辛くも逃げ切る。投手陣の再編成はあるのか?

ヤクルト9-7DeNA

先日の広島戦と流れ的には似たゲームとなってしまい、8回近藤、9回石山の2人もDeNA打線に飲み込まれてしまった。それでも最後は石山が何とか試合を締めくくってみせた。試合のポイントが多すぎてまとめるのが難しいのだが、短くまとめてみたい。

投手陣に関しては、配置転換含めて再編成があるのか?という視点で振り返ってみたい。

カラシティー
・先発転向後結果を残してきたのだが、ここに来て失速気味である。自分のバットで自分を楽にしている事もあり、カラシティー登板日は多くの援護があるのだが、そんな展開でも勝ち投手になれなかったり、負けゲームとなってしまう事も目立っている。今日もこの展開であれば5回までは投げきって欲しかったのだが、4回1/3で降板となってしまった。「打てる投手」という魅力はあるのだが、もう一度リリーフに戻すと言う事もあり得ないだろうか?疲れが目立つ近藤、石山を支える役割は担えないだろうか?

ハフ
・5回途中からマウンドに上がったため、もしかするとロングリリーフをし、そのまま先発ローテに返り咲く可能性もあるのかな?と思ったのだが、5回のみで交代となった。リリーフでも中々結果が残せていないのだが、まずは今日筒香を打ち取ったように強打の左打者を抑える役割を続けていくことになるだろうか?

秋吉
・今日も冷や冷やさせられる投球となってしまった。負けているゲーム、4点差以上離れているゲームでしっかりイニングを喰ってもらう役割が精一杯だろうか?

梅野
春に比べてボールの質が良くなっていると感じる。ストレートでカウントを稼げるようになったのが大きい。今日はクリーンアップを完璧に抑え、プロ初勝利も転がりこんできた。勝った事を自身に繋げれば後半戦のヤクルトリリーフ陣の救世主となり得るかもしれない。楽しみな素材である。

近藤
・今日は佐野に3ランを浴びてしまったのだが、ここまで本当によく投げてくれている。防御率的にも3点台後半と言う事でリリーフとしては決して良い数字ではないのだが、それでも7回もしくは8回を任せていくしかないだろう。近藤を支える投手の出現を待ちたい。

石山
・ここの所逆転負けを喰らったり、一打逆転のピンチを招いたりと不安な投球が続いている。しかしクローザーに関しては、まだ入れ替えは出来ないと思われる。投げながら調子を上げてもらう他ないだろう。今シーズンのクローザーは石山である。

原も登録抹消され、ただでさえ枚数が足りないだけに簡単にカラシティーをリリーフに回す事は出来ないと思うのだが、リリーフ陣の序列であったり、枚数であったりは考え直す時期に差し掛かっているのかもしれない。星先発、カラシティーリリーフと言う事もあり得なくはないか?

打線はウィーランドから3回までに7点を上げてみせた。2回には宮本、中村、カラシティーと下位打線が繋げて2点を奪うと、青木にもタイムリーが飛び出し、一挙4点を奪ってみせた。3回はバレンティン、雄平、西浦、宮本の4連打で2点を奪うと坂口にもタイムリーが飛び出し、3点を奪ってみせた。その後は山田哲と谷内の犠牲フライによる2得点に終わってしまったのだが、終わってみればこの2点が大きかった。やはりランナーが3塁にいる場面で最低でも1点を奪うという事が大事だと言う事を改めて感じる事が出来た。
ルーキーの宮本は打撃も守備もまだ1軍でレギュラーを張れるレベルには到達していないかな?とも感じるのだが、状況を頭に入れてプレーできるタイプの選手のようである。今日はタイムリーに関しても四球に関してもいい仕事をしてくれた。この時期に1軍で経験を積める事はいいことである。

やはり下位打線が粘って繋ぐ事が出来ると得点量はアップしそうである。投手陣が苦しい中で打線には得点力アップが求められる。

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コメント

  1. 井野ファン より:

