2018ヤクルトのドラフト(1)

さて今年もドラフトの時期が近付いてきている。ということで毎年恒例となっているドラフトについての記事も書いてみたい。毎年ドラフト関連の記事に関しては、皆様からの反応も多く、それだけドラフトがプロ野球ファン、アマチュア野球ファンにとっての一大イベントになっている事を感じる。ヤクルトスワローズと言うチームもドラフトを中心にチームを作り上げて行く事が欠かせないチームだけに私自身もドラフトは注目せざるを得ないイベントとなっている。
昨年のドラフト関連の記事はこちらから→「2017ヤクルトドラフト指名選手

昨年の記事ではヤクルトのドラフトの個人的なポイントとして①野手中心ドラフト。②左投手。という2点を挙げさせてもらった。結果は皆さんご存知の通りで野手の指名人数は多かったが、左投手の指名はないドラフトとなった。この辺りのポイントは毎年自分自身が勝手に決めて書いているだけなのでどうでも良いと言えばどうでも良いのだが、今年もポイントを挙げてみたい。

今年のドラフトのポイントは…
①高卒野手と即戦力投手の指名人数と指名順位。
というポイントに絞ってみたいと思う。編成面のポイントという形になってしまいましたが、私はここに注目してみたい。
「高卒野手」と言う部分については、現在のヤクルトのストロングポイントになっているような気がする。畠山、雄平(入団時は投手)、川端、中村、山田哲を主力に育て、上田もある呈の戦力にはなってくれている。若手では奥村(ドラフト時は巨人、1年目オフに相川の人的補償で移籍)、廣岡、渡邉、古賀、村上辺りが着実に力を付けつつある。この流れは大切にしてもらいたいという気持ちがある。そして今のヤクルトの主力に30代半ばの選手が多い事が気になっている。特に外野はベテラン揃いで、この辺りでフレッシュな選手の登場を待ち望んでいる状況にある。昨年は清宮の外れ1位で高卒野手の村上の獲得に向かったのだが、今年も同様の方針で臨んで良いのではないだろうか?
まだプロ志望届けが出揃っていない状況ではあるのだが大阪桐蔭の藤原、根尾、報徳学園の小園辺りは1位、2位辺りで指名されるのではないか?と噂されている選手である。この辺りの選手を1位で入札する可能性はあるだろうか?個人的には高齢化の目立つ外野の枠に藤原が飛び込む事を願っている。高校3年間を通じて怪我に苦しんでいたと言う部分は不安要素ではあるのだが、走攻守3拍子揃ったプレーは高校生としては抜けており、プロに入ってどの選手も苦労する打撃についても木製バットに慣れれば早い段階で戦力になり得るだけの力を持った選手だと感じる。2年目や3年目でのレギュラー奪取も可能な選手だと思う。

即戦力投手に関しては、現代のプロ野球の流れ(リリーフ陣の負担増大)を考えると毎年1人は即1軍で活躍出来る投手を獲得しなければチーム作りが難しくなってしまうのかな?という印象を持っているのでポイントとして挙げさせてもらった。現在高い評価を得ていると噂されているのは東洋大の甲斐野、梅津、上茶谷、日体大の松本、東妻、青山学院大の河端、Hondaの斉藤辺りだろうか?

上位で高い評価を得ている即戦力投手の獲得に向かうのか?それとも将来を見据えて高卒野手の指名に踏み切るのか?と言う部分は今年のドラフトで非常に重要視される部分だと感じる。個人的には今のところ1位入札は藤原以外にないとの考えではあるのだが、1位で藤原が獲得出来なかった場合の外れ1位はどうするのか?1位で即戦力投手の獲得に向かった場合、2位以下でどのような高卒野手が指名されるのか?逆に1位で高卒野手を獲得出来た場合には、2位以下でどういった即戦力投手を獲得するのか?と言う部分に強い興味がある。

今年は時間がなく、まだまだドラフトの情報を集めきれていないため、これから出来る範囲で集めて、また記事にしていきたいと思っている。FIYSのポイントに対する意見、FIYSのポイントを考えた時に獲得を狙ってもらいたい選手、皆さんの今年のドラフトのポイント、好きな選手など様々なコメントを募集します。

今年も一緒にドラフトも楽しみましょう!

