石川踏ん張りきれず、連敗。

ヤクルト4-5阪神

阪神打線の調子の悪さに助けられた部分もあったのかもしれないが、石川が5回までは1失点と好投し、久々に勝ち投手になるチャンスが巡ってきたのだが、味方が逆転してくれた直後の6回に崩れてしまった。これで石川自身は6連敗で4勝9敗という数字になってしまった。

石川は苦手阪神、苦手甲子園ということで、私自身それほど期待はしていなかったのだが、初回は無失点で上手く立ち上がることが出来た。しかし2回に大山、高山、大和にいずれも初球を弾き返され、この回わずか3球で先制点を許してしまった。昨日も書いたのだが、この辺りが軽率なのか?それとも阪神スコアラーに研究されているのか?分からないが気になる失点の仕方ではあった。
しかしその後は阪神打線に得点を許さず、5回まで62球で1失点という理想的な投球を披露してくれた。しかし冒頭にも書いたように味方が逆転した後の6回に大山、中谷という阪神の若手にタイムリーを浴び、同点に追い付かれ、ここで降板となってしまう。タイムリーを打たれた大山と中谷の当たりは決して良い当たりではなかったため、多少不運な部分もあったのだが、ベテラン石川であれば6回まで何とか踏ん張り、勝ち投手の権利を得たまま降板してもらいたかった。
石川はこれで4勝9敗、防御率5.01という数字となってしまった。今シーズンに関しては、開幕に照準を合わせたようにハイペースで調整し、開幕投手となり、その開幕戦でしっかり勝ち投手となったのだが、その後は、チーム状態の悪さもあり、中5日、時には中4日で先発する試合もあるなど例年以上に負担が大きいシーズンとなっている。それだけにここから復調できるかどうか不安がよぎってしまう。一旦登録抹消して調整し直すと言うのも1つの方策だとは感じるのだが、チーム状態を考えるとやはりそれも難しい気がする。しかしこのままのローテでいくと次回は首位広島戦である。うーん。どうすれば良いだろうか?

リリーフ陣も石川のピンチを引き継いだ石山が何とか2アウトまでこぎつけたのだが、鳥谷の打席でワイルドピッチを犯し、逆転を許すと、続く7回には近藤が元同僚の糸井に決勝点となるソロホームランを打たれてしまった。
リリーフ陣は開幕から本当に良く投げてくれているし、今もっている実力は出し切ってもらっていると感じるのだが、層の薄さがもろに出てしまっている。数字も起用法も落ち着かない状況である。

打線は、3回、4回とチャンスで得点できず、岩貞の前に5回まで無得点で抑え込まれてしまうのだが、6回に山田、バレンティンの連打で0アウト2,3塁のチャンスを作ると荒木が左中間を破る2点タイムリー3ベースで逆転に成功すると、続く大引がスクイズを決め、もう1点追加してみせる。3,4,5番の3連打と大引のスクイズでの得点という事で、あっという間の逆転劇だった。
しかし結局投手陣が踏ん張れず、逆転を許すと阪神リリーフ陣を攻めあぐね、8回に藤井のショートゴロの間に1点を返すの精一杯だった。
久々に山田、バレンティンがつながったゲームではあったのだが、山田、バレンティンでチャンスメイクしてもその後のメンバーが迫力に欠ける部分もあるため大量得点には繋がらなかった。それでも山田、バレンティンがこのまま復調してくれば、得点力を上げる事は出来るかもしれない。7月4日~オールスターまでの9試合でどのような戦いを見せてくれるだろうか?

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コメント

  1. sabo より:

    惜しい敗戦。やはりスコアラーに配球を読まれているかもしれない
    ブキャナンくらいしか抑えられてない気がします
    こうなると井野の役割が重要になるかもしれないです
    あとは中村の復帰が近いのでそこでまた流れが変わるのを期待します

  2. つばくろまて より:

    鰹…これが今の精一杯の力なのかな?もうベテランとはいえ悲しい(涙)
    それよりも何で負け戦(僅差だけど)なのに継投でコンドールマンとるぅ木を使ったのか?ヤマテツとなかざぁ、かぜはるパパはいつ使う気なのか?結局たいちも3連投した結果で負け越したし…しゅうきちが壊れた原因分かってないのかな~?(涙)やっぱりすたぁ君先発で使うことが間違いで無いと思った今日この頃…

  3. trefoglinefan より:

     見学させるなら勉強させ甲斐のある投手に見学させればいいのに。中澤は今からでも学ぶべきことが多いということでしょうか。

  4. k より:

    この戦力で甲子園で1勝できたのは良かった方かなと思いますかね。
    石川はいつもの石川で6回3失点くらいなので今の打線が五点くらいとらないと今の石川は何度登板しても勝てる確率は低いでしょうね。それに今年は全体的に球が高いですね、球威ないので低めにコントロールが生命線なので石川にも問題ありますね(三連続初球からいかれてるのも西田のリードにも問題ですし高めにきた球を少々のボールでも石川の球威なら打ちにきてたので阪神の作戦でしょう)
    打つ方はスクイズありで攻撃的には四点取れたので、まずまずなのですが現状のリリーフ陣では接戦をものにするには厳しいでしょうね、誰か救世主的に防御率一点台のセットアッパーがいないとオールスター明けはもっと勝てなくなりますね(山中にしてもらいたいですが明日の先発になりましたね)。
    それと井野が抹消されましたが、やはり
    首脳陣の評価は相当低いのが分かりましたね、いくら活躍し頑張っても彼は緊急要因なのは少し可哀相ですね(現状なら西田より井野なのですが)
    AS明けは六連戦が続くので先発ローテの変更とリリーフ陣の再整備をしてもらいたいので、この9連戦で見極めをして欲しいですね。

  5. FIYS より:

    > saboさんへ

    井野は登録抹消ですね。怪我ではないですよね?

  6. FIYS より:

    > つばくろまてさんへ

    石川はこれが精一杯と言えば精一杯なのかもしれませんね。

    リリーフ陣の使い方は難しいですね。

  7. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    リリーフ陣の起用法は難しいですね。 

  8. FIYS より:

    > kさんへ

    このゲームということで言えば、打線はまずまずでしたかね?

    井野は怪我ではないですよね?

  9. 中国地方のスワローズファン より:

    6回の中谷のショートへの当たりは完全に併殺コースでしたよね?
    変なシフトのせいであれが抜けてしまうという考えられない事が負けに直結したと思います。
    坂口もタイムリー1本損しましたね。グリーン以外のランナーならホームイン出来ていたと思います。
    こういう細かいミスの積み重ねが負けに繋がるんですよね。
    普通にプレーしていれば勝てた試合を落とすのは今年これで何試合目ですか?と言いたい気分です。

  10. FIYS より:

    > 中国地方のスワローズファンさんへ

    6回の中谷のタイムリーは大引の守備位置が三遊間よりでしたかね?野球は確率のスポーツなので仕方ないと思いますが、ファンからするとイライラが募ってしまう事もありますよね。
    グリーンに関しても守備、走塁面に大きな課題がある事を分かって先発起用しているので「仕方ないかな。」というのが私個人の印象です。

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