    ローテに入ってる先発陣は今のチーム事情を考えると、編成しようがないでしょうね。カラシティーは幸い打撃もよく味方の援護をもらいやすいので、最後まで先発になると思います。
    それよりリリーフを枚数増やす、代打の切り札を増やす編成を急ぐべきです。
    リリーフは中澤、村中あたりを上げられないのだろうか。
    藤井、谷内などにこだわるよりも、大松や大引を控えに入れてもらいたいです。
    また、大村を使わないのであれば、古賀を上げてここの所調子の上がらないブキャナンやカラシティーと組ませてみてはいかがと思いますね。

  2. k より:

    厳しい勝利でしたね。打線は毎日二桁安打って感じですが投手陣は毎試合二桁安打されていてチーム打率は1位なのに防御率はワーストで、これでよく勝ててるな印象です(一時期の西武みたいで、それより悪いですけど)
    投手陣の件ですがカラシティーはリリーフに回ってもあまり変わりないかなと、力んで投げるので制球が不安定なので私は先発で変化球でかわすピッチングをした方がまだマシかなと。
    ハフは中継ぎのままですね、先発はイニングも食えないと思うのと中継ぎに左がいないので。
    秋吉と風張は残念ですが敗戦処理ですかね、風張はコントロールアバウトなので怖いですし秋吉は自信がなくなっていますよね。
    近藤と石山に関しては今のままですね、ここを今さら変えたらそれこそシーズン終了になりますから打たれても行くしかないとと思います。
    唯一期待できるのは大下と梅野ですね、特に梅野は相手のクリーアップに対して真っ直ぐ投げても前に飛ばされてないので手元で来てるのでしょうね今のところ7回は梅野で同点では大下が得策かなと。
    あとできることは下から上げる新戦力に期待ですね秋吉か風張どちらか落として菊沢か蔵本どちらかですね、それと中尾の復帰しかないですね(中尾が戻れば中継ぎ8人してもらいたいですね)。
    次は石川ですが5回3、4失点くらいですかね、なので打たないと勝てないのですが相手が不調の今永なので打ち合いですね。
    今永は真っ直ぐの球威が昨年に比べたら全然ないのと防御率も7点台ですから山田やバレンティンには通用しないかなと(西浦にもチャンスあるくらい)それと左にも打たれてもいるので左に強い坂口・青木を抑えるのは困難でしょうね。ただ今のヤクルト投手陣では10点取らないと勝てませんね。

  3. 南国燕 より:

    お疲れ様です。
    疲れる試合で勝った気がしませんでした。
    管理人さん同様に近藤、石山は最終戦まで投げなければいけない感想です。8回の攻撃も田代、谷内は最低限をしただけでタイムリーで点をとらないと評価にならないでしょう。
    9回山田がマウンドに集まらなかったですね。顔に出る位怒りでした。背番号1を背負う行動ではない行為ですが、ベンチでの青木の表情にしても気持ち解ります。

    投手陣の雰囲気が悪すぎます。
    残り試合頑張ってもらいたいですね。

  4. sabo より:

    一番安心して見られるのが梅野という状況ですね(汗
    それでもこのカードは勝ち越し。広島戦もまともなら勝ち越してるので流れは良いはずなんですが絶対的な信頼をしていた近藤と石山がこうなると勝っていても安心できないですね

    かといって完投できる投手も、、、とにかく点を取って楽なシチュエーションにして近藤石山に繋ぐしかないです

  5. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    リリーフはようやく大下や梅野が結果を残しつつありますね。

    ベテラン勢はどこまで調子を戻せますかね?

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    この時期に大下、梅野が結果を残しつつある事は大きいですね。もう少し様子見ですが、楽しみな投手が出てきてくれました。

  7. FIYS より:

    > 南国燕さんへ

    山田哲がマウンドに集まらない場面があったようですね。山田哲なりの意思表示。チームの鼓舞の仕方であれば良いですね。おそらく気持ちが切れているわけではないと思います。

  8. FIYS より:

    > saboさんへ

    先発陣が元気になるまではとにかく打ち勝つしかないでしょうね。リードしていても貪欲に得点を奪いに行く姿が求められますよね。

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