先発オーダーを考えてみよう

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今日から横浜スタジアムでDeNAとの3連戦が予定されていたのだが、今日のゲームは雨のため中止となった。火曜からの巨人との3連戦で連敗を喫し、ここまでの成績は17勝21敗1引き分けの借金4で首位阪神と7ゲーム差の5位となっている。開幕5連勝という最高のスタートを切ったものの、その後山田の離脱や村上の不振が長引く中でチーム成績が低迷し、一旦底を脱したようにも見えたのだが、ここにきて巨人相手にホームゲームで3連敗と乗り切れない状況が続いている。土日のDeNAとのゲームも今シーズンの相性とチームの現状から厳しい戦いになることが予想される。4月は好調だった投手陣も先発の駒が足りなくなる中で、リリーフ陣の負担が大きくなり、共倒れという状況に陥っており、ロースコアのゲームに持ち込むこと自体が難しくなり始めている。逆に打撃陣は、4月に比べれば得点力がアップしてきているのだが、今日は今一度、先発オーダーについて考えてみたいと思う。

山田が戻ってきたことにより、セリーグ連覇を達成した昨シーズンのメンバーが顔を揃えており、名前だけ見れば、非常にいいメンバーが揃っているように感じる。
昨年の基本オーダーは、次の通りである。
1番 センター 塩見
2番 レフト 山崎or青木
3番 セカンド 山田
4番 サード 村上
5番 ファースト オスナ
6番 キャッチャー 中村
7番 ライト サンタナ
8番 ショート 長岡
9番 ピッチャー

という形が多かったと記憶している。昨シーズンはサンタナが下半身のコンディション不良で長期離脱していたため、実際に数が多かったスタメンは別のオーダーだと思うのだが、上記の形が基本形と考えて良いのではないだろうか?
昨シーズンは、4番村上が三冠王を獲得するなど歴史的な成績を叩き出したこともあり、得点力が増えたという部分は間違いなくあるのだが、2番山崎の粘りや、オスナとサンタナを繋いだ中村のチームバッティング、意外な長打力を持ち合わせた長岡のフルスイングなどが上手く噛み合い「線」として機能した部分もあったように感じている。

続いて昨日のゲームのオーダーを見てみよう。
1番 センター 塩見
2番 レフト 濱田
3番 セカンド 山田
4番 サード 村上
5番 ライト サンタナ
6番 ファースト オスナ
7番 ショート 長岡
8番 キャッチャー 内山
9番 ピッチャー サイスニード

という並びである。相手の先発がサウスポーの横川だったため、2番レフトで濱田を起用し、体調不良で離脱していた中村が昨日も先発オーダーとしては外れていたという部分もあるため、ほぼ昨シーズンのオーダーと変わらない感覚でメンバーを組み込むことが出来ている。昨シーズンに比べて、いわゆる「ヤングスワローズ」と呼ばれる若手も力を付けているため、個人的には悪くないオーダーだと感じている。しかし、山田のコンディション不良による低迷と村上の不振がチームの得点力を多少なりとも下げてしまっている部分はあると感じられる。そこで今以上に得点力をアップさせるオーダーがあるのか?より繋がりやすくするオーダーはあるのか?という部分を考えていきたいと思う。
ところがである。個人的には、今のオーダーは、ある程度理にかなっており、これ以上のオーダーというものがあまり浮かばないのである。新オーダーということであれば、頭が柔軟なヤクルトファンの方々の方が斬新なアイディアが出るのかもしれない。もし「私はこのオーダーを推す。」というものがあれば、是非コメント頂きたいと思う。

それでは、私なりにオーダーのポイントを考えたいと思う。
①4番村上は固定。
②山田の扱いは、要検討。
③内山の起用頻度。


この3点くらいになるだろうか?
①については、村上の状態が上がってくるのを待ちたいと思う。4月よりは状態が上がってきていること、相手バッテリーが明らかに村上の攻め方に苦心していることを考えると大きなアクシデントがない限りは、4番村上で固定してもらいたいというのが私の意見である。ここを崩してしまうと、チームそのもの、打線そのものを作り直さなければならなくなるため、1試合単位で結果が出ることはあっても、シーズン通して考えればマイナスでしかないと考える。
守備については、正直不安が大きいのだが、スローイングに不安があるからと言ってファーストに村上、サードにオスナという入れ替えは、オスナのサードの守備力というものを考えると現実的ではない。私自身は、村上に関しては、打撃以上に守備の不振が気になるのだが、打撃同様状態が戻るのを我慢するべきだと考える。