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コメント

  1. k より:

    若手外野手の補強は急務だと思いますがヤクルトの編成が藤原を1位で指名しないと見てます、過去にも横浜高校の増田や浅間を取らなかったしヤクルトには大阪桐蔭OBがいませんしね(普通なら藤原1位指名しますがヤクルトのドラフトは独自路線ばかりなので)
    なので投手だと思いますが原の後輩でもある甲斐野ですかね。
    ただ現実は競合になってクジだと、だいたい外れなので外れ1位を考えると個人的に今のところ、これだという選手が見当たらないですかね。

  2. sabo より:

    小川SDの手腕によるものなのか2015年からヤクルトはドラフトが戦略的になりましたよね。
    2015年は若返りを狙って高卒4人
    2016年は投手豊作年ということで大胆に投手5人(かつ高卒3人で若返りも兼ねる)
    2017年は素材型(高卒大砲、高卒投手、素材型大卒投手)と今の戦力に足りない即戦力型(社会人投手、社会人右打ち外野手、社会人捕手、大卒遊撃手)をバランスよく獲得しました。大下、蔵本という選択は意外でしたが……

    そして2018年は小川SDが監督復帰した影響が少し気になりますが伊東昭光編成部長はインタビューで高卒を3人から4人取って育てると答えているので期待してます

    さて八重樫編成体制から小川SD体制に変わってからはなんだかんだ楽しめているドラフトですが、気になるのが岡林洋一スカウト。。。
    しばしばネットで批判されてますが岡林に見る目が無いわけでは無いのです。中国・四国担当なのが悪いんです。……だから獲らなければいいのだけどでもなぜか岡林スカウト担当の選手を獲得することって多いんだなぁ(笑)

    もはやこれ以上は日本シリーズ優勝に導いた元・エース岡林洋一に恥はかかせられない。今度こそ当てさせてやる!!

    というわけで中国・四国から欲しい選手を挙げると市川(明徳)ですね。希少のサイドスローである市川を高津2軍監督がどう育てるのか見てみたいです
    あとは中山瞬(創志)も面白いかも。投手で148キロだし野手ならかなりの強肩ですね



    即戦力投手としては生田目(日通)を希望します。武田久コーチに鍛えられた今は緩急を効かせた先発完投タイプのタフネスになってるようです。イメージとしてはスタミナのある星みたいなピッチングみたいですね。DeNA東みたいな成績を残すイメージは無いですがしっかりローテーションを守れるのではないでしょうか?ただし問題は指名順位ですね。ウチの2位までに残っているかどうか……。スカウト評かが高いのか低いのかよくわかんないくらいあまり情報が無いんですよね(汗)

    高卒外野手については私も藤原は良いと思います……といいつつ野村大樹が良いような気がしてきています。選球眼が良くてポイントが後ろにもあるからギリギリまでボールを観れる。そしてフライボール打ちのフォームはまるでプロ仕様。もはや弱点は身長と顔だけ(笑)

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    確かに大阪桐蔭の選手の縁がないんですよね。以前在籍した水田くらいですかね?どちらかというと履正社との縁が強いですよね。

    これからどんどんドラフトに向けての情報が入ってくると思いますので、面白い選手が見付かるのではないでしょうか?

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    市川は私も注目しています。投げ過ぎによる勤続疲労は心配ですが…

    生田目は以前からsaboさんが推していましたもんね。

  5. sabo より:

    投げ過ぎの勤続疲労は恐いですよね。。。
    ヤクルトに限らず高卒投手(大卒もだけど)はプロに入ったら怪我してましたってパターンは多い。
    ドラフトで競合した安楽もケガだし、去年の話題の投手であった田浦もケガ。ウチの金久保は……2軍で1イニングしか投げてないってのはちょっと怖い(汗)
    今や将来のエース候補として期待を抱かせる投球を魅せてくれた高橋奎二も2年間ほとんどリハビリでした。ジュリアスは未だに投げられてないし。
    投手経験の浅い梅野は1年目から2軍で結構投げてますね
    そう考えると、投手経験の浅い選手の方が良かったりするのでしょうか?

