2023ヤクルトのドラフト(3)

ドラフト


過去記事は下記の通り
2023ヤクルトのドラフト(1) | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
2023ヤクルトのドラフト(2) | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)

(1)の記事では、私が考える今年のヤクルトのドラフトのポイントを、(2)の記事では、今年評価が高い即戦力投手の獲得について書かせてもらった。

今日は、今年のドラフトのポイントには挙げなかったのだが、昨年のドラフト前の記事でポイントとして挙げさせてもらった「育成ドラフト」の活用について触れてみたい。
昨年の記事はこちらから→2022ヤクルトのドラフト(1) | ヤクルトファンの日記 (ysfan-nikki.com)
昨年は、2026年度からの守谷移転を睨んで、徐々に育成ドラフトの指名人数を増やす可能性があると見て、ポイントとして挙げたのだが、実際の育成ドラフトの指名は、橋本のみだった。そのため、今年のドラフトのポイントには上げなくて良いかな?と思ったのだが、今一度育成ドラフトへの参加について少し考えてみたい。

これまでもヤクルトは、育成ドラフトで大量に選手を獲得することはなく、最大でも2020年ドラフトの4名である。2020年までのヤクルトは、育成契約の選手も含めて、70人以内の保有人数でチームを運営していた。しかし、2020年のドラフト以降は、その70人縛りの中でのチーム運営ではなくなってきている。正直今のNPBの1軍、2軍の試合数の中で70人でチームを回していくことは非常に難しい状況になっている。ヤクルトは、今シーズンも2軍の試合で本職以外の選手が他のポジションを守ったり、DH制を使用できず、投手がそのまま打席に立つことがあった。またシーズン途中にユーティリティー性のあるフェリペを獲得するなどの対応が必要になる場面があった。過去には、現役を引退していた阿部や新田を育成契約で復帰させ、2軍のゲームに出場させることもあった。
怪我人が多くなってしまうと、上記のような状況が出てきてしまうというのが、ヤクルト球団の課題の1つとなっている。近年では、3軍制、4軍制を敷く球団も出てきており、球団間で選手の保有人数には差が生まれている。正直現在のNPBでチームを運営していく際には、支配下登録の最大人数となっている70人だけでは、上手くチームが回っていかない可能性が高くなっていると思う。先程触れた試合数の増加であったり、選手のコンディショニングを重視する考え(投手の負担軽減のための起用法が常識として定着してきたことなど)が70人ではチームを上手く回せなくなってきた要因ではないだろうか?

近年のヤクルトは、選手の総年俸も12球団で上位に位置するようになり、いわゆる人件費にお金をかけることが出来るようになってきている印象がある。おそらくは、2026年の守谷移転に向けて、育成契約の選手の人数は増やしていく方向にあるのではないかと予想する。だからこそ、昨年のドラフトで育成指名が1名のみだったことが意外だったのだが、この辺りにも何らかの事情が絡んでいると思われる。もしかすると現在の2軍施設の環境下では、そこまで多くの選手を保有できないといった部分があるのかもしれない(これまでも2軍施設の脆弱性については、課題として出ていたため。)。
そうなると守谷移転までまだ後3年という時間がある中で、今年も育成ドラフトで獲得する人数は少数になる可能性が高いだろうか?
しかしどこかのタイミングで育成部門を拡大していくことは考えていかなければならないと思う。これまでだったらドラフトで指名することを見送ったような人材を獲得して、自前で育てていくという方策を現在のNPBのレギュレーションの中で実施していくことが、今後のチーム力アップに繋るはずである。
これまで、ヤクルトが育成ドラフトで獲得した選手の中には、支配下契約を勝ち取った選手は何名かいるのだが、チームの主力、主軸として活躍したという選手は皆無であり、高校生の指名選手については、現状支配下契約を勝ち取った選手は1人もいない(指名した選手が3名のみという事情もありますが…)。この状況をどこかで打破する必要はあると思われる。2026年の守谷移転に向けてどんな動きがあるのか注目していきたい。

P.S ちなみに今年のドラフトで高校生を育成ドラフトで指名することは難しいのかな?というのが私の意見です。様々な選択肢(大学、社会人、独立リーグなど)がある中で、現在のヤクルトがまだ完成度の低い高校生を育成する環境があるかどうか?と聞かれれば自信を持って「Yes」と答えることは出来ない。獲得するとすれば、野球に飢えている、最後の勝負の場として強くNPB入りを願うハングリーな独立リーグ系の選手になるのではないだろか?




ドラフト最下位 (角川書店単行本)

新品価格
¥1,584から
(2023/10/3 13:38時点)




にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村

コメント

  1. sabo より:

    施設などの関係でヤクルトの総保有可能選手数と呼べるようなものはあるかもしれませんね
    去年育成ドラフトが野手1名だったのも戦力外育成再契約が計4名(近藤、山野、鈴木、沼田(巨人))がいたため容量満杯だったのかもしれません。唯一の野手も内山太捕手の代わりに捕手の橋本と考えれば合います。おそらく75名くらいが目安なのかもしれません

    今年も他球団の有望な戦力外投手(中川楓、伊藤翔あたりか?)の獲得によりドラフト枠も変わりそうですが投手1,野手1、捕手1くらいは獲得するかもしれません。
    私の見立てとしては高卒投手を育成指名する可能性はあると思います。これまでの指名傾向からすれば『育成ドラフト』というより『75名』に入るか吟味したのが育成ドラフトで指名した高卒や大卒選手なのかな。下、丸山翔、橋本を見ると数合わせではない何かがありそうな気はしますね(まだ結果は……ですが)。

    無論、独立リーガーも今年は良いのが居る。特に若いのが。ぜひ吟味して指名してほしい
    私のおすすめは

    山田 空暉投手(愛媛マンダリンパイレーツ)。投手志望だからか高卒で指名漏れしてましたけど投手でも本物だと独立リーグで示しましたね。高卒1年目で72.2回投げて防御率2.85ですからね。中日の藤嶋みたいに投手だと結構コントロールが良いんですね。

    下川 隼佑投手(新潟アルビレックス)。23歳。アンダースローで11勝1敗防御率2.38。スカウト記事も出るくらいには話題みたいですね。

    あとは157キロとか159キロとか言われる椎葉 剛(徳島インディゴソックス)ですよね

    • fiys より:

      saboさんへ

      もしかすると施設面で保有人数を絞らなければならない部分はあり得そうですよね。守谷移転に向けてどういった動きになっていくのか注目し続けたいと思っています。

      若さの山田、変則の下川、剛腕椎葉、皆面白い素材ですよね。

タイトルとURLをコピーしました