②については、山田のコンディション次第だと考える。このブログでも何度も記してきているのだが、2016年シーズン後半以降の山田と2014年シーズンから2016年シーズン前半までの山田とでは、分けて考えなければならないと思っている。私の中で山田が最も輝いていたのは、2014年~2016年前半の時期だったと考えている。この頃の山田は伸び盛りの時期であり、飛ぶ鳥を落とす勢いで一気にNPB史上に残るプレーヤーに成長していった印象である。特にインコースのストレートへの反応が素晴らしく、相手バッテリーに投げるコースがないと思わせるような選手だったように記憶している。配球を読まなくても反応でボールに対応できてしまう、いわゆる「天才型」の打者だったのではないだろうか?しかし今の山田には、その頃のようなバッティングは難しくなっている。投手のボールに瞬間的に反応して身体を動かして、ボールを捉えるということが難しくなっているのではないだろうか?今シーズンは開幕直後こそ、身体のキレを感じたのだが、その後下半身のコンディション不良もあり、登録抹消となっていた期間もあった。今現在もかなり慎重にプレーしている様子が見られるし、高津監督も起用法に苦慮している様子が見られる。
何を言いたいのかというと、もし今のオーダーを大きく変えるということであれば、私は山田の打順を変更することを考えたいということである。山田は状態が悪くても四球をとる技術があり、ある程度出塁出来るということが武器となっていた。そこに走塁力の高さを合わせると、多少打撃不振でも3番や1,2番に置く意味は大きかったと思っている。しかし、今現在下半身のコンディション不良ということで、走塁に関しても以前のスピード感は失われている。そう考えると、これまでほとんどしてこなかったことではあるのだが、コンディションを見ながらではあるが、山田を下位打線に置くということは考えても良いと思っている。

③最後に触れておきたいのは、内山の存在である。ヤクルトには今や日本を代表する捕手となった中村がいるのだが、そんな中でも内山の野球センスの高さは評価されており、特に打撃という部分では、中村以上の能力を感じさせてくれることがある。だからこそ、キャンプ、オープン戦では外野手にもチャレンジさせ、実際に結果も残してみせた。シーズンに入って以降は打撃で苦しみ、一旦は出場機会が減りつつあったのだが、ここにきて、長所である打撃面で結果を残し始めている。中村の体調不良での離脱もあったため、出場機会が増えたという部分もあるのだが、もう一度、この内山の打撃に期待してみたい気持ちはある。今後も捕手に関しては、メインは中村で中村の休養日に内山か古賀が入る形が基本になると思うのだが、今の打撃の勢いを買うのであれば、もう一度スタメンでレフト内山という起用法もあって良いような気がしている。

以上の3点を踏まえて、先発オーダーを考えるてみたい。
①基本
1番 センター 塩見
2番 レフト 青木or濱田or山崎or内山
3番 セカンド 山田
4番 サード 村上
5番 ライト サンタナ
6番 キャッチャー 中村
7番 ファースト オスナ
8番 ショート 長岡
9番 ピッチャー

②山田を下位に入れる場合
1番 センター 塩見
2番 レフト 青木or濱田or山崎or内山
3番 ライト サンタナ
4番 サード 村上
5番 ファースト オスナ
6番 セカンド 山田
7番 キャッチャー 中村
8番 ショート 長岡
9番 ピッチャー

※1 中村の状態が戻ってくれば、6番中村、7番山田も「あり」。
※2 内山が捕手の場合は、7番長岡、8番内山も「あり」。


ということで、私の打順の組み方は、ほぼ高津監督をはじめとする首脳陣と同じということが分かった。やはりいじるとすれば、山田の打順と内山の起用頻度だと思っている。サンタナ、オスナがNPB3シーズン目となり、今まで以上にアジャストしてきている印象もあるため、コンディションさえ気を付ければ、今のメンバーである程度の得点は期待できると見ている。相手の先発投手を打ち崩して、主導権を握るゲームを多くしていきたい。

