スミ1…守り負け…

ヤクルト0-1阪神

結果として小川の力投を見殺しにしてしまった。初回の失点に関してもマートンのライトライナーをバレンティンが落球してしまったものだけにもったいなかった。これで3連敗となったのだが、いずれも1点差のゲームであり、非常にもったいない敗戦が続いている。

まず小川ー中村のバッテリーに関しては前回の登板の時に「現時点での完成形」という言葉を使わせてもらったのだが、今日の投球も素晴らしかった。初回にマートンにバレンティンのまずい守備も重なりタイムリーを打たれてしまうのだが、その後の投球は圧巻だった。前半はストレート中心の組み立てで速いボールを意識させておいてから中盤以降は変化球を上手く使い、最後はフォークボールで仕留めるパターンでこれまで苦戦が続いていた阪神打線を手玉に取って見せる。本当にルーキーとは思えない投球内容である。前回のDeNA戦でも感じたのだが、今日も小川の調子は絶好調という訳ではなかったと思う。しかしそこは豊富な球種とコントロール、抜群の精神力で隙を与えない。中村も小川とバッテリーを組むのは楽しいのではないだろうか?それほどまでにこの2人のコンビネーションは合っていると思う。見ていて面白いバッテリーである。
結局小川は、8回の打席で代打を送られてしまうのだが、7回で99球を投げ、被安打4与四死球2奪三振9の1失点という内容の投球を披露する。私は今日の投球も100点に近い点数を与えて良いのではないかと感じた。
しかし前回に続いて今日も小川に勝ち星を付けることは出来ず、それどころか敗戦投手となってしまった。これで12勝3敗となってしまい、新人王争い最多勝争いは混沌としてきそうな雰囲気となってきた。ヤクルトファンとしては前回と今日の登板で14勝2敗としていれば…などと振り返ってはいけない過去を振り返りたくなってしまうものである。
それでも今の小川ならまたこれから勝ち星を増やせられるのではないかと期待してしまう。打線の援護をお願いしたいところだ。

その打線は散発5安打に封じられてしまった。やはりミレッジがいない影響が徐々に出てきてしまっている印象がある。特にバレンティンが強引に自分で結果を出そうともがいている姿を見ると少し心配になってしまう。それでも今日も1本2ベースを放つなど、ガタガタっと崩れそうなところで踏ん張るところが去年のバレンティンとの違いである。しかしその一打が中々勝ちに結びついてこないことからバレンティンが精神的に崩れてしまうのではないかと気になってしまう自分がいる。もちろんバレンティンには3年連続ホームラン王を始め、個人タイトルにもこだわってほしいと思っているのだが、やはりチームの4番としての仕事もしてもらいたいと感じている。ボール球に手を出さないでどこまで我慢できるだろうか。最近は少しずつ我慢できない場面が増えてきているような気がする。私の思い過ごしなら良いのだが…
何とかバレンティンを援護する意味でも他の打者の奮起が期待される。特に畠山。あっさり凡打を繰り返すシーンが続いている。何とか調子を上げてもらいたいと思うのだが、ここまで来ると中々難しいのかもしれない。精神面も強いタイプとは思えないので、ここは結果が出なくてもフルスイングにこだわってもらうしかないのかな?と感じている。小手先のバッティングをするよりも一か八かのフルスイングの方が相手は嫌がるかもしれない。

さてここからは、阪神の先発の鶴と阪神守備陣について書いていきたい。
鶴直人。近大付属高校時代は2年まではスーパースターだった。当時の大阪にはプロ注目のスーパースターが数多く存在し、大阪桐蔭の辻内(現巨人)平田(現中日)履正社のT-岡田(現オリックス)とともに「浪速の四天王」と呼ばれていた。1つ下の年代にはPL学園の前田健太(現広島)もいて非常に豪華な面々がしのぎを削っていた。鶴は下級生時代から注目を浴びていたのだが、最後の夏を前に怪我をしてしまい、高校時代に甲子園で輝くことはできなかった。プロ入りしてからも怪我に苦しんでおり、中々ブレイクできずにいた。今日の試合を見ていてもストレートの威力自体は高校時代の方が凄かったのではないか?と感じてしまうのだが、それでも投手としての総合力の高さ、抜群の野球センスは所々で発揮されていた。投げるボールの凄さでは前田健太に及ばないが、それでもコントロールの良さと一塁カバーの時に見せる俊敏な動きなど「良い投手だな。」と感じさせる場面は所々にあった。もしかすると高校時代を知っているファンの方々は「こんなのは本当の鶴じゃない。」と思うのかもしれないが、自分の今持っている力を最大限に発揮して投げる姿はこれぞピッチャーという感じで敵ながら感心した。「こじんまりしてしまったな。」という印象があることも否めないが、「それなりに試合を作れる投手だな。」という印象も受けた。
その鶴を守備陣が盛り立ててた。ここら辺も鶴のコントロールの良さから来るテンポの良さに野手陣が乗せられたという部分もあるのかもしれないが、坂、鳥谷の三遊間は非常に固い守備をするし、今日の試合では西岡のスライディングキャッチ、ダイビングキャッチや新井貴のダイビングキャッチなどことごとく好守に阻まれてしまった印象がある。レフトのマートンも決して守備は良くないのだが、今日は上田の抜けていれば同点という場面で後方の難しい打球をしっかり捕球して見せた。結局この守備がこの試合のポイントだったように感じる。初回のライトライナーを捕球できなかったバレンティンと3回のマートンの好守。これが勝負を分けてしまった。

さて明日の先発は中澤ー藤浪である。うーん…正直勝てるイメージが浮かんできません。バレンティン頼みですかね?

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