2018年戦力外選手

次の選手について、本日10月2日(火)、戦力外通告いたしました。

由規 投手、成瀬 善久投手、久古 健太郎投手、菊沢 竜佑投手、古野 正人投手、大松 尚逸選手、比屋根 渉選手、鵜久森 淳志選手
(東京ヤクルトスワローズ公式サイト引用)

プロ野球の世界は厳しい世界である。基本的に誰もチームを去らないシーズンはないのである。今年もこの時期になってしまった。今年は過去にそれなりに実績を残した選手の戦力外が多い印象である。一番の驚きは今シーズン育成契約から這い上がり8月には勝ち投手にもなった古野が戦力外になった事である。思った以上に肩の状態が戻らなかったという事なのだろうか?少しチーム編成のチグハグさを感じる部分もある。
それでは1人ずつ簡単に触れていきたい。

由規投手
・仙台育英高校時代から甲子園を沸かせたスター選手である。プロ入り後はMAX161キロ(当時の神宮のガンは甘めに感じた部分もあるが…)を記録した豪腕投手だった。球速表示だけの投手ではなく、ストレートの質、スライダーのキレも素晴らしく、2010年シーズン11年シーズンはしっかりと数字も残し、エースへの階段を順調に上っているように見えたのだが、その11年シーズンに右肩を痛めてからは、長きに渡る怪我との戦いに終始した格好である。2016年シーズンには1786日ぶりに勝ち投手になるなどようやく1軍のマウンドで投げられるようになったのだが、先発ローテを守るには至らなかった。
球団としてもこれ以上怪我に苦しむ由規に枠を1つ使うことは出来なかったのだろう。苦渋の選択ではあるが致し方ない選択だと感じる。そして由規は由規でようやく試合で投げれるようになってきたところであり、これからもリハビリとケアを続けて行けばもう少し投げられるのではないか?という感触を掴みかけている部分もあるのだと思う。球団が用意したポストを蹴ってでも現役にしがみつきたいという思いがあるのも当然の事だと思う。ドラフト時にも涙を見せたどこか弱弱しい印象もあったのだが、由規はやっぱり「野球人」である。本人が満足するまで足掻いてもらいたい。厳しい道が待っているとは思うのだが、これからも応援していきたい選手である。

成瀬 善久投手
・ロッテで一時代を築いた素晴らしいサウスポーである。しかしヤクルトにFAで移籍したときにはすでに怪我の影響から本来のストレートのキレが失われていた。球速は140キロに満たなくても空振りが奪えるのが成瀬のストレートであり、そのストレートがあるからこその成瀬だった。ストレートの輝きが失われた中で上手く技巧派に転身する事も出来ず、ヤクルトでの4年間は苦しみ続けていた。今シーズンは1軍登板もないまま終わってしまいそうなのだが、怪我のケアさえしっかり出来、技巧派にモデルチェンジする事が出来れば働き場所はあるかもしれない。由規同様厳しい道となりそうだが、何とかプロ通算100勝を目標に頑張ってもらいたい。

久古 健太郎投手
貴重な左のサイドスローとしてルーキーイヤーからチームのブルペンを支えてくれた。そのルーキーイヤーがキャリアハイの成績となってしまったのだが、左打者対策として多くの場面で登板を重ねてくれた。ここ2年は1軍での登板数が激減し、苦しい状況が続いていたのだが、そんな中で戦力外となってしまった。左打者の背中越しに放たれるボールは左打者にとっては驚異だったのではないだろうか?

菊沢 竜佑投手
・16年のドラフトで28歳という年齢で指名された異色の投手だったのだが、プロの世界ではこれと言って結果を残す事が出来なかった。ヤクルトがドラフト指名に踏み切った経緯に関して色々な噂もあるのだが、噂が本当だとするのであれば、今後はこういったドラフト指名は控えてもらいたい。オールドルーキーの選手には「超即戦力」として働いてもらわなければならないのだが、菊沢は即戦力になり得るだけの実力を持ち合わせていなかった。菊沢本人よりも球団の編成に注文を付けたくなる。

古野 正人投手
・冒頭にも書いた通り古野の戦力外には驚いた。16年シーズンに右肩を痛め、その後は育成契約となっていたのだが、今シーズンの7月末に支配下登録となり、8月には甲子園で勝ち投手にもなっている。先発としてまずまずの投球を見せてくれたのだが、このタイミングで戦力外となってしまった。何のために1年半育成契約を結んだのだろうか?おそらく右肩の状態が思った以上に良くないのだと思うのだが、見切りを付けるタイミングが「?」である。1161日ぶりに勝ち投手となった甲子園でのゲームがヤクルトスワローズでの最後の登板となってしまうのだろうか?

