ゲーム差通りの実力差

ヤクルト2-9広島

初回に先制点を奪ったのだが、山中が広島打線に打ち崩されてしまい、大きな見所もないままに7連敗となってしまった。元々の実力差にモチベーションの差、広島ファンの勢いも加わり、大敗を喫してしまった。あまりに勝てないので何を書いてよいのか分からなくなる。

先発の山中は、7月末の登板から連勝し、そのまま調子を上げてくるかな?と思っていたのだが、その後2試合続けて4回途中でKOされてしまった。今日は、初回に田中、菊池、丸の1~3番をわずか8球で調理し、このまま乗っていけるのでは?と感じたのだが、先制点をもらった後の2回に松山に同点ホームランを浴びてしまうとここからガタガタッと崩れていってしまった。會澤はカーブで上手く泳がせたようにも感じたのだが、打球はそのままレフトスタンドに飛び込む2ランホームランとなり、あっさり勝ち越しを許すと、3回には丸の犠牲フライで1点を追加され、4回は2アウトランナーなしから會澤、野間に四球を与えてしまい、ピッチャーの岡田に2点タイムリー2ベースを浴びるという最悪の内容で失点を重ねてしまい、ここで降板となってしまった。初回上手く立ち上がっていたのだが、その後はボロボロだった。山中はストレートのキレと相手打者との駆け引きで勝負をするタイプの投手だと思うのだが、少しでも投球のメカニズムが狂ってしまうと各打者に捉えられてしまう。テレビで見ているだけでは分からない部分が多いのだが、あれだけ打者に気分良くスイングされているという事は調子自体も良くなかったのだろう。もう1回先発のチャンスは与えられるだろうか?

打線も決して調子の良くなかった岡田を捉えるきることが出来ず、結局6回まで持たせてしまい、勝ち星まで献上してしまった。バレンティンに先制タイムリー2ベースが飛び出し、山田にも第21号となるソロホームランが飛び出したのだが、結局この2点のみに抑え込まれてしまった。山崎、藤井、奥村、西田と若手を抜擢し、少しでも経験を積ませようとする意図は分からないではないのだが、今の広島相手にこのメンバーでぶつかっても中々厳しいのが現実である。ペナントレースが取り残されるというのはこういうことを言うのだが、本当に厳しいシーズンとなってしまった。シーズン90敗がはっきりと見えてくる数字となってしまった。今積極的に起用されている若手選手はどういった気持ちでゲームに臨んでいるのだろうか?自分の役割を頭に入れながらプレーしたいタイプの選手ばかりだと思うのだが、チーム状況がチーム状況だけにそれが許されないような状況である。もちろんどの選手も3割くらい打てれば良いのだが、上記の4選手はどちらかというと脇役的にチームを支えるタイプの選手だと感じるため、こういうチーム状況では自分の武器を発揮しづらい状況にあるのではないだろうか?その中でゲームに出てどういったことを掴む事が出来るだろうか?来シーズンに向けてとにかく我武者羅にプレーする事が求められる。
そして今日は高卒2年目の渡邉が1軍の舞台に初登場した。代打で登場し、結果はサードフライに終わってしまったのだが、1年目、2年目と予想以上にイースタンの投手のボールに対応出来ているため、今後が楽しみな選手である。2歳年上の奥村が後半戦から1軍に定着しているし、同期の廣岡も昨シーズンの派手なデビューから期待されているのだが、この渡邉も非常に楽しみな若手である。切磋琢磨しながら、ヤクルトの将来を担う選手に成長してもらいたい。

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コメント

  1. 井野ファン より:

    来季はいの一番に強打者の補強が必要でしょう。
    バレンティンがいてもいなくても、パワー系の外国人を新たに獲るとか。
    真中監督が退団を宣言した以上、最も責任が重い三木コーチ、宮出打撃コーチには絶対に退いていただきたい。

  2. まるふく より:

    確かに、何だか今年はヤクルトだけ違うことをしているみたいでしたね。

    既に過去形です。

  3. k より:

