連日の15安打で連勝!

ヤクルト10-6中日

2日続けての15安打で連勝である。畠山が戻ってきたこともあり、ようやく打線が交流戦前の状態に戻ろうとしている。今年のヤクルトはやはり打たなければ勝てない。

先発の石川は、立ち上がりコントロールに苦しみ四球でランナーを出すとエルナンデス、和田には高めに浮いたボールを捉えられてしまい、初回から2点を失う苦しいピッチングとなったが、ベテランらしくここから上手く修正して見せた。2回以降は凡打の山を築き、中日打線を抑え込んで行った。大量リードをもらった後の7回に2アウトから連打で失点してしまい結局6回2/3で5失点という内容は決して誉められる内容ではないのだが、調子の悪いなりに修正して試合を作った部分に関しては流石石川といった印象も残った。7回に崩れてしまったのは頂けなかったが、石川に期待したいのは今日のような投球である。悪くてもそれなりにまとめてチームの勝利に貢献する。技巧派投手がプロの世界で長生きするために必要なものを見せてもらった気がする。

リリーフ陣も今日は各々がしっかり役割をこなしてくれた。江村はピンチでの登板となり、打たれれば一気に流れが傾いてしまう場面だったものの森野をしっかり打ち取って見せた。回跨ぎとなった8回にはエラーからピンチを招いて代わった秋吉が犠牲フライを浴びて1点を失ってしまったものの江村にしても秋吉にしても良く粘ってくれたと思う。2人とも絶大な信頼を置く訳にはいかないが貴重な戦力となってくれている。特に江村に関しては、ルーキーイヤーの昨シーズンの投球を見ていると今シーズンはそんなに期待できないと感じていただけに怪我から復帰してからの今シーズンの好投には驚いている。おそらくこれからは今まで以上に厳しい場面での登板が予想される。そこでどのような投球を見せてくれるだろうか?ボール自体は昨シーズンより間違いなくキレていると感じるだけに楽しみになってきた。

打線は6回にしっかりビッグイニングを作れたことが大きかった。先日の阪神戦で0アウト満塁から歳内に抑え込まれてしまった場面があったのだが、今日も同じような状況となり石川が三振に倒れた時におそらくヤクルトファンの皆さんは嫌な予感がしたのではないだろうか?阪神戦ではこのシチュエーションで山田、森岡が凡退してしまったのだが、今日は山田、谷内の連続タイムリーで3点を追加し、最後は川端がライトスタンドに飛び込む3ランホームランを放って試合を決めてみせた。素晴らしい攻撃だったと思う。最近こういう攻撃を見れていなかったのだが、ようやく打線が繋がった。やはり今年のヤクルトはこういう攻撃が一番の武器である。

ちなみに今日は3本のホームランが飛び出したのだが、いずれも素晴らしいホームランだった。4回の飯原の逆転ホームランはインコースの難しいコースを上手く腕をたたんで捉えた芸術的なホームランだったし、川端の3ラン、中村のホームランは見ているこっちも気持ち良くなるような豪快なホームランだった。3選手とも長打力もある所を見せつけてくれた。ナイスホームランである。

P.S 昨日のブログで2番ショート谷内に注目。ということを書いたのだが、今日の試合を見た皆さんの評価はどんなものでしょうか?4打数1安打2打点ということでいい場面で相手が嫌がるような渋いヒットを打ってみせた。やはり打線の中にこういうタイプの選手が1人はいても良いような気がする。今日は守備でも好守を見せてくれたようで今後に期待してみたくなる。明日の中日の先発は山井ということでヤクルトのショートは森岡が予想されるのだが、もしかするとそのまま谷内を起用する可能性もあるような気がする。小川監督はどのような選択をするのだろうか?

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村







コメント

  1. ケマル より:

    打線が好調ですね~
    バレと畠山がいなくてもそれなりに打っていた打線ですから、
    その二人が戻ってきてますます破壊力がましてます。

    投手陣は相変わらず不安ですが、このまま打ち勝つ試合を見せてほしいです。

  2. より:

    昨日の試合を見ていて畠山が復帰し岩村が落ちてベンチのムードも良くなった雰囲気があります。(若い選手は岩村に遠慮している感があったので)
    昨日の石川は良い部分と悪い部分が出ていた印象でした。
    毎回、石川を見てると打たれだすと手が真っ白になるまで異常なほどロージンを投球の度に付けて冷静さを失っているのがわかります、投球テンポも早くなり投げ急いでいるので球が高く浮いていまってます。以前、宮本が石川は「カッカッしやすい」と言ったのを思いだします。技術的には問題ないのでメンタル面を磨いてくれれば、もっと安定したピッチングを見せてくれると思うのですが・・・。

    あと谷内は昨日の試合で守備で2回ほど好プレーがありました、センター前に抜ける当たりを一回転して一塁へストライク送球した守備は宮本を彷彿する姿でした(森岡だと取っても悪送球かな)
    それと国学院大でキャプテンをやっていたのでリーダーシップも取れるし、こちらの記事にあるように考えて野球が出来る選手だと同様に思います。
    ちなみに打ち方が国学院大の先輩である巨人の矢野に似ていませんか?同じ大学は関係ないとは思いますが(笑)矢野みたいに信頼される選手になって欲しいですね。

  3. FIYS より:

    > ケマルさんへ

    本当にバレンティン、畠山が戻ってきて厚みが出てきましたね。今年のヤクルトファンはこういった大味な試合を楽しむことが出来ますね。

  4. FIYS より:

    > Kさんへ

    石川はある意味ピッチャーらしい勝ち気な性格なのでしょうね。そのエネルギーがあるからこそプロの投手になれた気もしますが、タイプ的に見てそろそろ相手をおちょくるくらいの余裕があっても良いのかもしれませんね。

    谷内は誰かのフォームに似ていると思っていましたが、確かに矢野に似ていますね。ただもう少し似ている選手がいたような気がするのですが…思い出せません…
    もしかすると谷内のドラフトでの指名はヒットだったかもしれませんね。

タイトルとURLをコピーしました