レベルの低いゲーム

ヤクルト5-4広島

今日はテレビ観戦できたのだが、ダラダラと長いひどいゲームだった。最下位のヤクルトはもちろんのこと3位の広島も今日の内容はひどかった。セリーグは今後どうなってしまうのでしょうか?
ヤクルト投手陣が与えた四死球が8、広島投手陣が与えた四死球が9。そして広島守備陣のエラーが2。とまあ見るに堪えないゲームだった。それでも勝ったから良かったのだが…

今日もサラッと書きたいと思うのだが、先発の松岡については、オールスター明けの日曜先発投手の中では最も良かったのではないだろうか?赤川、ロマン、ラルー、中澤と全く先発投手の役割を果たせなかったのだが、今日の松岡は…上記の4人同様先発投手の役割を果たせなかった。
3回1/3で79球を投げ、被安打4与四死球4の3失点。それでもオールスター明けの日曜先発投手の中で最も良かったと思う。ということはどういうことかと言うと、戦力になる先発投手が明らかに不足しているということだ。
それでも松岡は先発として準備をしてもらって良いのではないかと感じた。リリーフ時代は、ストレートとフォークを中心に力で抑え込んでいく印象があったが、先発の松岡はそのストレート、フォークだけでなくシュート、ツーシーム、スライダー、カーブと多彩な球種を使って抑え込もうとしていた。しかしまだ先発としての投球が出来ていない印象だ。元々ボールの質が高く、今日投げていたボールも全てそれなりのレベルに達しているボールを投げていると思う。しかし相手打者にはしっかり見極められたり、ファールで粘られてしまっていた。これは松岡がまだ自分の投球パターンを見つけられていないということだと思う。自分がバッターから見たらどういう風に見られているのか考えながら投げることが出来ればもう少し余裕を持って投げることが出来るのではないだろうか?
もちろん素人の戯言なのだが、松岡はこれからは先発として頑張ってもらって良いと思う。次回の日曜日はこのまま松岡で行ってもらいたい。もう若手と言う歳ではないが、勉強して頭を使ったピッチングをしてもらいたい。先発の素質はあると思う。
リリーフ陣は良く頑張った。七條は1点リードされてしまい、1アウト満塁と打たれたら試合が決まってしまう場面での登板だったが、連続三振で仕留め、次のイニングもきっちり3人で抑えて見せた。
その後も押本ー久古と繋ぎ、広島打線を何とか抑え込むと、打線が8回に逆転に成功し、8回9回は山本哲ー石山で逃げ切った。石山は、味方の好守もあり、何とか1失点に抑えてのセーブ成功となったが、以前にも書いたように石山にはまだまだクローザーを任せられるような安定感はなく、今日のような試合はこれからもあるだろう。それでも一旦クローザーを任されたのだからとにかく我武者羅に頑張ってもらいたい。ストレートで空振りが取れる球質は魅力的であるのに違いはないのだから。

野手陣では不調の山田に代わって久しぶりにキャプテン田中浩が6番セカンドで起用された。その田中浩はいきなり猛打賞と結果を出した。昨日のブログでも少し触れたのだが、内野手のバランスを考えるとどういう起用法が良いのか考え所だ。一つ言えるのは、宮本が引退を表明した中で内野手のリーダー的存在がいないのは気になる。そのポジションに就いてもらいたいのが田中浩である。守備でも走塁でも打撃でもまだまだ若手には負けていないはずだ。ここまで山田を我慢して起用してきたのだが、小川監督は来週以降どういった判断をするだろうか?
その他では比屋根、上田の1,2番は今日も存在感を見せてくれた。初回の攻撃も足を絡めた攻撃が出来ていたし、8回には比屋根が同点タイムリー、上田が勝ち越し犠牲フライと結果を残した。形が出来つつある。
そしてバレンティンは滞空時間の長い48号ホームランを放った。その後1回も勝負してもらえなかったのだが、5番畠山も相変わらずなのでこれからも勝負を避けられる場面は増えるだろう。バレンティンがどこまで我慢できるだろうか?集中力を切らさずに頑張ってもらいたい。

最後に采配について触れると9回の畠山の送りバントはありえない。このことを書くのは何回目だろうか?バントを多く使って確実にランナーを進める作戦には反対という訳ではないのだが、畠山にバントをさせるなら代打である。今日は結局ファール二つで追い込まれ最終的には三振という最悪の結果が残ってしまった。この采配だけはいつも納得がいかない。

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コメント

  1. 久保田 より:

    畠山にバントの件は、まさに同意です。本当ならバントではなく畠山の長打に期待したいところですけれど、作戦上、バントがベターなら代打のほうがいいでしょうね…。しかし昨日は、棚からぼたもち的な勝ち方でした…。来季以降、打撃力での大幅なアップを期待したいですけれど、現実的にはどんなもんでしょうかね? ところで、宮本はいずれ監督になる存在でしょう。燕一筋で頑張ってくれた素晴らしい選手です。野口あたりも引退でしょうか?岩村もこの時期に二軍行きとは、来季の契約はないかもしれませんね…。まぁ、そんな寂しい話はともかく、松岡の先発には私も期待しています。

  2. パイン より:

    投手、捕手が若い。内野手も実績がない。
    そんな時、宮本がいるだけでどれほどの安心感があったか。

    今年、内野が乱れた試合も宮本不在ということがありましたね。

    宮本自身、後継者がいないことを言っていましたが、たしかにピンチですね。

    川端、山田はショートのレギュラーというイメージは持てません。
    以前は、打撃は天性、守備は後からついてくる、とか言われたものですが、プロの守備力、
    特に二遊間は難しいと思います。
    守れて打てれば理想ですが、せめて守り負けることは避けたいです。
    川端も一気にブレーク出来なかったあたり、大物感は消えました。
    坂本など遙か彼方です。

    来季についていえば、田中が万全に戻れば、山田三塁、川端一塁がいいかと思います。

  3. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    畠山の送りバントはありえません。今日登録を抹消されたようですが、打てないのなら2軍で調整して戻ってきてもらうしかないのではないでしょうか?

    岩村の2軍落ちは少し気になりますね。

  4. FIYS より:

    > パインさんへ

    宮本の引退によって「勝者のメンタリティー」を持った選手がいなくなってしまい、私も心配しています。今日は谷内がショートで先発出場をしましたね。谷内は「ポスト宮本」という意味ではもしかすると先頭を走っているかもしれませんね?(本来であれば宮本の後を田中浩が継げれば良いと思うのですが…)

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