高津ヤクルトを噛み締める

2025試合結果


ヤクルト11-1広島

高津監督が率いるヤクルトスワローズを見ることが出来るのも今日の試合を含めて残り8試合のみとなった。ホーム神宮でのゲームという意味では、今日、明日、明後日の3連戦で終了である。一ヤクルトファンとして高津ヤクルトのゲームを噛み締めたいと思っている。
そんなゲームで打線が爆発し、投手陣は味方の援護を背にスイスイとイニングを重ね、11-1という今シーズンの中では珍しい大勝となった。こんな勝ちゲームはいくらあっても良い。

先発のアビラは、ストレート、ツーシーム、スライダー、チェンジアップ、カーブと多彩な球種を満遍なく投げ込むことでリズムを作り、広島打線を封じていった。良い時のアビラは、どの球種でも簡単にストライクを取れるため、自分のペースで投球することが出来ているように感じる。いずれの球種も基本的にはゾーンに集めながら打ち取ることが出来、時にストライクゾーンからボールゾーンへ変化するボールを有効に使うことが出来ている。内外角を広く使いながらチェンジアップ、カーブといった緩いボールも上手く使えるため、打者は的を絞りづらく、出来るだけ早いカウントで勝負したいという心理になるのではないだろうか?制球が安定している時のアビラは、球数も抑えることが出来るため、QSを達成する可能性が高くなる印象がある。
今日は、大量を奪った後の4回に少しヒヤリとする場面もあったのだが、それ以外は、危なげない投球を披露してくれた。シーズン後半になるとともにコンディションが整い、NPBの野球にも慣れてきたのではないだろうか?ランバート、バウマンの退団が濃厚との報道がなされる中で、このアビラはどうなるだろうか?今日のような投球が出来るのであれば是非ヤクルトに残ってもらいたいのだが…。

打線は、ここの所少し調子が下降気味である床田相手に初回からヒットを重ねてみせた。本来のボールのキレ、威力がない床田から初回にオスナのタイムリーヒットで先制点を奪うと、3回はオスナ、山田の連続タイムリー、古賀の犠牲フライ、アビラのタイムリー、並木のタイムリーで一挙6点を奪い、床田をKOしてみせた。明らかに床田の状態が悪かったという部分はあったと思うのだが、それにしてもよく繋がった。0アウト満塁のチャンスでオスナタイムリー、山田2点タイムリー2ベースと連続タイムリーが飛び出したことで一気にビッグイニングへと繋げてみせた。その後4回には古賀の犠牲フライ、岩田のタイムリーで2点を追加、8回にも北村恵のタイムリー2ベースと相手エラーで2点を追加し、11-1という大勝となった。
ホームランはなくとも先発全員安打となる16安打で11得点ということで気持ちの良いゲームになったのではないだろか?4番北村恵、5番オスナが猛打賞、並木、内山、山田が2安打、古賀が2本の犠牲フライと満遍なく各選手が活躍してみせた。

最下位であることに変わりはなく、ここから5位に順位を上げることもほぼ難しい状況ではあるのだが、高津監督が率いる神宮球場でのゲームは後2試合のみである。首脳陣、選手には最後までファンを楽しませてもらいたいし、私達ファンは、高津ヤクルトの勇姿を噛み締めるように目に焼き付るべきだと思っている。高津監督には最後の最後まで高津監督らしく戦ってもらいたい。

P.S 今日は村上が代打で登場し、しっかりスイングすることが出来ましたね、チーム状況的にも無理する必要はなく、コンディションをこれ以上崩すことなくシーズンを終え、来シーズンのメジャー挑戦に備えることが大切ですよね。




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