結果的に私は、斬新なオーダーを提案することが出来ませんでした。皆さんが推奨するオーダーがあれば、是非ブログでもTwitterでも良いのでアイディアを頂ければと思います。




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コメント

  1. sabo より:

    大筋考えは私も同じです。

    ①村上の四番固定
    これについては「まだ」四番固定で良いと思ってます。高津監督の「育てながら勝つ」という方針的にも村上の成長への試練と捉えます。ただしチームが低迷し下位に甘んじている状態だからこそ見守れる話であって、後半戦チームが首位争いやAクラス争いをしているときになっても村上がこの調子なら下位打線に下げるべきと思います。1シーズン丸々村上と心中には反対です。とはいえ交流戦あたりまでには調子は上がるでしょう。ちゃんと実績がありますから。それに村上をDHにさせて打撃に集中させても良いでしょう。山田のようにケガやコンディション不良ではないと思うのでそんなに心配はしてません

    ②山田の扱い
    6番か7番にすべきと考えます。コンディション不良の今の状態ですら山田以上のセカンドはヤクルトにはいません。変わりが居ないからこそ大事をとって試合途中で武岡らと交代させる、もしくはスタメンから外すことが増えました。(武岡が想像以上に奮闘してくれていますが)しかし点取り合戦になりがちな最近の試合の中で終盤のセットアッパーやクローザー相手に武岡たちの控え内野手が3番に入るのでは荷が重いです。一方、サンタナの代わりに入る控え外野手は青木濱田内山山崎とある程度攻撃力があります。オスナ村上サンタナをクリーンナップの方が終盤の打線のつながりが良いと思います

    ③内山の起用頻度
    まず中村の状態次第ではありますが、中村が戻っても今の絶好調を見ればスタメンレフトで起用したくなりますね。捕手としてもピーターズともベンチで揉めてそうだったのになんだかんだ結果を出してるし、内山をどう起用するかは高津監督の数少ない良い意味での悩みの種ではないでしょうか
    個人的には規定打席立ってどれだけの数字を残すのか見てみたい。雰囲気ありますよね。20本とか。


    結局私のベストオーダーは管理人さんと大筋変わりませんが

    1.塩見
    2.中村
    3.オスナ
    4.村上
    5.サンタナ
    6.内山(レフト)
    7.山田
    8.長岡
    9.投手

    かなぁ。
    2番中村はいつもの中村の状態ならって前提。
    私としてはポイントはオスナ3番。理由はフル出場するから。サンタナは代走守備固めあるので5番。山田を下げた理由は②の通り。レフトは山崎使うなら2番にしてもいいけど、他は2番向きではないと思うので6番で。


    中村のコンディションにまだ不安があるなら

    1.塩見
    2.内山(レフト)
    3.オスナ
    4.村上
    5.サンタナ
    6.山田
    7.長岡
    8.中村
    9.投手

    かな。あとは


    1.塩見
    2.サンタナ
    3.オスナ
    4.村上
    5.内山(レフト)
    6.山田
    7.中村
    8.長岡
    9.投手

    いつだったかサンタナ2番でしたよね。メンバー揃った今こそサンタナ2番面白いかも。2番サンタナに代走守備固めに山崎が入っても自然だし

    • fiys より:

      saboさんへ

      数パターンオーダーを考えて頂きありがとうございます。山田の状態によっては、下位に置いて、今オスナが担っている役割を山田に期待するということはあり得ますよね。そして内山がどの程度打撃で結果を残せるか?という部分にも注目ですよね。

  2. sabo より:

    高津監督もオーダーを変えてきましたね
    左の今永相手に右の一発がある打者を集めての一発攻勢は山田と村上のアベック砲で3点とったので成功と言ってよいと思うのですがそれ以外は度重なるチャンスを活かせませんでしたね
    うーん。噛み合わない…

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