大松 尚逸選手
・アキレス腱の断裂という大怪我もあり、ロッテを戦力外となり、その後テストを経てヤクルトに入団した苦労人である。今シーズンは1軍で働くことはなかったのだが、昨シーズンは打率1割台ながらサヨナラホームラン2本と印象に残る活躍を見せてくれた。右足を引きずりながらプレーする姿はどこか痛々しくもあったのだが、自慢の長打力をヤクルトでも発揮してくれたのは嬉しかった。記録よりも記憶に残るヤクルトでの2年間だった。

比屋根 渉選手
・スピード自慢の外野手であり、2015年シーズンは比屋根が1番に定着してから打線のつながりが良くなり、チーム状態が上向くなど、リーグ優勝に貢献した選手でもあった。自慢のスピードを守備、走塁に活かしたかったのだが、こういうタイプの選手としては守備、走塁での凡ミスが目立つ選手でもあった。それでも今シーズンのヤクルトを戦力外となった選手の中で他球団で最も戦力になり得るのはこの比屋根だと思っている。環境が変わり、野球への意識が変わればまだまだやれる選手のはずである。そのスピードを活かしたいと考えるチームがあっても不思議ではない。

鵜久森 淳志選手
・ロッテを自由契約となりヤクルトに移籍して来た大松が左の長距離砲で代打として活躍すれば、右の長距離砲として代打で存在感を見せ付けたのが、日本ハムを自由契約となった鵜久森だった。今シーズンこそ早い段階で1軍での出場機会を失ってしまったのだが、その長打力を活かして、16年シーズン、17年シーズンは貴重な一打を放つ場面もあった。17年シーズンの代打満塁サヨナラホームランは忘れられない。

色々と書いてきましたが、本当にお疲れ様でした。現役続行を目指す選手、野球から身を引く選手とこれからそれぞれの道を進むと思うのですが、これからの人生も素敵な人生にしてください。ヤクルトスワローズの一員としてチームを支えて下さり、本当にありがとうございました。

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コメント

  1. sabo より:

    古野はここ最近二軍で調子落として打たれまくっているんですよね。また痛みが出てしまったとかかもしれません。

    今年比屋根に与えられた打席は2です。二軍では3割近い成績残してますから明らかに干してますね。じゃあ何で去年戦力外にしなかったのか?と感じます。
    対して武内は生き残りましたね。二軍では2割くらいしか打てないのに……。確かに一軍でホームラン打ちましたけど「まぐれ当たり」だったことは分かってるのに。何だかモヤモヤします。

    しかし一番の疑問はヤクルトの用意したドラフト候補のリストが72人だということです。これじゃあ6巡目で消化される可能性あります。6人では戦力外の数と合わないです。またトライアウトで拾うのか?それより社会人や独立リーグからでもいいから自前で見いだして育て上げるべきだと思います
    そのためにも最低100人はリストアップすべきでしょう

  2. k より:

    引退投手2名・投手5人・野手3人の戦力外だとドラフトでは投手中心かなと感じました、あとは他球団の戦力外の獲得も有りそうですね。
    由規:また肩の故障が再発したのかなと球団としては、よく我慢したと思うので杉浦もですがケガ人多いヤクルトでは試合を回せなくなるので、これ以上雇うのは無理でしょうね(楽天が獲得しそうですね)
    成瀬:ホーム神宮でこの球速では、もう無理ですから妥当な判断ですね(広い球場ならワンチャンスあるかもですね)
    古野:復帰して勝利したので意外でしたね、何かあったのかなと感じましたが理由が分からない戦力外はヤクルトたまにありますよね(彼も肩の状態と伸びしろがないと判断されたかなと)。
    久古:貴重な左サイドだったのですが、おそらく中澤がいるからと中尾の成長もあったなかなと(ただ左は少ないのでケガや病気が影響したのかなと)
    菊沢:これが一番よく分かりませんね、何の為に取ったのか???チャンスも与えずケガしてるのか情報もありませんでしたからね(年齢的な見切りだと思いますが・・・2年は早いですね)
    大松:年齢的に代打やファーストは厳しいですね畠山や川端がいますし村上を育てるなら左も足りてますからね(武内を残したので仕方なしですかね)
    鵜久森:チャンスはもらっていたので、もう少しやってくれるかなと思いましたが彼も畠山が代打として残ると出番がないかなと(外野の高齢化で若い野手が必要ですからね)
    比屋根:優勝に貢献したのですが、いかんせんミスとやらかしが多いので今の厳しい首脳陣やファンの信頼を得られないですよね彼はパ・リーグなら買い手がいるかなと戦力外の中では一番現役に残れるかなと感じますね。(やっぱりオンドルセク問題が響いたかなと)
    あとは外国人の去就だけなので第2弾の戦力外はなさそうかなと思いますが若い番号の選手がいなくなったので背番号の変更がありそうかなと(寺島・梅野・近藤あたりは変わりそうかなと)

  3. FIYS より:

    > saboさんへ

    比屋根は干されたと言うよりも青木の復帰や田代の奮闘もあって、中々1軍の枠に入れなかったということではないでしょうか?

    ドラフトは7,8人は指名しそうではありますが…6人で消化してしまう事もあり得ますかね…

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    そうですね。ドラフトでどういった投手に向かうのか?というのは興味ありますね。

    比屋根はオンドルセク問題が響きましたかね…まだやれる選手だと思うのでもう一花咲かせてもらいたいですよね。

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