    そういった視点からもオススメなのは杉山一樹投手(三菱重工広島)ですね。高卒社会人ですけど中学高校と投げ減らしてないです。そして伸び続けた身長はなんと194cm!球速Max153キロ!都市対抗の動画を観ましたがホントにデカいし、めちゃくちゃ速い!年齢も踏まえてなんでドラ1候補に挙がらないのかと思いました

    あと高卒外野手では森下翔太(東海大相模)が欲しいです
    走攻守ミートパワーどれも優れている上に選球眼が良いのはとても良いです。藤原を獲得できなければ必ず、獲得できても指名して欲しい選手です(顔も俳優の野村周平に似て可愛い笑)

  6. FIYS より:

    > saboさんへ

    投手は故障が付き纏うポジションですが、ドラフト時にその見極めをするのは難しいのでしょうね。

    杉山は最近よく名前を耳にします。しっかりチェックしてみたいと思います。

  7. 中国地方のスワローズファン より:

    久しぶりにコメントさせて頂きます。
    今年のドラフト1位は根尾で行って欲しいと思います。
    理由は西浦以外に安心して任せられるショートが不在だからです。
    現状でもし西浦が離脱してしまうと相当な戦力ダウンになります。

    西浦以外のショートは廣岡、奥村、谷内がいますが、廣岡は肩は強いけどショートとしての動きが窮屈に感じます。
    奥村と谷内はショートとしては肩が弱いです。
    上記の3人とも守備力で西浦を上回っていません。
    そして西浦も今年は頑張っていますが、後5年以上ショートで安泰と言える感じではありません。

    以上の理由から根尾を指名して欲しいです。

  8. FIYS より:

    > 中国地方のスワローズファンさんへ

    お久しぶりです。根尾は規格外の高校生ですよね。打撃を伸ばす、出来るだけ早く戦力にするということを考えれば外野をメインにするという手もありそうですが、体幹の強さとバランス、スピードを考えるとショートとして育ててもらいたい逸材ですよね。

  9. sabo より:

    今年はリーグ2位で終えられると考えるとドラフトの2順目が22番目、3順目が27番目に指名できることなりますね
    となると3人のポジションはほぼ自由に選べるのではないでしょうか

    私も高卒野手と即戦力投手に最低1人ずつ振り分けられるのは確実と思うのですが、もう一人有力な選手をどのポジションに振り分けるのか興味深いです
    一般的には即戦力もしくは1~2年で活躍の目途が出来る大社の投手だと考えますが、伊東編成部長の「3~4人は高卒獲得目指す」という言葉から3人目も高卒にチャレンジするかもしれません
    それにしたって投手なのか野手なのか読めない所があります
    特に高卒投手は来年に大物が集まっていることから今年に上位候補と評価されている高卒投手(引地、渡邉、勝又、柿木)が意外とギリギリ残る可能性あります

  10. FIYS より:

    > saboさんへ

    確かに1位~3位までの指名バランスは気になりますよね。素材型の高校生投手が3位くらいまで残る可能性もありますかね?

  11. sabo より:

    私が推していた高卒外野手である大谷がセガサミーに就職を決め、森下が進学を決めてしまいました
    正直なとこ、打つ守る走るの三拍子揃った外野手はもう藤原しか残ってないような、、、
    ヤクルトは間違いなく高卒野手を二軍で外野手として鍛えるつもりだと思うのですが、もし藤原を獲得できなかったらどうするか、、、
    ライトやレフト専ならいけそうな山下(健高崎)もしくは超素材系の万波とか?濱田は外野守備は上手いらしいですけど。
    ライトレフトは後から内野からのコンバートもしやすいので出来ればセンターとして育てたいですので身体能力の高い選手が集まるショート、例えば増田陸(明秀)を即外野にして育てるというアイデアもあります

    が、とりあえず藤原をなんとしても獲得したいですね(ヤクルト編成部がそう思ってるかは分かりませんが

  12. FIYS より:

    > saboさんへ

    高卒外野手でプロで成功する選手自体多くないですからね。内野手からのコンバート組も多いですし。私も藤原入札第一希望は変わりありません。

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