バレ2発も勝利は掴めず。DeNAの勝利への執念が上回る。

ヤクルト6-7xDeNA(延長12回)

ベテラン石川に多くを望んではいけないのだが、4回でマウンドを下りた時点でかなり厳しい試合になることは予想できた。リリーフ陣もこのメンバーで良く粘ったと思うのだが、最後はすでに駒を使いきっていると思われたDeNA相手にサヨナラ負けを喫してしまった。あのシチュエーションからのサヨナラ負けに関しては、打たれた星は反省しなければならない。バレンティンに2本のホームランが出ても勝てないのだからやはり「個の力」だけで勝ちを重ねることは難しい事を感じさせるゲームとなった。
4時間58分という長いゲームだったのだが、時間がないのでブログ自体は短めで。

石川に関しては、2回の3失点があまりにも痛かった。四球からピンチを招き、神里に先制タイムリー、細川に2点タイムリーを浴びてしまったのだが、抑えなければならないイニングだったと感じる。特に細川に浴びた2点タイムリーは余分だった。結局石川はソトにもホームランを浴び、4回4失点で降板となってしまった。仕方ないことではあるのだが、こうなると今のリリーフ陣で勝利を掴みきることは難しい。
高梨ー坂本ー平井ー梅野ーマクガフー久保ー星とこまめに繋いで、何とか延長12回まで同点で持ちこたえていたのだが、最後は星が試合を締めくくることに失敗してしまった。石山、ハフ、近藤の不在は大きくのしかかってきてしまう。今日のゲームでは石川が4回で降板してしまったことから高梨、マクガフは2イニングの登板となり、星も回を跨ぐこととなった。最下位に沈みながら投手陣の酷使が止まらない状況は非常事態である。
今日は高梨、梅野が同点打を許してしまったのだが、梅野に関しては今日で59試合目の登板ということであらゆるシチュエーションで投げまくってくれている。若手であるため多少無理が利く部分もあるのかもしれないが、来シーズン以降に響いてきそうで心配である。リリーフ適性の高い貴重な若手投手だけに登板過多は気になるところである。
最後にサヨナラ打を許してしまった星には大いに反省してもらいたい。2アウト1塁までこぎつけ、DeNAの打順も戸柱、細川、武藤という並びであり、ベンチ入り野手も山本祐1人を残すのみとなっていた。どの打者も決して主力ではなく、長打を警戒しつつ1つのアウトを取る事はこの場面を任されている以上必須だった。しかし今日の星は最後の1アウトを取る事が出来ず、戸柱、細川を歩かせてしまい、山本祐にはカウント0-2と追い込みながら3球目のスライダーを上手く合わされてしまった。DeNAの勝利への執念が上回ったと言えばそれまでなのだが、この失点の仕方は頂けない。

打線はバレンティンが2本のホームランを放ち、一旦は試合を引っくり返したのだが、バレンティン以外の主軸が沈黙してしまい、大量得点に繋げることは出来なかった。バレンティンが目立つからこそ山田哲を始めとする他の主軸の不調も目立ってしまった。青木3-0、山田哲5-0、雄平5-1、村上6-1という数字では、中々得点力は上がってこない。個の力で勝負しなければならない状況にある中で主軸にはどの打者にも爆発してもらいたい気持ちがある。山田哲の状態の悪さは気になるのだが、明日以降もう一度切り替えてゲームに臨んでもらいたい。

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コメント

  1. k より:

    優勝争いと目標を失ったチームの執念の差なんでしょうね。試合は12回の二死満塁で村上の初球のツーシーム引っ掛けたのは勝負早すぎですよね追い込まれるまで待てば結果が変わってきたかなと、10回の奥村から川端の代打や12回の上田から荒木の代打は結果論ですが、そのまま打たすとかスクイズやセーフティバントなどやった方がヤクルトらしさが出たのではないかなと考えてしまいました。
    あとバレンティンは横浜スタジアムで打ちますね、これで30本、打点も90近く行くと思うので来年の契約に大きく影響してくるでしょうね(球団がバレンティンに今以上の年俸を払うのは難しいと感じますね)
    それと星ですが現状1軍では厳しいでしょうね失点する形が追い込んでからの四球でランナー溜めて打たれるばかりですからね、コントロールないので真っ直ぐで押しまくる投球スタイルしか今の彼には無いのかなと感じましたね(星は回跨ぎで連投だったので可哀相な部分もありましたし、大下だけ残っていてなぜ彼だけ投げさせなかったのも不思議で、こう考えると投手コーチも責任は重いですね)
    石川は先週も打たれてましたから疲れでしょうね、少し登板間隔を空けて欲しいですかね。
    あと山田は途中交代した脇腹の影響で庇ってますよね、今の状態だと打てないでしょうから休ませてあげてもいいと思いますがチーム最高年俸ですから簡単に休養与えるわけにはいかないは難しい所ですね。
    ビジターですが3タテだと前回のお返しになるので1つは何とか取って欲しいですね、小川は先週の降雨コールドで運も味方したので少しでも長い回を投げてもらいですね、打線は青木・山田あたりが復調してくれると楽な展開になるのですが。

  2. タラちゃん より:

    哲人はケガ隠して試合しているのだろうね。
    ここまでコンディション悪いのなら、休ませても良いのかな?本人はトリプルスリー目指しているのだろうが、打率相当上げないとですし、
    どうなんでしょうね?

    星の件で、

    https://www.sanspo.com/baseball/news/20190828/swa19082823490007-n1.html

    小川監督ね。
    言いたい事わかるが、自分の感情でマスコミに間接的に怒るのはダメ。
    そして、結果で怒っている。
    怒る場所が違う。
    ストライク入らないところを、逃げているのか?制御できないのかわからないが、
    打たれるボールをストライク投げるなっていう発言したら、
    投手は投げるボール無くなってしまう。
    そして星本人もわかっている。
    直接言われればよいが、あとから新聞報道なんで反省しているところで塩を塗るようなことはしてはいけない。ダメ押ししたら。
    一歩間違ったら、イップスになるよ。こういう発言は。
    「使った監督が悪い」って言っておいて、あとで直接本人に言えば良いのに。

    たしかにストライク取れないから、取りに行って打たれる。最悪だが、
    ストライク投げないことには試合始まらない。
    言い方は違うと思う。
    点差や状況あるが、強打者で1塁空いているときは除いて、
    「基本ストライクどんどん投げる。打たれろ!」って言うべきかな?
    「ストライクは投げろ!でも打たれるな」は厳しい。
    ただし、ヒットはOKの、フォアボールとホームランだけは防ぐような配球や対応はできると思うけどね。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    山田哲は今シーズンほとんどの時間を万全とは程遠い身体状況でプレーしているのでしょうね。それでもごまかしごまかしプレーできてしまうのが凄いですよね。

  4. FIYS より:

    > タラちゃんさんへ

    小川監督のマスコミへの星への苦言は、小川監督らしくないですよね。いつも自分の責任と言って矢面に立つ監督ですが、今回はぶれましたね。

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