最下位決定の夜

ヤクルト0-1巨人

タイトルの通り。今日の試合で最下位が決定した。6年ぶりの最下位と言うことだ。今日の試合は先発の石川が好投したものの打線が淡泊な攻撃を繰り返し、完封負けを喫してしまった。巨人先発の阿南はプロ入り初勝利と言うことでいいようにやられてしまった。

特に書きたい話題もないので淡々と書いていきたい。先発の石川は今日は良かったのではないだろうか?ストレート、変化球ともに低めに集め巨人打線を打ち取っていった。5回までは全く危なげない投球を披露した。しかし6回、先頭の藤村のショートゴロを川島がエラーで生かしてしまうと、2アウト2塁から長野にタイムリーを浴びてしまい、先制点を許してしまう。結局この1点が決勝点となってしまった。
石川は8回で102球を投げ、被安打4無四球の1失点という内容が残った。相手は消化試合の巨人とはいえ非常に内容のある石川らしい投球だったのではないだろうか?それだけに6回の守りが悔やまれる。川島のエラーは藤村の足を意識するあまり焦ってしまったのかもしれないが、石川がリズムよく投げていただけにしっかり捌いてほしかった。また長野タイムリーヒットに関してもライトの飯原がもう少ししっかりバックホームへの準備をして、ホームで刺さなければならない場面だったと思う。巨人は藤村の足と今日の石川の出来を考えてギャンブル的にホームへ突入させたと思うのだが、飯原の返球は力がなく、クロスプレーにもならなかった。川島のエラー、飯原の守備力を含めて巨人との実力差を感じるゲームとなってしまった。守備力に関しては、キャンプなどで鍛えることによって上達が見込める部分だと思う。来シーズンの重要な課題となりそうだ。

野手陣はプロ入り初先発となった阿南にのらりくらりとかわされてしまった。今日はこの阿南を打ち崩せなかったのが全てである。6回からは先日の巨人戦と同様、マシソン、澤村、西村、山口のリレーの前に完璧に抑え込まれてしまった。澤村を加えた4人のリレーは12球団を見渡しても最高クラスの戦力ではなかろうか?今のヤクルトに打ち崩す力は全くなかった。相手を誉めることしかできないのが何とも悔しい。

「今日のバレンティン」
3打数1安打
ということで打点を稼ぐことはできなかった。三冠王には赤信号が灯ったと言っても過言ではないだろう。それでも最後までヤクルトファンを楽しませてもらいたい。

P.S ヤクルトは1日、ラファエル・フェルナンデス(27)、太田裕哉(25)両投手、水野祐希捕手(26)と来季の契約を結ばないと発表した。(時事通信引用)
おそらくまだ自由契約となる選手は出てくると思われるのだが、まずは第1次発表というところだろう。またまとめて記事にしたいと思うのだが、それにしても太田に関しては、スカウトの責任も大いにありそうですね。社会人から入団して1軍登板なしって…

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コメント

  1. パイン より:

    今年の戦いぶりを見ていると、思い出すのは、78年の初優勝時、一度も完封負けがなかったことですね。

    どんな形でも1点を取ることに徹底していました。

    広岡ー森体制が厳しさの体現者とすれば、小川采配は甘さ、緩さそのものに思えてしまいます。
    この日の完封負けなど象徴的ですね。

    フェルナンデス、太田は今年も見ましたが、やはり問題はコントロールですね。
    太田はプロ入り後、すぐにコントロール不足を言われましたが、どこかで調子を乱し、
    取り戻せなかったのでしょうか。
    水野は、捕手だけは層が厚かったことが不運でしたか。

    次のチャンスを求めるなら、頑張って欲しいですね。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    初優勝時は完封負けが1度もないのですね?凄いですね。

    確かに今シーズンのヤクルトは何としても1点を奪うという形を作れませんでしたね。相手に嫌がられるようなチームをもう一度作り直さなければなりませんね。

    フェルナンデス、太田は最後までコントロールが安定しなかったのですね。それにしても太田は社会人からプロに入り2年でクビでは…チームにとっても本人にとってもマイナスになってしまったのではないでしょうか?

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