山田先頭打者弾!雄平満塁弾!

ヤクルト9-0中日

今年大ブレイクした山田と雄平が印象的なホームランを放ち、久々の3連勝となった。今年のヤクルトはこういう勝ち方が出来る。

首痛で戦列を離れていたナーブソンが復帰戦で7回被安打3与四死球2の無失点と結果を残した。先日村中の事をよく分からん。と書いたのだが、このナーブソンも評価が難しい。今日も初回は非常に危なっかしい立ち上がりとなったのだが、その後は危なげない投球でスイスイと7回を投げ抜いて見せた。個人的に以前から気にしていた球数も7回で98球と理想的な球数で投げることが出来ていた。味方の大量リードに守られたこともあったかもしれないが、稀にこういった安定感のあるピッチングを見せてくれる。今日の登板を含めて3勝7敗、防御率4.67である。年齢は現在32歳(12月で33歳)。来季の契約はどうなるのだろうか?ナーブソンがもしヤクルトで野球を続けたいと思っているのならこれからの登板は正念場となるだろう。私の見立てが正しいかどうか分からないが、やはりストライクゾーンの中でボールを動かし、打者を打ち取ることが出来る日は調子が良いと見て良いのではないだろうか?すなわち球数が調子のバロメーターとなるのではないだろうか?今日はナイスピッチングである。

打線は今日も14安打で9得点と繋がった。特に山田の先頭打者ホームランと雄平の満塁ホームランは素晴らしかった。山田、雄平共に後半戦に入って少し調子を落としても仕方ないかな?と見ていたのだが、今の所大きく調子を落とすこともなく踏ん張ってくれている。

山田は山井の甘い変化球を完璧に捉えてみせた。甘かったとはいえ、見事なバッティングだった。今シーズンの山田を象徴するような左中間スタンドへの豪快なホームランとなった。これでホームランの数は17本となった。以前このブログに3割30本30盗塁できるような選手になってもらいたい。と書いたことがあるのだが、流石にホームラン30本は少し厳しいと感じていた。ところがどっこい、今年の山田を見ていると本当にトリプルスリーを達成できるのではないか?と感じさせる選手になってきている。もしかすると現在のNPB所属選手の中で最もトリプル3に近い選手はこの山田なのかもしれない。近い将来この山田がトリプル3を達成するかもしれない。本当に夢物語ではなくなってきた。

そして雄平もプロ入り初の満塁ホームランを放ち、チームの勝利に貢献した。この雄平に関しても打席で風格が漂ってきている。雄平のホームランは私達ファンが驚くような打球が多いのだが、今日の満塁ホームランに関しても驚愕の一発だった。少し高かったとはいえ、山井の外角いっぱいのストレート(シュート?)をレフトポールにぶつけてみせた。映像で見た印象としては、「あのコースのストレートをあの打ち方で合わせても普通ファールでしょ。」である。しかし打球は切れていかなかった。技術的な事は詳しくないのでスポーツニュースで解説者の方の専門的な話を聞きたいと思うのだが、おそらく左手の強さと使い方がポイントなのだと思う。イチロー登場以降日本球界には右投げ左打ちの巧打者タイプのバッターが量産されてきた。利き手の右手のコントロールに優れミートが上手いバッターがオーソドックスな左バッターの形となっていたのではないだろうか?そんな中で今年ブレイクした雄平は左投げ左打ち。いわゆる左利きの左バッターなのである。これが今日のホームランの弾道の秘密なのではないだろうか?インパクト後に左手でしっかり押し込み、最後にリストを返して力を加えているため、普段見慣れている多くの右投げ左打ちの打者とは違った打球になったのではないだろうか?解説者の方が良く使う「逆方向に引っ張る。」と言った表現を使いたくなるような一打に感じた(この見解は全く見当違いの可能性もあるのでしっかり専門家の解説を聞いてください。)。
何はともあれ、雄平の逆方向への打球の伸びは「これぞプロ!」と感じさせるに十分な凄さを持っている。


今日はこの2人のホームランを見れただけでもヤクルトファンの方々は嬉しかったのではないだろうか?これで3連勝である。明日の小川で一気に4連勝と行けるだろうか?

P.S ちなみに注目していた2番ショートは谷内ではなく森岡を起用してきましたね。森岡もおそらくプロ入り後最もレギュラーに近付いているシーズンだけに簡単に谷内に負けるわけにはいかないだろう。川島がトレードされたことをきっかけに森岡がレギュラーに座ると思っていたのだが…にわかに遊撃手争いが面白くなってきた。

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