オールブラックスに大敗

ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2013」は2日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表はニュージーランド代表「オールブラックス」に8トライを奪われるなど6-54で完敗した。両国の対戦成績は、親善試合を含めてオールブラックスの5戦5勝となった。(サンケイスポーツ引用)

今日は珍しくラグビーを取り上げてみたい。上記の通り今日は、日本代表対ニュージーランド代表の試合が行われた。ラグビーに詳しくない人でも「オールブラックス」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないだろうか?今日日本代表と戦ったニュージーランド代表のニックネームである。

このオールブラックスが滅茶苦茶強いのである。ラグビーはサッカーなどに比べて盛んな国や地域が限定されていることもあるのだが、いつの時代も世界のトップを走り続けている印象がある。団体球技でこれほどの力を維持し続けるチームはあっただろうか?
日本代表とオールブラックスは過去に4回戦っているのだが、スコアは0-74、4-106、17-145、7-83と手も足も出ない完敗が続いている。95年のワールドカップでの17-145のゲームは当時テレビで見ていたのだがあまりに簡単にトライを奪われてしまうため非常にショックを受けたのを覚えている。このワールドカップの大敗もあいまってラグビー人気が低迷し始めたなどという話もあるくらいショックの大きい敗戦だった。

このオールブラックス、もちろん格下のチームにだけ強いという訳ではない。なんとこれまで100年以上の歴史がある中で国代表としてオールブラックスに1度でも勝ったチームは5チームしかないということである。世界中のどの国と戦っても対戦成績は勝ち越しているという化け物チームなのである。私も今日まで知らなかったのだが、それなりの強豪国であるアイルランドとスコットランドもオールブラックスには1度も勝っていないということである。横綱の中の横綱である。

そんなオールブラックスが来日してゲームを行うということで秩父宮ラグビー場は満員に膨れ上がり、地上波でのテレビ中継もされるという注目の一戦となった。

結果は上記の通り6-54で完敗となってしまったのだが、まずまず楽しめるゲームだった。実力差は非常に大きいのだが日本代表は序盤激しくボールに絡み今日の試合への意気込みを感じさせてくれた。ミスから1トライを奪われた後には五郎丸の2本のPGで6-7と一点差に詰め寄って見せた。このままディフェンスで粘りロースコアのゲームに持ち込みたかったと思うのだが、やはりフィジカル、スピード、テクニック、戦術、プライド全てにおいて世界トップクラスにあるオールブラックスに次第に圧倒され始め、その後は後半のラストワンプレーの猛攻以外ほとんど見せ場らしい見せ場は作らせてもらえなかった。そして最後の猛攻もトライには結びつけることが出来なかった。それでも日本代表の気持ちを感じるゲームではあったと思う。

ニュージーランドでもプレーしているSHの田中の小気味良い動きやHO堀江の今までの日本人HOにはなかったようなテクニック、LO大野の人に強いあたり、若きスピードスター福岡、藤田、FB五郎丸のキック力とフィジカルの強さと魅力的な選手も目に付いた。

2019年の自国開催のワールドカップに向けて強化を計って行ってもらいたいのだが、まずは2015年のワールドカップである。まだ日本代表は92年のワールドカップでのジンバブエ戦の勝利しかなく、1勝21敗2引き分けと言う散々な成績が残っている。
このまま自国開催のワールドカップに臨むわけにはいかない。オールブラックスに勝てとは言わないが、英国勢やイタリア、アルゼンチン、フィジー辺りのチームに一泡吹かせるような戦いぶりを期待したい。亀の歩みのスピードかもしれないが少しずつ成長して行っているように感じる。

P.S 私は、弱い日本が強豪国に立ち向かうという構図が好きなようでこのラグビーの代表戦は妙に熱が入ってしまう。これは私がヤクルトを応援し始めた時の弱いヤクルトが強い巨人や中日、広島に立ち向かう姿を見ていたからなのかもしれない。

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