は監督、コーチの経験の浅さからくるバタバタ感、守備の名手(糸井、田中賢)が2人抜け、前半は先発が軒並み不調…選手一人一人それぞれが原因の気がします。斎藤佑樹くんはリハビリ中だし、チームみんなで難局を乗り越えて欲しい!切なる願いです。
    長々失礼しました。

  4. FIYS より:

    > ごっちゃんさんへ

    はじめまして。コメントありがとうございます。このブログはヤクルトの事を中心に書いていますが、他球団のことで取り上げる機会は、日本ハムが断然多いように感じています。ドラフト戦略、育成システム、地域に密着したチーム作りなど、これからのプロ野球界のモデルになりうるチームだと思っています。日本ハムファンのごっちゃんさんが羨ましいです。

    北海道では大谷の報道が凄いのですね。「二兎追う物は一兎をも獲ず。」と考えていたプロ野球ファンは多いと思います。それでもこの二刀流と言うチャレンジは意味あることだと思います。
    大物選手が抜けても戦えるチーム作りを目指していると思われる日本ハムがこのまま最下位に沈み続けることは考え辛いと思うのですが…
    ハードルは高いですが、大谷には圧倒的なポテンシャルを見せつけてもらうしかなさそうですね。野球ファンの一人としてこの挑戦は応援したいです。そのためにはチームの浮上も必要なのかと感じています。

  5. ごっちゃん より:

    いずれどちらかになるとしても、投手と打者両方から学んで相乗効果ありそうですけどね。交流戦が全試合の三分の一くらいあれば、自然に二刀流なんですが(笑)
    賛成してる解説者は江川さん、落合さん、吉井さんですね。
    ヤクルトは先発投手で若手が揃っていて羨ましいと思ってました。ジャイアン赤川、村中、増渕、由規投手がいて…そして右エースに館山投手、左エースに石川投手がいて、と。昨年でしたか、Gが三タテされてすごいなーと思ってました。
    今年はライアン小川、石山投手いいですね。
    日ハムはなかなか自前で育たないので、やっぱり本格派右腕として、翔平くん期待しちゃいます。

    由規投手復活してほしいですね。

  6. FIYS より:

    > ごっちゃんさんへ

    こちらこそありがとうございます。時々他球団ファンの方からコメントをもらうのですが、いつも興味深く感じます。
    大谷の二刀流に関しては、プロ野球ファンとして大いに注目していきたいと思います。
    落合さんがサンデースポーツで「本人がやりたいというならやらせるべき。」と言っていたのはテレビで見ました。昨シーズンまでコーチだった吉井さんが賛成しているのが個人的には意外です。
    2年前のシーズン中盤までは投手王国の誕生!と思ったのですが…ドラ1四兄弟が伸び悩んでしまい…もはやドラ1四兄弟という言葉は死語となっています。由規が復活するようなことがあれば、おそらく涙ものだと思います。
    日本ハムは、高卒野手が育つ印象があります。投手大谷の育成にも注目ですね。
    小川はともかく石山の質の高いストレートには驚いています。

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