    山中は甲子園・マツダ・ナゴヤドームや右に主力が多い相手には好投しますがホームの神宮は狭いので厳しいですね。相手に合わせながら登板させないと結果はついてきませんね。個人的には右に対しては結果は出てるので来季は中継ぎへの転換を願いたいですね(来週の巨人は右が多いで抹消は1週間待っても良かったのではないかと思うのですが・・・右の主力が多い巨人に対して変わりに成瀬では通用しませんね)
    この試合は初回からバントさせましたが坂口1番・山崎2番の時はしないのは何ですかね?迷ってる作戦参謀では機能しないですね、三木ヘッドもおそらくシーズン終了後は責任とって辞任しそうですね。
    それと渡辺を初めて見ましたが廣岡よりは広角に打つタイプですかね、ポイントが近いので大きいのより率を残したいのかなと(ヤル気ない山田をファーストにして渡辺をセカンドで1試合通して見たいですね)
    最後に試合前とかミーティングとかしてるのですかね??松山に打たれ過ぎですし先発投手のローテとか試合に対してのゲームプランとか考えて野球してるは思えないのですが・・・フロントが真中野球の継承と言ってますが高津二軍監督の内部昇格では投手陣は変化しても攻撃面や野手の意識は何も変わらないですね(2011年から衣笠社長になってからドラフト含めて野球の仕方も全て変わってしまったので、フロントの方針が変わらないと益々スワローズは魅力ないチームになってしまいそうですね)

  4. パイン より:

    山中は抹消されましたね。
    残った投手が安定しているわけではないので、まだ登板の機会は
    あるかも知れません。

    若手には自分の持ち味を生かすプレーを心掛けてもらいたいですね。
    山崎ならスピード、奥村は堅実でミスの少なさをアピール出来れば、
    一軍定着に近づけると思います。
    自主性に任せる野球では、適切な指示や指導を受けられているのか
    不安になりますからね。

    西浦など見ていると、際立った選手でもなかったのに、何故か2位指名
    され、華々しいデビューを飾ったことが災いして(?)育てるのか使うのか
    はっきりせず、今に至ってしまったように思います。
    大学時代は、単純に未完成とみていましたが、それを伸びしろという
    見方もあったのかとは思います。
    いずれにしろ、彼は技術的な裏付けを持てないまま、心理的にも不安を
    抱えてプレーしていて、未完成のままのように見えます。
    昨年、試合出場が増え、結果を残して、自信も芽生えたのでしょうが、
    昨オフにどれだけの上積みがされたのかは疑問です。
    ここで、自主性に任せず指導がされていればよかったとは思いますが、
    キャンプでも、WBCを控えた山田や話題の広岡以上に西浦が練習で
    目立つということはなかった印象です。

    山田のように自分から動ける選手は真中監督のもとで「やりやすかった」
    でしょうが、どちらかといえば受け身タイプが多いヤクルトの選手たちが
    効果的な練習するのに、自主性がプラスになるとは考えにくいですね。

    古田の時のような大人扱いとか自主性任せとかは、チームの充実した
    一時期にしか通用しないのでしょう。
    弱体化した過渡期に採用すれば、チームがバラバラになりかねません。
    優勝の翌年はともかく、今年は方針転換すべきでしたね。
    その持ち合わせがないから「勝つ自信がない」のでしょう。
    西浦のような自主性の被害者を、どう戦力にしていけるかということも
    強化のポイントかな、と思ったりしますね。

  5. sabo より:

    大引らベテランを起用したくても二軍ですら打ててない状況ですからね
    悲しいですがこれでベストメンバー

    選手は全員ヤル気あるとは思うんですよね
    ただ監督コーチスコアラーはどうか?なんだか既に燃え尽きてそうな
    なんとか一勝して欲しいです

  6. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    三木コーチ、宮出コーチも厳しい立場にはありそうですね。

  7. FIYS より:

    > まるふくさんへ

    「蚊帳の外」状態ですね。

  8. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですか。渡邉は楽しみな選手ですね。長打を打てる廣岡、率を残せる渡邉という感じでしょうか?

    フロントに関しては、小川SDになってからドラフトに意図を感じるようになったので、そこに期待したいのですが…

  9. FIYS より:

    > パインさんへ

    若手には自分の持ち味を活かしたプレーをしてもらいたいですよね。

    西浦については、パインさんがおっしゃるような部分があるのかもしれませんね。昨シーズン後半のプチブレイクを活かす事が出来ませんでしたね。監督交代を期にもう一度浮上できますかね?

  10. FIYS より:

    > saboさんへ

    消化試合になってしまっていますが、応援しているファンはいますからね。とにかく1勝してもらいたいですよね。

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